優厳 × 赤鬼通信

社会参加活動の支援を目指す「なんちゃって社会貢献チーム」の、「優しく厳しい遊び場づくり」の迷走過程を記して行きます。

ちっちゃな跡

2008年07月21日 | Weblog
 今日も一日、ご苦労様でした。7月に2つ、大きな意図を持った行事をやれましたこと、感謝します。ここしばらく虐待と表現するに相応しい問題にガッチリと向き合っており、そこに端を発して、肢体不自由の成人をケアできるようなプログラムを続けてます。難しいことは私が考えるにして(笑)、「『楽しさ』を共有できること」を、集まってくれた皆さんと共に作れたこと、とても感謝してます。今日は参加してくれた母親も大いに張り切ってましたが、家族が安心できて託せる機会を用意できることもまた、大きいと思ってます。
 今のところ、秋には、どういった形かで、料理に専念することなく、自然の中を動き回るようなオリエンテーリング的な趣を取り入れた何かを、やれればなー・・とか考えてます。まぁ、今後は通常のボランティア活動とは別の「社会貢献活動」というウィングへの展開も含め、また力を貸していただければ幸いです。
 とりあえず、お疲れのことと思いますので、ゆっくり休んで明日を迎えてください。ありがとうございました。

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 実は、行事活動プログラムに「家族」が入ってくると、温度が微妙に変わることがある。良い方向へ作用するか、それとも、そうとも言えない方向か・・・見極めが必要になる。でもまぁ、今日なんかは、確かに母親が息子の傍から離れなかったような部分も大有りだったんだけど、別に息子も特に抵抗があった様子もないし、逆に我々が母親の火起こし・調理・片付け、全作業で勢いに相当押された・・・という面があったとしても(笑)、お母ちゃんがあんなに張り切って楽しそうだったんだから、良かったよなーと思うわけですね、単純に。
 ちなみに、その母親の息子とは、帰りにちょっと近況も含めて話をしたんだけど、事故に遭って丁度10年、私に会って6年になるんだけど、御丁寧に「あの奇跡的な出会いから、6年経ちました」とかって言われて、あらま、スゴイ言われようで恐縮しちゃいます・・・ってな感じです。

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 繋いでいくこと、実はすっっごく難しい。ちょっと時間が空いたとしても、少しずつでも繋いで行ければ、どうにかなったりする。どうなったりもしないことだとしても、それが支えに・・そんな大袈裟なものじゃなくてもいいけど、意味のあるものになってたりする。誰かの人生の片隅に、自分の役割が与えられるなんて幸運は、実はそうそうあるもんじゃない。
 でも、今日一日の我々の活動が、彼ら彼女らにとって、しばらくぶりに外に出たり、誰かに声を掛けられたり、みんなで笑ったり・・・そんなちっちゃな跡になれば、随分な幸運なことですよねー。