NEVER TOO LATE

この年齢になって、チェロを始めた、、、、、

ボーイング

2009年11月30日 | チェロ
 ボーイングといっても飛行機とは関係ありません。
弓をいかに使うか、右手の運び方です。
演奏を見る際、素速く動き回る左手に注目しがちですが、
名手は黄金の右手を持つといわれます。

 アンサンブル練習中のヴィラ・ロボス「ブラジル風バッハNo1」の
第三楽章フーガは複雑なリズムの曲ですがその事より
ボーイングで悩んでします。
渡された楽譜は、例のクラインクネヒト氏の書き込みが一杯で
そもそもの総譜とはずいぶん違うボーイングで、
アップ、アップ、ダウン、アップ、アップなど、
考え出したら手が止まってしまいます。
同じような音型でも違うボーイングが指示されているところも。
アンサンブルでは、揃えなくてはなりませんから、いやでもやらなくてはいけなくて頓挫気味。

 バッハの無伴奏組曲を様々な演奏家で映像を見ると、まるでボーイングが違うので驚きます。
弾きやすさももちろんでしょうが細かなニュアンスを追求した結果なのでしょう。
そういえば、
個人レッスンの課題曲で持ち越し中のシュレーダー94はスタッカートで苦労しています。
笛子先生は「弓を止めるのよ」とおっしゃいますがそう簡単ではありません。
飛ばすように弾くスピッカーとは得意?なのですが。
それにしても、96はさっぱりみえてこない曲だし、、、、、。
(写真は私のものではありません、ネットでたまたま見たもの)




あっという間に11月も半ばを過ぎ

2009年11月20日 | チェロ
 なんとか体調も持ち直してきたと思ったら
十二月中旬という冷え込みで、気を抜けません。

 水曜日はまたまた久しぶりのプライベートレッスン。
前回「シュレーダー92~95をあげてきます」と大見得を切った手前、
がんばりはしたものの、何しろ本業が超多忙で
94,95は本人も弾き込めないままでした。
「本業に逃げていては、、、、情熱を失ったのかな~」
ちょいと手厳しい。
でも
「苦手といっていた92,93克服しましたね」と硬軟取り混ぜたコメントで、
出来の悪い弟子の扱いはお上手です。
この4曲はBuchlerというあまり知らない作曲家の作品で、
きわめて取っつきにくいのですが弾くに従いなかなか良い曲だと感じられるようになり、
「次回、あらためて94,95からお願いします」と宣言して帰途につきました。

 帰り道は、いつものワーズワースでJ君と待ち合わせ。
彼がすすめている、古川展生さんのコンサート計画についてディスカッション。
また少し気が上向いてきたかな、、、、、。


写真は裏庭の山茶花(雪山?)