地下鉄人身事故で知った我が身の幸せ

会社帰りの時間。
会社の最寄り駅の地下鉄が人身事故で止まった。
さぁどうする。
ちょっとした危機管理能力ですな。

いくつか選択肢はあった。
まずバスは捨てた。
バス停は長蛇の列。
いつ乗れたかわかったものじゃない。

結局私が選んだのは、
2番目に近い駅まで歩いて、他の地下鉄に乗る迂回ルート。
結果から言えば正解だったようだ。

地下鉄が動くまで待ったとしたら最悪だった。
復旧には決断後、1時間以上を要した。

結果論で言っているんじゃないよ。
私なりの計算があった。
歩き→他の地下鉄→迂回。
これが一番確実に時間の計算ができるルートだったのだ。

普通に帰るより24分遅れで地元の駅に到着。
ま、これくらいなら「遅くなった」という感覚はない。
よかったよかった。

料金であるが、プラス290円がかかった。
正確にはモバイルSuicaの残金が290円減ったということか。
駅で振り替え乗車券をもらうという選択もあったが、あっさり諦めた。
改札は長蛇の列。
これが駅員さんがひとりひとり定期の内容を確認しているんですわ。
馬鹿ですよね。
効率的にも信用的にも、
確認せずに振り替え乗車券を来た人全員に配ればいいと思うのだが、
さすが東京都の経営だけあって、頭が固い。

人身事故。
運転中止の時間の長さから推察すれば、
明らかに死亡事故である。
私はたかだか24分の遅れと290円の追加出費をしただけで、
ぴんぴん元気だ。
この幸福に感謝し、手を合わせたのでありました。

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