昼前、さわやかな陽気に誘われて木曽川のグランドに出かけ、帰りに階段を使わず、土手を降りていたら、枯草に足を滑らせて転倒、持っていた荷物で横腹を打ち、肋骨の辺りの痛みが引かず困っています。
午後を無為に過ごしていると、何となくもの悲しさを覚えるのもやはり秋のなせる業でしょうか。
人間の思うことは昔も今も変わらないようです。
藤原良経 撰・監修の「新古今和歌集」にも有名な秋の三夕(さんせき)の歌が載っています。
見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ 定家
寂しさはその色としもなかりけり真木たつ山の秋の夕暮れ 寂蓮
心なき身にもあはれは知られけり鴫たつ沢の秋の夕暮れ 西行
(註)
苫屋(とまや):苫(菅や茅を菰のように編み和船の上部や小家屋を覆うのに用いる もの)で屋根を葺いたそまつな小屋
真木:1.杉の古名 2.イヌマキ、ラカンマキ、コウヤマキなどの汎称
3.建築材料の最上の木の意、多くはヒノキの美称
鴫(しぎ):チドリ科シギ科の鳥の総称。タシギ、ヤマシギ、イソシギ、など旅鳥と して夏から秋にかけて日本を通過するものが多い
午後を無為に過ごしていると、何となくもの悲しさを覚えるのもやはり秋のなせる業でしょうか。
人間の思うことは昔も今も変わらないようです。
藤原良経 撰・監修の「新古今和歌集」にも有名な秋の三夕(さんせき)の歌が載っています。
見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ 定家
寂しさはその色としもなかりけり真木たつ山の秋の夕暮れ 寂蓮
心なき身にもあはれは知られけり鴫たつ沢の秋の夕暮れ 西行
(註)
苫屋(とまや):苫(菅や茅を菰のように編み和船の上部や小家屋を覆うのに用いる もの)で屋根を葺いたそまつな小屋
真木:1.杉の古名 2.イヌマキ、ラカンマキ、コウヤマキなどの汎称
3.建築材料の最上の木の意、多くはヒノキの美称
鴫(しぎ):チドリ科シギ科の鳥の総称。タシギ、ヤマシギ、イソシギ、など旅鳥と して夏から秋にかけて日本を通過するものが多い