NEVER TOO LATE

この年齢になって、チェロを始めた、、、、、

青いりんご!?

2008年02月21日 | チェロ
 空気は冷たいものの久々の明るい陽射し、
朝はエプロンおばさんのレッスン。
レッスンといっても、いつも通りのんびりしたもので、3-16日の予定表作成の方が気になるみたい。

 午後からは笛子先生。
筋は違うかもしれないけれど、エプロンおばさんの発表会の曲を聴いていただきました。
ブラームス「愛の歌」、かなり自信を持って臨みましたが、
いきなり、「音がつながってないのよ」
「スラーのあとの音は短くなるし、ダウンボーからアップボーへの切り返しがねぇ」
「青いりんごなのよ」
「は!!」
実年齢より若く見られるけど、、、、。
「赤く熟した方が美味しいでしょう?そういう音楽にして欲しいの」
そういうことか、、、、。
「もっとビブラートもしっかりつけて」
「ただ作っただけの料理を出されるより、気持ちのこもった盛りつけとかでぜんぜん違うでしょう」
御意!!
初見で伴奏してくださいながら(これがまた沸き立つような響きでお上手)、
「ここは二番線上で動いた方がいいわね」
「易しさを求めて開放弦を使うと味が出ないわね、その程度の音楽になる」
「これは歌曲でしょう、歌わなくちゃ」
「ここはかすれるような音で、毛一本で弾くくらい」
か、かすれる!!、森進一か、、、、と厳しいながらも、
いろいろ指使いの変更まで考えてくださった。

 意を決してもう一曲の「クラリネットトリオ」を聴いていただくことに。
これまたピアノパートを弾いてくださる。
なんとか弾ききったものの、、、、、
笛子先生のまなざしは哀れみに満ちています。
言いたいことはいっぱいあるけど、今日は時間も迫っているし、、、という感じ。
「あと三週間あるから、とにかくアマチュアであれ、お客様にできる限りのもてなしをしなくちゃ」
「逃げ道があるからだめなのよ」
「100%勝つ試合だと思って、音楽は一種のスポーツだから」
「結果はともかく最高のパフォーマンスをしたということをお客さんにわかってもらえるように」
ハハー、たしかに私は結果オーライの人生を歩んできました。
まあ、厳しさを求めて入門したわけですから、この程度のことではめげません。