NEVER TOO LATE

この年齢になって、チェロを始めた、、、、、

中華粥

2008年04月29日 | 旅行
 4月も終わりに近づき、新緑がまばゆい26日、本業がらみで上京しました。
といっても、宿は前回選んだ横浜の小振りのホテル。
夜は氷川丸のライトアップされた姿が眼下に見え、
朝は間近にクリーミーなもやにつつまれた横浜港。
交通の便も昔に比べずいぶんよくなって都心へもあっという間。
となれば、人がごった返す巨大な都心のホテルなどに泊まるのは愚です。
しかも、大好物の中華がふんだんに食べられる中華街へは歩いて5分。
今回は、朝早く起きて、のんびり中華街を散策、お目当ての朝粥をいただいてきました。
いくつかのメニューから海鮮粥を選び、油条(中華揚げパン~なぜか合う)、
香菜をトッピングして大満足。
写真ではカットしていますが、横にはビールと小さなシュウマイも。
朝っぱらからこんなことしていて許されるのかなと思いつつ、
まぁ、そもそも半分義務で気の乗らない会議に出席するわけですから
こうした楽しみが付属しても許されますよね。

不覚にもかぜをひいた

2008年04月17日 | チェロ
 山沿いではまだ満開のさくら、まさに花冷えといった陽気かと思えば、
汗ばむような日も混じって体調管理に気をつけなくてはならない時期、
見事にかぜをひいてしまいました。

 13日、山本裕康さんのレッスンを受けた後のはじめての練習日、
今年一番の暖かさかなと感じつつやや薄着で出かけました。
一番乗り、椅子並べをして軽く指慣らしをして、、、と張り切っていました。
笛子先生も「シャコンヌのリズム」を意識して気合いの入った練習が続きました。
10時から1時まで、休みなし、、、、。弾いている間は感じなかったのですが、
休憩に入ってなんかからだがだるい、、鼻も出だしたな~~と思ったらあっという間に
滝のように流れ出して。
なんとか夕方まで弾ききりましたが、その間何回か中座させてもらって、トイレで鼻噛み。
弾いている間も、袖でぬぐったり、チェロを拭くための布で鼻を押さえたり
いやはや大変でした。ティッシュは持ち歩くべきですね。
山本さんのレッスンを終え、緊張が切れてしまったのと、温度変化へのちょっとした油断、
かぜってこのようにしてひいてしまうんですね。
結局、まる3日間ごろごろ過ごさざるを得ませんでした。

山本裕康 アンサンブルレッスン 2008

2008年04月05日 | クラシック音楽
 わんこのことがあって、中断しましたが、
3月30日、昨年に引き続いて山本裕康さんのレッスンを受けました。

曲目はバッハ「シャコンヌ」。
あまりにも有名な、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番の終曲のチェロアンサンブル版。
ほぼ1年間取り組んできた名曲かつ難曲です。
一通り通して弾いて、まず「シャコンヌ」とはというお話しから始まりました。

ウィキペディアによれば、
~シャコンヌ (仏 chaconne、チャッコーナ 伊 ciaccona, チャコーナ 伊 ciacona、西 chacona) は、
特定の低音および和声進行を繰り返すオスティナート・バスを用いた曲の呼称のひとつ。
17世紀までのシャコンヌの多くは快活な3拍子の舞曲である、、、、、
バッハののシャコンヌはこのフランス風のシャコンヌとドイツ風のチャコーナの
融合の延長上の終極点にある作品である、とあります。

 山本さんは、シャコンヌ特有のリズムをしっかり頭に入れてと、
冒頭を繰り返しながら二拍目に足踏みを入れて教えてくださいました。
それだけで、見違えるようにリズムが明確になっていきます。
和声についても「最近弾いてないけど、一応全パートやりましたから、、、」といいながら
いくつかのパートを同時に、あるいはパートからパートへの引き渡しを
ご自分で演奏しながらポイントを説明してくださいました。

 少なくとも私は自分のパートを弾くのに汲々としていますから、
美しい和声の響きにうっとり、自分たちはこういう曲を弾いていたのか!!と感嘆するばかり。
つまり、普段「合っていない」!!!

 コーヒー休憩後ふたたび通して。
「この曲は各パートに聴かせどころがありますから、気持ちはわかるんですが」
「弾いている本人は気持ちよくても、聴いていると、もういいです!!って感じ」
「胃もたれ、船酔いした気分、聴いている側は、、、、」
「力まなくても、普通に弾けばいいようになっていますバッハは」
山本哲学がレッスンの随所にでてきます。
何も足さない、何も引かない、、、、、、。
演奏者の個性を消すとバッハ本来の姿が浮かび上がってくる。

 この日は愛媛ツアー最終日、レッスンのあと、山本さんを囲んで
メンバー全員で昼食。楽しい一時も持てました。

この様子は山本さんのブログも見てください。

http://www.musiciansparty.jp/wp/yamamoto/

 







犬の老いじたく(角川SSC新書 33)

2008年04月01日 | 読書
 副題は愛犬の老化と向き合うために。

 ペットと過ごすことは、もはやブームとは言えない時代だけに、
ペットも確実に老いるという認識は強く持つ必要があります。
可愛い、癒されるといった程度の気持ちでペットを飼うのなら、
その前にこの本を読んでおくべきでしょう。

4月1日早朝、我が家のちび黒ワンコが亡くなりました。
私がチェロを弾き出すとそばへ来てじっと聴いてくれた(寝ていた)
唯一の理解者だったのですが、、、、。
大きな病気もせず、元気な甘えん坊でしたが
15歳を過ぎる頃から、白内障による視力低下、
さらに足腰が弱り、耳もほとんど聞こえなくなり、
最後は頬に腫瘍ができずいぶんつらい晩年だったと思います。
すでに二匹を看取っていますから、心構え、対応はできていますが、
この本は老化予防にも触れているところが凄い、
もう一匹でかい老犬がいますから、
少しでも健やかな老後を過ごさせてやろうと思います。
この本を紹介してくださった方に感謝。

山本裕康 2008 CD

2008年04月01日 | 聴く
山本先生が満を持してバッハ無伴奏チェロ組曲全曲のCDを
完成されました。
昨年から今年にかけてのバッハツィクルスのさなかに録音されたようです。
常日頃から、バッハはなにもしなくても素晴らしい、
演奏家の個性をなくすとバッハの本当の姿が見えてくる、
といった事をおっしゃっていますが、
このCDでは持論をまさに具現し得たのではないでしょうか。
なにかのCMではありませんが「なにも足さない、何も引かない」という感じ。
幾多の録音を聴いてきましたがこれほど自己規制できた演奏もなかったのではないか。
ともかく、聴いていると音が静かに染みこんで来るという経験をします。