滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

ローテーブルのデザイン

2009年06月28日 | 家具・照明
梅雨だと言うのに天気のいい日が続いていますね・・。おかげで日中に現場に行くと汗だくになってしまいます。(工事現場にとっては、天気のいい日が続く方がいいのですけどね・・。)、でも今週の予報は雨マークが多いようなので、いよいよ梅雨本番となるのでしょうか・・・。

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という事で、私は先日お話した「SAINENJI-プロジェクト」のローテーブルデザインをスタディしているところです・・。すでに1つデザインを考えたので、現在家具屋さんにそのタイプの見積りをしてもらっているのですが、また違うタイプのアイディアが浮かんできたので簡単な模型を作っていろいろスタディしています。

今回考えているのは、ソファ用のローテーブル(食事はしない/お茶をする)なので、通常ならテーブル高さは40センチ程度まで(38~40センチが標準)ですが、もう少し高くして42~45センチぐらいにしようと思っています。
と言うのは、お施主さんの要望もあって(私自身もそう思うのですが・・)、ソファの座面高さを通常より高くしてソファの奥行きも浅くするつもりなので、ローテーブルもソファに合わせて少し高くしようというワケです・・。

座面が低くて奥行きがあるソファの方がデザイン的にはいいのですが、どうしても長時間座っていると疲れてくる(しんどくなる・・)ので、どうせ造るのなら・・そのあたりの問題も解消しようという事でお施主さんとの意見が一致しました。
(最近では、既製品のソファでも座面が高い目で座りやすいものも多くなっていますけどね・・。)

それで・・ローテーブルデザインの話に戻りますが、今スタディ中のタイプは、私が家具の扉などによく使う開口型の引手のデザインをローテーブルのトップ材や脚の部分に取り入れようというものです。トップ材の開口部の底には強化ガラスをはめ込んで物が落ちたりしないようにします・・。(そうすれば、ボールペンや眼鏡ケースなども収納できますしね・・。)

ただ、この形状のデザインだとローテーブルの強度上の問題があるので、スチール製のフラットバーなどを内臓して補強する必要があるでしょうね・・。その場合、面材を何にするか・・なのですが、得意のホワイトバーチ合板を使ってスチールのフラットバーを挟み込むという方法も1つですね。(当然・・このデザインだと小口のストライプはそのまま見せたほうがキレイでしょうしね・・。)
まぁ、コストも含めてもう少しスタディする事にします・・・。











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2009 F1 第8戦イギリスGP

2009年06月22日 | F1
F1第8戦の舞台は、F1の聖地(誕生の地)であるシルバーストーン・サーキット・・・。今シーズン、ここまで7戦6勝と圧倒的な強さを見せつけているジェンソン・バトン(ブラウンGP)の母国グランプリでもあります。今までの流れからすると、バトンの母国グランプリ初優勝は、そう難しくないだろうと思っていたのですが・・F1はそんなに甘くはありませんでした。

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今回のグランプリの主役は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルでした・・。予選、決勝を通じて、終始ぶっちぎりの速さでポール・トゥ・ウィンを飾ったうえ、ファステストラップもマークするハットトリックで完勝しました。

ベッテル自身3勝目となる今回の勝利は、ドライコンディションでの初の勝利となったワケで、しかも予選トップ10中・・最も重い重量でポールポジションを獲得した事を考えると、この速さは本物なのかも知れませんね・・。
(今回アップデートされた空力パーツによって、フロントノーズの先端が前回までより平たくなった事で、より戦闘的なフロントマスクになったように思えたのは私だけでしょうか・・。)

ちなみに、ブラウンGPの2台のマシンは、タイヤ温度を作動温度にまで上げる事に苦戦しました・・。タイヤに優しいマシン特性が、気温が低く路面温度が上がらなかったシルバーストーンでは、逆に弱点となってしまったレースでした。
という事は、チャンピオンシップを面白くし終わらせないためにも、しばらく気温の低いレースが続いてくれるのもいいかも知れないですね・・。それと、ベッテルにも頑張ってもらって・・。(画像は、今季2勝目を飾ったベッテルです。)

予選自己最高の5蕃グリッドからスタートした中嶋一貴でしたが、結局レースを終えてみると11位フィニッシュと残念な結果に・・。チームメイトのロズベルグが5位入賞している事を考えると、立場的に厳しい状況になているのは事実でしょうから、今後の活躍に期待したいところです。(はやく結果を出して欲しいですね・・。)

次回、F1サーカスの舞台はドイツ(ニュルブルクリンク)へと向かいます・・・。









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SAINENJI-プロジェクト その5

2009年06月17日 | 建築
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以前よりお話している「SAINENJI-プロジェクト」(お寺の庫裏の建替工事です。)の続編です・・・。先週あたりから、造り付け家具の製作図のチェックを始めています。「SAINENJI-プロジェクト」では、多くの造り付け家具があります・・。実はキッチンも造り付けの製作品となっています。(キッチンについては、こだわりのキッチンというのではなく、お寺の庫裏なので檀家さんたちにも使いやすいような実用性を重視したキッチンなのですけどね・・。)

造り付けの家具は、設計の段階で何処にどれだけの物を置きたいとか・・どんな物を収納したいのか・・などを細かくお施主さんと打合せをして収納スペースや形状を決めていますが、製作図のチェック段階で再度お施主さんに確認してもらい、寸法や形状を微調整していきます・・。
あとは私のこだわりについて、ディテールや使用する取り付け金物などを最終的にチェックしていく作業です。(私の場合、造り付け家具のオリジナル定番がいろいろとあるもので・・。)

それで、今回はリビングのソファも造り付けとなっているため、ローテーブルも私のオリジナルデザインで製作することになっています・・。ソファとローテーブルについては、リビングの出来上がりを見ながら、じっくりデザインを考えたかったので別途工事にしてもらっていました。
本工事の造り付け家具の製作図チェックも一通り済みそうなので、そろそろ本腰を入れてソファとローテーブルのデザインを考えようかと思っています・・。いくつかのイメージが頭の中に浮かんではいるのですが、まぁ・・いつものようにいろいろと考え悩む不毛な時間を過ごす事になりそうです・・。

どんなデザインのソファとローテーブルになるのか・・私自身も今から楽しみにしています。とは言っても、コストに制限がありますから、やはり最大の敵はそのあたりになるのでしょうね・・・。(画像は、ほぼ出来上がってきている北面の外観です・・。)






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彼の名は、ジャック・スパロウ・・2

2009年06月11日 | 独り言
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私の妹が飼っているジャック・ラッセル・テリアの「ジャックくん」です・・・。(昨年の5月以来ですから13ヶ月ぶりの登場なにりますね。)、前回の記事でもお話しましたが、彼のフルネイムは「ジャック・スパロウ」なんだそうです・・。(実は海賊だったんです。)

先日の日曜日に、妹や甥っ子たちといっしょにわが家に遊びに来ていました。夏用に毛を短くカットしてもらってスッキリしているでしょ・・。私が、「久しぶりにブログに載せたげるからじっとしとけ・・!」と言っているのにちっともじっとしていてくれないので、少し画像がボケていますが許してください。

という事で・・最近の犬・猫事情を少しお話しすると、現在日本で飼われている犬・猫は合計2684万匹で、昨年度の調査に比べて約130万匹の増加となっています。一方、15歳未満の子供の数は約1700万人・・。平成18年度を境に子供よりペットのほうが多くなっているとか・・。日本人のペットに対する意識は、今や愛玩動物というより家族同然のパートナーへと大きく変化しているようです。

ペットの擬人化が進む中で、犬の幼稚園、ペット用酸素カプセル、ペット保険、老犬ホーム、ペット供養サービスと・・ゆりカゴから墓場までペットの生涯にも様々な商品やサービスが開発・提供されているのをご存知ですか・・?
そう言えば、確か・・ジャックくんも犬の幼稚園に通っていたような気がします。(ちなみに・・犬の幼稚園とは、集団行動や主従関係を学ばせたり、対音・環境に慣らすところだそうですよ。)

今年1月に行われた調査では、ペットにかける年間費用が昨年と比較して犬・猫ともに20%以上増加しているそうです・・。不況で1世帯当たりの消費支出が4.6%減少していると言われている中で、ペットのためには費用を惜しまないという意識が伺えますよね・・。

ジャックくんを含め多くのペットたちにとっては、まずは幸せな時代と言えるのではないでしょうか・・・。




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匂蕃茉莉(ニオイバンマツリ)

2009年06月06日 | 季節の花
一昨日は、現在工事中の「SAINENJI-プロジェクト」の現場打合せを夜遅くまでやっていました・・・。木製建具の打合せをしていたのですが、午後1時半から始めた打合せが、結局・・終わってみれば午後10時を過ぎていました。

私の予定では3~4時間ぐらいで終わるだろうと思っていたのですが、建具の種類が多い事や私の定番になっているオリジナル建具のデザインや納まりをコツコツと説明しているうちに、ついつい時間が経って気が付けば10時になっていたという次第です。現場監督さんに建具屋さん、夜遅くまでどうもお疲れ様でした・・。

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前置きが長くなりましたが、画像はその工事現場に咲いている匂蕃茉莉(ニオイバンマツリ)の花です・・。先月の中旬ぐらいから咲き始めたのですが、最初は一本の木に青紫色と白色の2色の花が咲く珍しい木だなぁ・・と思っていました。(私は初めて見る木だったので・・)
それで先日、お施主さんに「2色の花が咲く珍しい木ですね・・。」と話掛けたところ、「あの木の花は、最初に青紫色の花が咲いて、1~2日すると白色に変わるんですよ。」という想定外の返事がかえってきました。

私も現場に行く度に、何気なく珍しい花だなぁ・・青紫と白のコンビネーションが綺麗だなぁ・・と思って見ていただけなので、まさか青紫色の花が1~2日して白色の花に変わっている事などとは全く気付きませんでした・・。
原産地は、ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンなどの熱帯アメリカで、和名の匂蕃茉莉とは、花がジャスミン(茉莉)に似た匂いがあり、明治末期に蕃(外国)から伝来した事から名付けられたようで、単に蕃茉莉(バンマツリ)とも呼ばれているそうです。

この匂蕃茉莉の花は、建設中の建物(お寺の庫裏)のちょうど玄関前に咲いていて、現場での張り詰めた気持ちを一瞬でも「ホッ・・」と和ませてくれています・・・。




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親父の金繕い(きんつくろい)

2009年06月01日 | アート・文化
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今日は、親父の金繕い(きんつくろい)のお話です・・・。金繕いと言っても、何の事だか分からない人も多いと思いますので、私も詳しくは知らないのですが、簡単に説明します。
金繕いは、「金継ぎ」、「金直し」とも言い、割れた部分を継ぎ、欠けた部分を成形し、その部分に金や銀の化粧を施して器を修繕する日本の伝統的な技法の事です。(割れた部分を継ぐには、漆を接着剤として使うそうです・・。)

代わりを求めようのない大切な器や道具を思わず傷つけたり、割ってしまったものを再び使えるようにするために古来から伝わる修繕法という事らしいです。
それで昨年、何を思ったのか・・突然、私の親父が金繕いを習いに行くと言い出し、半年ぐらいカルチャー教室に通っていました・・。カルチャー教室が終わると(確か2ヶ月ぐらい前に終わった筈です・・)、何やら金繕いの道具をいっぱい揃えて、練習だと言っては、そこらじゅうの器を金繕いしています。

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ちなみに左の画像は、以前私が使っていた食器です。私は味噌汁が大好きなので、この大きい器で味噌汁を飲んでいました・・。欠けたり、ひび割れたりしてきたので捨てようかと思っていたのですが、親父がカルチャー教室に通っているときから、「ワシが金繕いで直したるさかいに置いとけ・・!」と言っていました。
別に直してほしくもなかったのですが、とりあえず置いておいたところ・・最近、金繕いして直してくれたモノです。どうです・・分かりますか・・?、金色の縦線が金繕いしたところで、そこが元々ひび割れしていたところなワケです。

親父が言うには、漆が完全に乾くまでもう少し時間がかかるそうですが、完全に乾けば元どおり味噌汁が飲めるのだそうですよ・・・。







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