音楽広場

普通の暮らし

浄化の発熱

2015-02-02 19:29:06 | 日記
1月の中旬にインフルエンザに感染して38度8分の発熱を体験しました。
インフルエンザは数十年ぶりかな、新年会演奏会の前日だったことがなんとも不思議でした。

発熱は嫌いじゃなく、ウィルスが体の中をじわじわ浸食していく感じは、奇妙なもので
きたきたって ちょっとハイな気分になります。
どのタイミングで解熱薬を飲むか、ドキドキします。

息子が幼い時も、39度を超える熱で頑張っていた時 「熱熱大賞」って表彰状を手作りして
凄いね~良く熱と対決したね~頑張ったね~と 発熱を笑いに変えて楽しんだものです。

今回は 演奏会の前日だったため 良心のジレンマで悩みました。

普通は演奏会に向けて 仕上げていく中で エネルギーとエントロピーも大きくなります。
無事に発表を終えて 達成感と少しの疲労でその非日常感は静かに収まっていくものです。

発表の前日 朝はまだ全然症状が出ておらず 明日の準備にいそしんでいました
持ち寄り新年会も兼ねていたので、買い物に行ったり
自分の演奏もそれなりに出来上がっていたし クラリネットさんの伴奏も何とか仕上がっていました。
午後になり 身体の不思議な違和感を感じて 体温計で計測 発熱を自覚します
「もしかしてインフルエンザ?」

ここで良心のジレンマ

このまま 発熱を無視して病院を受診せず 明日のノルマを果たす案 その1
(クラリネット奏者さんに迷惑もかけないし 演技でなんともない風で乗り切る
でも この状態で歌を歌うのは 実はかなり危険)

その2 今すぐ夜の病院に駆け込んでインフル確定の診断をもらって、「外出禁止になりました」って
発表に穴をあける。迷惑はかけるがインフルエンザをまき散らす危険は回避
(自分をだまして みんなに菌をばらまくって 人としてどうなのよ)

なにより 今夜タミフルを服用するのと 一日遅れるのでは 効き目の差が出るかもしれないしなぁ

って事で 2案 良心に従って 発熱を無視せず すぐに病院行って タミフルをもらい
本番に穴あけました\(^o^)/  仲間内の会だったので 大きな穴ではなかったですが

ほんとに なんで あの日に インフルなんだろって 今でも不思議です。

発表で解消しなかったエントロピーは それよりも大きなエネルギーの熱浄化で
晴れ晴れと すっきり 身体は ほんわかとなりました。
精神的にも後悔はないけど、なんで 本番狙って インフルだったの?って疑問はグルグル(*'▽')

でも 熱って いろんな悪いものを 一挙に持って行ってくれますね

「熱熱大賞」でした。
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