滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

F1 トラクション・コントロールなしでは危険?

2008年02月11日 | F1
2008年からトラクション・コントロール(以下TC)が禁止になります。先頃デイビット・クルサードとジェンソン・バトンが、意見を同じくする多数のドライバーを代表して、TCがなくなった時の危険性についてFIAに懸念を表明し、併せてTC禁止の撤回を求めました・・・。

TC禁止はウェットレースで不必要な危険を増大させる悪法と考え、公の場でこれに反対したわけです。デイビット・クルサードが具体例として挙げたのは昨年の富士の話で、「アロンソはTCがあったのにアクアプレーンに見舞われた--エレクトロニクスは十分なサポート機能を果たせなかった。TCの禁止により、ああいう事がもっと頻繁に起きるだろう。」と・・。
そして、さらにジェンソン・バトンが「ウェットレースだけは、TCがないのが心配だ。危険が大幅に増すだろう。TCがなければ富士ではレースができなかったはずだ。」とも・・。

彼らの根底にあるのは、危険と名のつくものは、全て排除しようという硬直した考えなのでしょう・・。「F1は危険なままでいい」などと言う人は誰もいないでしょう。問題は、危険を回避するために道を踏み外してもいいのか、という議論なのです・・。
幸いなことに、FIAはこの要請をあっさり退けました。マックス・モズレーは、その理由をこう説明しています。「TCがあってもなくてもコントロールミスは起きる。TCがあればハイスピードで、なければそれより低いスピードでスビンする。それだけのことだ。」

また、キミ・ライコネンはこう言っています。「TCがあろうがなかろうが関係ない。TCレスのF1が危険だと思うのならレースに出なければいい。」と・・、これぞF1ドライバーのあるべき答えでしょう。おそらく、過去の名立たるF1ドライバーたちは、同じように答えたでしょうから・・。
私だけではなく、F1ファンの大半は、TCを禁止することでドライバーの技量がよりクローズアップされると考えているにちがいないのだから・・・。





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