市内の紅葉は最盛期に・・・銀杏並木が美しいです。
お友だちからお願いします (だいわ文庫) 文庫 三浦しをん
三浦しをんさんのエッセイ。捧腹絶倒とまではいかないが思わずニヤニヤしてしまう三浦さんの独自の世界観が展開されています。三浦さんの三重を題材にした小説と言えば映画にもなった「神去りなあなあ日常」ですが取材でも訪れたとのこと。また熊野古道にも訪れたりとのエッセイも記されていました。 しをんさんの小説は人間の描写が豊かだなと思いますがエッセイなどを読むとそのベースは鋭い?観察眼にあるように思います。自ら人を観察するのが好きかつ人が興味を持っているものに興味を持つというベースがあるからこそなのだと思います。「神去なあなあ日常」「舟を編む」「仏果を得ず」などその道のプロに迫る職業ものをいろんな分野でかけてしまうのはそういったことなのだと改めて納得しました。