アニマルカム通信

ヒト(まつやま)とイヌ(こんブ)の日常

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クラウドファンディング

2017-06-18 07:42:09 | 日常
数ヶ月前のこと、元SONYの技術者達が骨伝導技術を用いたハイレゾ対応のイヤホンを商品化するために、クラウドファンディングを始めたというニュースをネットの情報サイトで知りました。
骨伝導技術を用いたイヤホンというものはすでに商品としていくつか発売されているのは知っていたものの、そのどれもが音質的にはイマイチみたいなことも聞いていたので、気にはなるけど購入しようとはなかなか思えませんでした。

そもそも骨伝導って何か?と言いますと、鼓膜を使わずに骨を伝ってくる振動を音として認識する技術。
この技術を用いれば、耳の不自由な人でも音楽を聴くことができちゃうのだそうです。

私がクラウドファンディングに参加した頃にはすでに出資額は目標額に達していまして、商品化は確実となっていたので唯一価格の安い状態で買えますって状態。
その後も出資者というか購入希望者は続々と増えて、最終的には出資額は一億円を超えたのだとか。
技術もすごいけれどデザインもオシャレ、価格もコードレスバージョンでなければ一万円以下で

リモコン及びマイクまでついてる状態だから良心的と言えるんじゃないかな?
(マイクはこのリモコンの裏側に穴が一カ所あけられていまして、そこなのだそうです。)

耳の下部分にクリップを挟むのですが、クリップ先端のシリコン部分は

小さいものから

大きいものまで

カスタマイズ可能な交換品が付いているので、これだけあればどんな耳の形してる人だって装着可能なのだと思います。


いざ使ってみた感想としましては・・・

まず、驚いたのがどっちが右耳用でどっちが左耳用ってのが書かれてない点。
鼓膜で聞くんじゃなくて骨への振動で音を感じるものだから、左右はどっちでもいいみたい。
作りは基本的に軽量なプラスチック製ですから高級感こそあまり感じられないものの、シンプルで無駄のないデザインがいかにも元SONYって感じ。
(パッケージのオシャレさもSONYっぽいです。)

肝心の音は?と言いますと、もちろん密閉型のヘッドホンやイヤホンとは違って外の音がまる聞こえ(鼓膜に聞こえるのは音楽ではなく生活音な訳ですから、当然ですよね)ですから、イヤホンから伝わる音自体は最大音量にしても若干小さめな感じ。
なので、低音でズンズン響くような音楽が好きな人には物足りないでしょう。
とはいえ音質はすこぶる良くて、繊細な楽器の音色もバッチリ聞き取ることができます。

心地いい音量の音楽をBGMにしながら他人と会話したり、全く普段通りの日常生活をおくることができる、そういった使い道ができちゃうのが本商品の元もユニークな点。
ちなみに、当然のことながら「音漏れ」はほとんどないですから、他人に迷惑をかけることがほぼゼロってのも良いですね♪

以前に購入した「水掃除機」は元SANYOの社員さん達が作った商品で、今回は元SONYの社員さん達が作ったもの。
大企業の業績に縛られないものづくりの環境が、ネット中心の社会のおかげで以前よりは実現しやすくなってきたのかな?
今後も才能ある技術者による、こだわり抜かれた新商品の登場に期待しています!