一生仮宿

直腸癌切除後の排便障害で不自由な生活を送っています。
楽しみは酒と読書。

如月の望月

2012-03-08 22:46:20 | その他
  願はくは 花の下にて 春死なん
        そのきさらぎの 望月の頃 

戸締まりをするために玄関に出てみると満月。

そうだ今日は旧暦の2月16日西行忌。

今年は3月8日だが西行が亡くなった旧暦1190年の2月16日は新暦では3月23日だったようです。

如月の望月は2月の15日のこと、これはお釈迦様が亡くなられた日。

西行は望みどおり桜の花の咲く頃、お釈迦様と一日違いで他界したのです。

因みに先に上げた句は西行の辞世の句ではありません。

辞世の句は

  ほとけには 桜の花を たてまつれ
       我が後の世を 人とぶらはば

と言われています。

本当に桜が好きだったのでしょう。



ねじの回転

2012-03-08 12:34:04 | 読書
ねじの回転 上下

恩田陸 集英社文庫

近未来。時間遡航装置の発明により、過去に介入した国連は、歴史を大きくねじ曲げたことによって、人類絶滅の危機を招いてしまう。
悲惨な未来を回避するために、もう一度、過去を修復してやり直す。
その介入ポイントとして選ばれたのが1936年2月26日、東京「二・二六事件」の早朝。
そして史実にかかわる三人の軍人が使命を行うことになる。過去の修復はできるのか。


これも二階の本棚から抜いてきました。
なかなかはかどりません。
良く覚えていないのですが後味の悪い話だったような・・・

今はまだ上巻の半分しか読んでいません。
この手の話は後半にならないと面白くならないので、それまで我慢して読んでみます。

それにしても16年前に読んだ話全く覚えていません。

昨日読んでいた、とここまで書いて題名が思いでない?

そうそう、恍惚病院?
いや、恍惚病棟!
やはり大どんでん返しがありました。

そうだったのか!!!状態で読み終わりました。