<正義が、必ずしも人を幸せにしないことは、大抵の人は身に染みて実感している。だから正義であろうと思われることを為そうとする場合でも、それが正義であることを誰もが理解していたとしても、そこに向かって真っ向から進めないようなことが多々ある。
さて、我々は、ではどうする? 「シルバー、おめぇなら、どうする?」・・である。>
* * * * * * * * * *
関東の名高い大学院で苦労してるヤツが立ち寄って中々面白い話をしてったので、今日はその話をしようとも思ったけど、話には常に優先順位がある。学問上の論議に終始してる「分野に細分化することが好きな高学歴な方々」の四方山話よりも、もっと大事なのはリアリティのある事実である。
なので、「野外炊飯でパンを焼くのに夢中になってた段階で、切られたと思ってました」という君の話は、また次回に。大丈夫、お前はあの「グラウンドでキャッチボールしてる空気」を体感して、今もなお考え続けているんだろ。分野括りなんて、クソ食らえだよな(笑)
いつも言ってる通りです、「見切っても、見捨てない」し、「追放しても、戻ってくれば、いつでも受け入れる」って♪
* * * * * * * * * *
ということで午後、優秀な大学院生(教育と心理を学ぶ人たちは、永遠に私から嫌味を言われるのを受け入れてください☆)と別れた後、連絡が舞い込んで来た。福祉サービス運営適正化委員会から、であった。
どうも、ずっと追っている施設を辞めた利用者のことで、とある養護学校の進路指導担当の先生より、「施設長から虐待を受けた」旨の相談が来たので、そろそろ見逃してもいられなくなった、ようである。
とりあえず、電話だと伝わらない可能性があるので、直接乗り込んで話をしに行く。積み上げて行く以外に、前に進む術はないのだ。
「うちの方でも、議題に挙げてみようと思いますので・・」との言葉に重ねて、「でも調査とかが入ると、どっちに転ぶか分からないところもあるんですよね、良い方へ転べばいいんですけど・・」とかっても言われる。うーん・・・・・まぁ、ちょっとだけ進展があったかなと思いつつ、職場に戻る。
夕方、すっげーやかましいボランティア学生が印刷機を使いこなせずに、いつまでも騒いでるのを一喝し、ちょっとした決意を持って、某市の職員名簿から市役所本庁の福祉課へ電話をする。時間外、既に19時近い。名前は言えないのですが、某区で虐待に近い問題処遇を受けている利用者から相談を受けてまして・・・
「『○○の○』って施設ですか? 先日、A養護学校の卒業生が虐待を受けているという相談があったので、福祉サービス運営適正化委員会を紹介しましたが。」
いや、その子ではなく、うちはB養護学校の卒業生で、1名は辞めて、1名はまだ在籍してます。問題処遇の例としては・・・と、こちらで押さえている状況、これまでの施設側の処遇、そして打つことができない理由について一通り説明する。
で、福祉サービス運営適正化委員会からも同じことを言われたのだが、市福祉課の施設担当も「3名という数は多いので、これは何かしらの手を打たねばならない」、と。いろんな方面から、この施設での処遇が口上に上がっている。でも、明確な対応は、結局無かったというわけだ、やはり。
「行政サイドとしては、やる以上、根拠と事実を持って当たらねばならないので、できれば名前を出してもらわなければ何をするのも難しいので、まずはどのような状況なのか、書面で提出してください。」
名前を出して説明すれば、きちんと調査なり対応をしてくれますか? 確かに名前を挙げるリスクはあるのだけど、真っ当なことがなされていないことを見逃すのは、もっと問題なわけですよね。こちらでも、傷んでる家族の立場とか方針とかもあるので、自分のところで話をして、その上で家族にとってどうするのが一番いいのかを考えてもらって、その意思に基づいて、対応しますので。
どの相談もそうだけど、本人であることが分からないように調べてほしい・当たってほしい・・・という声が聞かれる。でも、ある一定の線を越えたら、きちんと打たねばならない。
ようやく、行政が腰を上げた。これから、もう一勝負である。受話器を取り、家庭へ、「楽しさを取り戻そう×野外炊飯活動」の際の待ち合わせを確認した後、今日各所でなされた話を伝える。
「今、返事をすぐにしなくて構いません。大事なことなので、ゆっくり家族で話をして、一番いいと思う方法を教えてくれたら、それを採りますので。」
* * * * * * * * * *
電話が繋がる。
今日、ひとつ突破したんだけど、
あれだよな、
安全と安心を確保するのが「福祉の仕事」なのに、
「あっちはダメだったけど、こっちは大丈夫だよ」とかって
口にしなければいけないのって、なんだかなー・・・・
でも、「安全と安心を確保するのが『福祉の仕事』」って言葉、
ちょっとつらいです、聞くの。
そりゃ、お前が体張って、それを守ってるからだろ。
お前らが守ってるからこそ、
俺らも「真っ当な」もののために、
しっかり戦わなくっちゃ・・って思うんだからさ。
さて、我々は、ではどうする? 「シルバー、おめぇなら、どうする?」・・である。>
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関東の名高い大学院で苦労してるヤツが立ち寄って中々面白い話をしてったので、今日はその話をしようとも思ったけど、話には常に優先順位がある。学問上の論議に終始してる「分野に細分化することが好きな高学歴な方々」の四方山話よりも、もっと大事なのはリアリティのある事実である。
なので、「野外炊飯でパンを焼くのに夢中になってた段階で、切られたと思ってました」という君の話は、また次回に。大丈夫、お前はあの「グラウンドでキャッチボールしてる空気」を体感して、今もなお考え続けているんだろ。分野括りなんて、クソ食らえだよな(笑)
いつも言ってる通りです、「見切っても、見捨てない」し、「追放しても、戻ってくれば、いつでも受け入れる」って♪
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ということで午後、優秀な大学院生(教育と心理を学ぶ人たちは、永遠に私から嫌味を言われるのを受け入れてください☆)と別れた後、連絡が舞い込んで来た。福祉サービス運営適正化委員会から、であった。
どうも、ずっと追っている施設を辞めた利用者のことで、とある養護学校の進路指導担当の先生より、「施設長から虐待を受けた」旨の相談が来たので、そろそろ見逃してもいられなくなった、ようである。
とりあえず、電話だと伝わらない可能性があるので、直接乗り込んで話をしに行く。積み上げて行く以外に、前に進む術はないのだ。
「うちの方でも、議題に挙げてみようと思いますので・・」との言葉に重ねて、「でも調査とかが入ると、どっちに転ぶか分からないところもあるんですよね、良い方へ転べばいいんですけど・・」とかっても言われる。うーん・・・・・まぁ、ちょっとだけ進展があったかなと思いつつ、職場に戻る。
夕方、すっげーやかましいボランティア学生が印刷機を使いこなせずに、いつまでも騒いでるのを一喝し、ちょっとした決意を持って、某市の職員名簿から市役所本庁の福祉課へ電話をする。時間外、既に19時近い。名前は言えないのですが、某区で虐待に近い問題処遇を受けている利用者から相談を受けてまして・・・
「『○○の○』って施設ですか? 先日、A養護学校の卒業生が虐待を受けているという相談があったので、福祉サービス運営適正化委員会を紹介しましたが。」
いや、その子ではなく、うちはB養護学校の卒業生で、1名は辞めて、1名はまだ在籍してます。問題処遇の例としては・・・と、こちらで押さえている状況、これまでの施設側の処遇、そして打つことができない理由について一通り説明する。
で、福祉サービス運営適正化委員会からも同じことを言われたのだが、市福祉課の施設担当も「3名という数は多いので、これは何かしらの手を打たねばならない」、と。いろんな方面から、この施設での処遇が口上に上がっている。でも、明確な対応は、結局無かったというわけだ、やはり。
「行政サイドとしては、やる以上、根拠と事実を持って当たらねばならないので、できれば名前を出してもらわなければ何をするのも難しいので、まずはどのような状況なのか、書面で提出してください。」
名前を出して説明すれば、きちんと調査なり対応をしてくれますか? 確かに名前を挙げるリスクはあるのだけど、真っ当なことがなされていないことを見逃すのは、もっと問題なわけですよね。こちらでも、傷んでる家族の立場とか方針とかもあるので、自分のところで話をして、その上で家族にとってどうするのが一番いいのかを考えてもらって、その意思に基づいて、対応しますので。
どの相談もそうだけど、本人であることが分からないように調べてほしい・当たってほしい・・・という声が聞かれる。でも、ある一定の線を越えたら、きちんと打たねばならない。
ようやく、行政が腰を上げた。これから、もう一勝負である。受話器を取り、家庭へ、「楽しさを取り戻そう×野外炊飯活動」の際の待ち合わせを確認した後、今日各所でなされた話を伝える。
「今、返事をすぐにしなくて構いません。大事なことなので、ゆっくり家族で話をして、一番いいと思う方法を教えてくれたら、それを採りますので。」
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電話が繋がる。
今日、ひとつ突破したんだけど、
あれだよな、
安全と安心を確保するのが「福祉の仕事」なのに、
「あっちはダメだったけど、こっちは大丈夫だよ」とかって
口にしなければいけないのって、なんだかなー・・・・
でも、「安全と安心を確保するのが『福祉の仕事』」って言葉、
ちょっとつらいです、聞くの。
そりゃ、お前が体張って、それを守ってるからだろ。
お前らが守ってるからこそ、
俺らも「真っ当な」もののために、
しっかり戦わなくっちゃ・・って思うんだからさ。