「帰敬式」(ききょうしき:仏弟子になる儀式で法名(ほうみょう:仏弟子としての名前)を拝受する)の新しいパンフレット。
「私の誕生日は3回?」 と、書いてあります。
1回目 この世に生まれたとき
両親を縁として、「私」と認識する「私」がこの世に生まれた 誕生日
2回目、帰敬式を受けた今
仏弟子としての名前(法名)もいただいて、仏教徒として、しっかり生きてゆく決意を新たにした、仏弟子としての誕生日
3回目 かたちある生が終わり、浄土に生まれ(往生)、他のいのちを導く「仏」となるとき
往生成仏 覚りの世界に生まれ、まだ、覚りに至らず、悩み苦しむ人々を自分と同じように覚りの境地に導き、心の安穏をあたえたい と、はたらく、「仏」と誕生する
「帰敬式」で法名をいただくことを死の準備(葬式の準備)と、勘違いしておられる方がおられますが、そうではありません。
虚しくなく、よりよく生きるための 仏弟子としての決意表明の日、新しい「私」の誕生日なのだと思います。