NEVER TOO LATE

この年齢になって、チェロを始めた、、、、、

60本の薔薇

2008年02月12日 | その他
 長谷川陽子さんのコンサートの興奮冷めやらぬ11日、
友人達が「還暦」のお祝いをしてくれました。
当人は、還暦を迎えるなど思ってもいませんでしたので、
当惑、困惑、うろたえました。
ありがたいことですが、とりもなおさずチェロを弾ける日が
また減ったわけですからにわかに喜ぶわけにはいかない。
ずいぶん飲んでしまいましたが、翌朝は降りしきる雪の中頑張って
エプロンおばさんのレッスンを受けてきました。
ブラームス:クラリネットトリオはだいぶんできあがってきました。
日々前進、進化のみを信じて頑張ろうと思います。

長谷川陽子 in 高知

2008年02月12日 | 聴く
 待ちに待った演奏会が隣県高知で無事開催されました。
無事!!、というのも数日前から雪模様、
前々日は高速道路も速度規制がかかっていたのです。
しかし我々笛子軍団=チェロアンサンブル「セレスト」は
そういうこともあろうかと前々からマイクロバスを貸し切っていました。
むしろ、羽田発着の方が気になっていましたが。

 しかし、当日は久々に薄日も射す好天に恵まれました。
雪の残る四国山脈を眺めながら南下、お昼前には高知の町に入り昼食。
その後お茶でも、、、と思っていたら会場はすでに長蛇の列ができていて、
あわてて最後尾の案内板を目指し並びました。
全席自由席ということもありましたが陽子さんの人気は想像以上でした。
ということで、写真のようにホワイエではオケメンバーによる軽い演奏もあり、
いい雰囲気で盛り上がっていました。

 この日は、ユーフォニウムという珍しい楽器も登場しましたし、
地元の高校生達の吹奏楽、伊藤恵さんによるモーツアルトのピアノ協奏曲第23番、
さらに、三枝成彰さんのトークと盛りだくさんだったこともあり、
満席でしたがなんとか、陽子さんの演奏を間近に見られるかぶりつきの席を確保することができました。

 陽子さんはショッキングピンクのドレスで、いつものように颯爽と現れました。
曲はドヴォルザークのチェロコンチェルト。
願ってもない組み合わせです。
例の長い前奏の間、やや神経質に弓の張り具合を確かめたり、
エンドピンの位置を確認したり、アジャスターを微調整したり、
メロディーに合わせ左手で指板を押さえたり、
歌ったり(もちろん声は出しませんが)しながら集中していきました。
オケが地元のアマチュアということもありややナーバスな箇所もありましたが、
自信に満ちた素晴らしい演奏でした。
前回は広島で聴かせていただきましたが、
ますますスケールが大きくなり、表現も深まり拡がってどんどん進化していく陽子さんでした。
同時に、表情や仕草もますます魅惑的になり、
われわれ総勢9名は耳と目を釘付けにされたわけです。

さ、またいっそう練習しようと心に誓って帰路につきました。