労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

2017年11月に読んだ本

2017-12-13 | いい本読んでます?
11月の読書メーター 読んだ本の数:12 読んだページ数:5305

「ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻」どえらい長編に手を出してしまったが中だるみなく読み応えばっちり、「女徳」瀬戸内寂聴さんの著書を読むのは初めてだがなんとも艶っぽい、「シュガーレス・ラヴ」痛いけどおもろいおもろすぎてほろり、「漁港の肉子ちゃん」笑った笑った泣いた泣いた!、「あの日にドライブ」タクシードライバーの描き方がステレオタイプすぎて鼻についたがしかし男ってそやな~とほろり、「一刀斎夢録 上」浅田次郎の新撰組三部作の完結編、「ラストダンス」堂場瞬一のスポーツジャンルは心理描写がすばらしすぎる!

ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫) 読了日:11月02日 著者:宮部 みゆき クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。柏木卓也、14歳。彼はなぜ死んだのか。殺人か、自殺か。謎の死への疑念が広がる中、“同級生の犯行”を告発する手紙が関係者に届く。さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は極まり、犯人捜しが公然と始まった――。ひとつの死をきっかけに膨れ上がる人々の悪意。それに抗し、真実を求める生徒たちを描いた、現代ミステリーの最高峰。☆☆★

女徳 (新潮文庫 (せ-2-2))女徳 (新潮文庫 (せ-2-2))読了日:11月06日 著者:瀬戸内 寂聴 多くの男の命がけの愛をうけて、奔放に美しい女体を燃やして生きた女――今は京都に静かに余生を送る智蓮尼の波瀾の生涯を描く。☆☆☆

シュガーレス・ラヴ (集英社文庫)シュガーレス・ラヴ (集英社文庫)読了日:11月06日 著者:山本 文緒 短時間、正座しただけで骨折する「骨粗鬆症」。美人と言われてトイレにも立てなくなる「便秘」。恋人からの電話を待って夜も眠れない「睡眠障害」。月に一度、些細なことで苛々する女の「生理痛」。フードコーディネーターを突然、襲う「味覚異常」…。恋が、仕事が、家庭が、女たちの心と体を蝕んでゆく。現代女性をとりまくストレス・シンドロームと、それに立ち向かい、再生する姿を描く10話。☆☆★

ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)読了日:11月15日 著者:宮部 みゆき もう一度、事件を調べてください。柏木君を突き落としたのは――。告発状を報じたHBSの報道番組は、厄災の箱を開いた。止まぬ疑心暗鬼。連鎖する悪意。そして、同級生がまた一人、命を落とす。拡大する事件を前に、術なく屈していく大人達に対し、捜査一課の刑事を父に持つ藤野涼子は、級友の死の真相を知るため、ある決断を下す。それは「学校内裁判」という伝説の始まりだった。☆☆★

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)読了日:11月18日 著者:道尾 秀介 夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。☆★★
漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)読了日:11月20日 著者:西 加奈子 男にだまされた母・肉子ちゃんと一緒に、流れ着いた北の町。肉子ちゃんは漁港の焼肉屋で働いている。太っていて不細工で、明るい―キクりんは、そんなお母さんが最近少し恥ずかしい。ちゃんとした大人なんて一人もいない。それでもみんな生きている。港町に生きる肉子ちゃん母娘と人々の息づかいを活き活きと描き、そっと勇気をくれる傑作。☆☆☆

コスプレ幽霊 紅蓮女(ぐれんオンナ) (宝島社文庫 603)コスプレ幽霊 紅蓮女(ぐれんオンナ) (宝島社文庫 603)読了日:11月20日 著者:上甲 宣之 陰気で、友人も恋人もいない史代は、周囲からダメ教師のレッテルを貼られ敬遠されている。そんな彼女の生きがいは、ちまたで有名な幽霊「紅蓮女」の変装をして人を驚かすこと。怪奇スポットや自殺の名所を徘徊し、その場に居合わせた人々を怖がらせることに喜びを感じていた…。口裂け女、都市伝説パーティー、生き神信仰、呪いの手紙、電話男―徘徊先で遭遇する事件に紅蓮女が立ち向かう。★★★

東京湾景 (新潮文庫)吉田 修一 「愛してないから、こんなに自由になれるの」「それでも、お前と一緒にいたかったんだよ」。品川埠頭の倉庫街で暮らし働く亮介が、携帯サイトの「涼子」と初めて出会った25歳の誕生日。嘘と隠し事で仕掛けあう互いのゲームの目論見は、突然に押し寄せた愛おしさにかき消え、二人は運命の恋に翻弄される。東京湾岸を恋人たちの聖地に変えた、最高にリアルでせつないラブストーリー。☆☆★

ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)読了日:11月25日 著者:宮部 みゆき 二人の同級生の死。マスコミによる偏向報道。当事者の生徒達を差し置いて、ただ事態の収束だけを目指す大人。結局、クラスメイトはなぜ死んだのか。なにもわからないままでは、あたし達は前に進めない。だったら、自分達で真相をつかもう―。そんな藤野涼子の思いが、周囲に仲間を生み出し、中学三年有志による「学校内裁判」開廷が決まる。求めるはただ一つ、柏木卓也の死の真実。☆☆★

あの日にドライブ (光文社文庫)あの日にドライブ (光文社文庫)読了日:11月26日 著者:荻原 浩 牧村伸郎、43歳。元銀行員にして現在、タクシー運転手。あるきっかけで銀行を辞めてしまった伸郎は、仕方なくタクシー運転手になるが、営業成績は上がらず、希望する転職もままならない。そんな折り、偶然、青春を過ごした街を通りかかる。もう一度、人生をやり直すことができたら。伸郎は自分が送るはずだった、もう一つの人生に思いを巡らせ始めるのだが…。☆☆★

一刀斎夢録 上 (文春文庫)一刀斎夢録 上 (文春文庫)読了日:11月30日 著者:浅田 次郎 近代国家日本の幕開けと壮絶な人間ドラマ。巨大な感動が襲う傑作時代長編 。「飲むほどに酔うほどに、かつて奪った命の記憶が甦る」―最強と謳われ怖れられた、新選組三番隊長・斎藤一。明治を隔て大正の世まで生き延びた“一刀斎"が、近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、新選組の辿った運命、そして剣の奥義。沖田、土方、近藤ら仲間たちとの永訣。土方の遺影を託された少年・市村鉄之助はどこに消えたのか。維新後、警視庁に奉職した斎藤は、抜刀隊として西南戦争に赴く。運命の地・竹田で彼を待っていた驚愕の光景とは?慟哭の結末に向け、香りたつ生死の哲学が深い感動を呼ぶ完結篇。☆☆★

ラストダンス (実業之日本社文庫 堂場瞬一スポーツ小説コレクション)ラストダンス (実業之日本社文庫 堂場瞬一スポーツ小説コレクション)読了日:11月30日 著者:堂場 瞬一 プロ野球チーム「スターズ」の同期、真田誠と樋口孝明。ドラフト5位からスター投手にのし上がった真田に対し、即戦力と期待された捕手・樋口は準レギュラーに甘んじていた。そして今季、40歳のふたりに引き際が訪れる。優勝争いにからむシーズン終盤、真田と樋口は17年ぶりにバッテリーを組むことになるが―予想外の展開を見せる引退ドラマを濃密に描く感動作。☆☆★
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2017年10月に読んだ本

2017-11-07 | いい本読んでます?
10月の読書メーター 読んだ本の数:10 読んだページ数:3086

5分で読める! ひと駅ストーリー 乗車編 (宝島社文庫)5分で読める! ひと駅ストーリー 乗車編 (宝島社文庫)読了日:10月02日
ショート・ショート・アンソロジーの決定版、書き下ろし文庫2冊同時刊行!!『このミス』大賞・日ラブ大賞・『このラノ』大賞作家総勢49名が描く、ひと駅の間に起こる様々なストーリー。5分で読める気軽さとは裏腹に、本格謎解きアリ・爆笑アリ・感涙アリの盛りだくさんな内容。乗車編は映画化で話題の『さよならドビュッシー』著者・中山七里ほか、「オサキ」シリーズが好調な高橋由太ら25名の作品を収録。☆☆★

交換殺人には向かない夜 (光文社文庫)交換殺人には向かない夜 (光文社文庫)読了日:10月05日 著者:東川 篤哉
不倫調査のため、使用人を装い山奥の邸に潜入した私立探偵・鵜飼杜夫。ガールフレンドに誘われ、彼女の友人の山荘を訪れた探偵の弟子・戸村流平。寂れた商店街で起こった女性の刺殺事件の捜査をおこなう刑事たち。無関係に見えた出来事の背後で、交換殺人は密やかに進行していた…。全編にちりばめられたギャグの裏に配された鮮やかな伏線。傑作本格推理。☆★★

日曜日たち (講談社文庫)日曜日たち (講談社文庫)読了日:10月06日 著者:吉田 修一
ありふれた「日曜日」。だが、5人の若者にとっては、特別な日曜日だった。都会の喧騒と鬱屈した毎日のなかで、疲れながら、もがきながらも生きていく男女の姿を描いた5つのストーリー。そしてそれぞれの過去をつなぐ不思議な小学生の兄弟。ふたりに秘められた真実とは。絡みあい交錯しあう、連作短編集の傑作。☆☆★

ホルモー六景 (角川文庫)ホルモー六景 (角川文庫)読了日:10月09日 著者:万城目 学
このごろ都にはやるもの。恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祇園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の他に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋歌い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々『ホルモー六景』、ここに推参。☆☆★

幸運の25セント硬貨 (新潮文庫)幸運の25セント硬貨 (新潮文庫)読了日:10月13日 著者:スティーヴン キング
ベッドの枕に置かれた封筒。中には祝福の手紙(「きみはついてるな! 」)と25セント硬貨。チップとも呼べない少額すぎるそのコインが、ホテルのメイドにもたらした幸運とは……市井の普通の人間に訪れた特別な瞬間を、名人芸の手業で描いた標題作ほか、天才キングが十年をかけて、瞬間瞬間の全精力を傾注して彫琢した傑作揃い、意外な結末ばかりの全七篇。全篇キング自身の解説つき。☆☆★

あゝ、荒野 (河出文庫―寺山修司コレクション)あゝ、荒野 (河出文庫―寺山修司コレクション)読了日:10月20日 著者:寺山 修司
家出してボクサーになった〈バリカン〉は、ジムの窓から夜の新宿のネオンの荒野に目を向けて、一つの疑問にとらえられる。「西口会館のSUNTORYのネオンのYの字だけが後れて点くのは何故か?」―。この主人公に、ライバル新宿新次、セックス好きの曽根芳子、自殺研究者の川崎敬三ら多彩な人物を配して繰り広げられる、寺山修司唯一の長篇小説。☆☆★

美しき凶器 (光文社文庫)美しき凶器 (光文社文庫)読了日:10月23日 著者:東野 圭吾
安生拓馬、丹羽潤也、日浦有介、佐倉翔子。かつて世界的に活躍したスポーツ選手だった彼らには、葬り去らなければならない過去があった。四人は唯一彼らの過去を知る仙堂之則を殺害し、いっさいのデータを消去。すべてはうまく運んだかに思われたが…。毒グモのように忍び寄る影が次々と彼らを襲った!迫りくる恐怖、衝撃の真相!俊英が贈る傑作サスペンス。☆★★

臨床真理 (上) (宝島社文庫 C ゆ 1-1)臨床真理 (上) (宝島社文庫 C ゆ 1-1)読了日:10月24日 著者:柚月 裕子
新進気鋭の臨床心理士・佐久間美帆と、神から与えられたとも言われる「共感覚」を持つ青年・藤木司が、声の色で感情を読み取る力を使い、知的障害者施設で起こった少女の自殺の真相を追う!☆☆★

臨床真理 (下) (宝島社文庫 C ゆ 1-2)臨床真理 (下) (宝島社文庫 C ゆ 1-2)読了日:10月26日 著者:柚月 裕子
真実を話していると白、嘘をついていると赤……臨床心理士・佐久間美帆の担当患者・藤木司は、「共感覚」によって声に色彩を感じるため、嘘を見破ることができた。その上で彼は幼なじみの少女が自殺するはずがないと力説。信じがたい話だったが、美帆は司の治療のためにも調査を決意。知人の警察官・栗原の協力を得て、2人が暮らした知的障害者施設を探り始めるが、次第におぞましい出来事が明らかになる。第7回『このミス』大賞受賞作が文庫化!☆☆★

境遇 (双葉文庫)境遇 (双葉文庫)読了日:10月28日 著者:湊 かなえ
デビュー作の絵本『あおぞらリボン』がベストセラーとなった陽子と、新聞記者の晴美は親友同士。共に幼いころ親に捨てられ児童養護施設で育った過去を持つ。ある日、「真実を公表しなければ、息子の命はない」という脅迫状とともに、陽子の息子が誘拐された。「真実」とは一体何なのか。そして犯人は……。巻末に絵本『あおぞらリボン』(文・みなとかなえ 絵・すやまゆうか)を収録。☆☆☆
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2017年9月に読んだ本

2017-10-09 | いい本読んでます?
9月の読書メーター 読んだ本の数:13 読んだページ数:4685
「夏至祭」宮沢賢治級の至極の童話、ぜったいに将来、孫に読ましたい!、「柔らかな頬」複雑な世界観ながら破綻することなく最後まで気を抜かせてもらうことを許されずに一気に読み切った、「蹴りたい背中」すごいな~、素質がもの凄すぎるわ…末恐ろしいよ、「蒲生邸事件]よくもまあこんなとんでもないお話しが思いつくわな~、「茅ヶ崎のてっちゃん」ただただほのぼのと笑いまくった、昭和って、ただ昭和に生きられるだけで幸せな時代やったんやな~、「Presents」まったく別のお話である12編の物語の絡み合い方が心に響く、とは言いつつ、男にはずきずき怒られている感じも強く、身の置き場が無くて辛いわ~。

鷹野鍼灸院の事件簿 謎に刺す鍼、心に点す灸 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)鷹野鍼灸院の事件簿 謎に刺す鍼、心に点す灸 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)読了日:09月01日 著者:乾 緑郎
鷹野鍼灸院に勤める新米鍼灸師の真奈は、往療に出てばかりの院長・鷹野がいないところで、いつも様々な問題に巻き込まれる。妻へのモラハラを繰り返す四肢の麻痺した男や、とある患者を治療して以来何度も同じ悪夢を見るようになったオーストラリア人鍼灸師、体に折れた鍼が残った認知症の女性など、真奈の手に負えなくなった問題を、院長の鷹野が鋭く解決する。心をほぐす鍼灸ミステリー第二弾、開院!☆★★


夏至祭 (河出文庫)夏至祭 (河出文庫)読了日:09月02日 著者:長野 まゆみ
時がたち、腕時計の鍍がふたたび剥がれ落ちる日が来れば、もう一度彼らと逢うことがあるかもしれない。ある夏の月彦の不思議な体験。☆☆☆


公開処刑板 鬼女まつり (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)公開処刑板 鬼女まつり (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)読了日:09月04日 著者:堀内 公太郎
高校生がいじめを苦に自殺した問題で、人気ブログやネットの既婚女性専用掲示板=鬼女板では、加害者少年の実名が挙げられ、糾弾されている。一方、とある理由で退職した元高校教師の理沙子は、ブログを開設し、日々の出来事を綴る。ある日、飲食店のクレーム記事を投稿したところ思わぬ反響があり、やがて予想もつかない事態に発展し…。鬼女(既婚女性)たちが、現実世界を動かしていく。☆★★


やさぐれ大納言 徳川宗睦―江戸の天下人 (コスミック・時代文庫)やさぐれ大納言 徳川宗睦―江戸の天下人 (コスミック・時代文庫)読了日:09月06日 著者:麻倉 一矢
黒羽二重を端正に着こなした侍が、深川の居酒屋で馴染み客に囲まれて談笑している。この男、店の居候で名を徳田宗之助という。尾張藩の下級藩士の次男坊などと恍けているが、藩の重臣や姫も訪ねてくる、理由ありの侍であった。それもそのはず、彼こそ上屋敷を抜け出した、尾張家九代藩主にして従二位大納言・徳川宗睦、その人であったのだ。ある日、太閤秀吉にまつわる千成瓢箪が、料理人・吉蔵を通して手に入った。しかもこの瓢箪、豊臣埋蔵金の在り処が描かれていると睨んだ奸計が強奪を狙っているという。そんな折、太閤の亡霊が現れ、尾張藩主に瓢箪の無事とある願いを告げる。 宗睦は天下人の重宝を守り通せるのか!?☆★★

復活 (上巻) (新潮文庫)復活 (上巻) (新潮文庫)読了日:09月06日 著者:トルストイ
青年貴族ネフリュードフと薄幸の少女カチューシャの数奇な運命の中に人間精神の復活を描き出し、当時の社会を痛烈に批判した大作。☆☆★


柔らかな頬〈下〉 (文春文庫)柔らかな頬〈下〉 (文春文庫)読了日:09月08日 著者:桐野 夏生
野心家で強引な内海も、苦しみの渦中にあった。ガンで余命半年と宣告されたのだ。内海とカスミは、事件の関係者を訪ね歩く。残された時間のない内海は、真相とも妄想ともつかぬ夢を見始める。そして二人は、カスミの故郷に辿れ着いた。真実という名のゴールを追い続ける人間の強さと輝きを描き切った最高傑作。☆☆★


なんでも屋大蔵でございます (講談社文庫)なんでも屋大蔵でございます (講談社文庫)読了日:09月12日 著者:岡嶋 二人
ドブ掃除から映画館の席取りまで、なんでも引き受ける“なんでも屋大蔵”こと釘丸大蔵のもとに舞い込んで来る依頼の数々、浮気調査の報告書が盗まれた!猫が誘拐された!私は一体誰なんでしょう?…奇妙な依頼の背後に隠された意外な事件。飄々とした大蔵が、持ち前の行動力と鋭い勘、そして冴えた推理で次々と難問を解決する。ほんわかあたたかな連作ミステリー5編。☆★★


蹴りたい背中 (河出文庫)蹴りたい背中 (河出文庫)読了日:09月12日 著者:綿矢 りさ
長谷川初実(ハツ)は、陸上部に所属する高校1年生。気の合う者同士でグループを作りお互いに馴染もうとするクラスメートたちに、初実は溶け込むことができないでいた。そんな彼女が、同じくクラスの余り者である、にな川と出会う。彼は、自分が読んでいるファッション雑誌のモデルに、初実が会ったことがあるという話に強い関心を寄せる。にな川の自宅で、初実は中学校時代に奇妙な出会いをした女性がオリチャンという人気モデルであることを知る。にな川はオリチャンにまつわる情報を収集する熱狂的なオリチャンファンであった。☆☆★


蒲生邸事件 (文春文庫)蒲生邸事件 (文春文庫)読了日:09月22日 著者:宮部 みゆき
一九九四年、予備校受験のために上京した受験生の尾崎孝史だったが、二月二十六日未明、宿泊している古いホテルで火災に見舞われた。間一髪、同宿の男に救われたものの、避難した先はなんと昭和十一年の東京。男は時間軸を自由に移動できる能力を持った時間旅行者だったのだ。雪降りしきる帝都では、いままさに二・二六事件が起きようとしていた――。☆☆★


茅ヶ崎のてっちゃん (講談社文庫)茅ヶ崎のてっちゃん (講談社文庫)読了日:09月26日 著者:かしわ 哲
河津哲也くんの家は、ごくごく普通のサラリーマン家庭だ。そこにひと夏、百~百五十名ほどの客が押しかける。訪れる客は、だいたい三つのタイプに分けられる。長男茂樹の友人と、次男、明人の友人。これら若者グループが来客総数の三割強。つぎに明の会社関係で、これが一割弱。そして最後に摩訶不思議な、なんとも謎めいた一団となる。なぜこんなに客が多いのだろう。なぜなんだろう。てっちゃんにはそれが不思議でならない。☆☆★


Presents (双葉文庫)Presents (双葉文庫)読了日:09月27日 著者:角田 光代
私たちはたくさんの愛を贈られて生きている。この世に生まれて初めてもらう「名前」。放課後の「初キス」。女友達からの「ウェディングヴェール」。子供が描いた「家族の絵」―。人生で巡りあうかけがえのないプレゼントシーンを、小説と絵で鮮やかに切りとった12編。贈られた記憶がせつなくよみがえり、大切な人とのつながりが胸に染みわたる。☆★★


上杉かぶき衆 (実業之日本社文庫)上杉かぶき衆 (実業之日本社文庫)読了日:09月29日 著者:火坂 雅志
知将・直江兼続に請われ、上杉家に仕えることとなった、天下御免のかぶき者・前田慶次郎、兄・兼続への憧れを終生抱きつつ、最後に叛旗を翻した大国実頼、上杉謙信に直々に戦を学んだ正真正銘のいくさ人・水原親憲…兼続の下に集まり、当主・上杉景勝を盛り立てた、戦国の「もののふ」たちの壮烈なる生き様を見事に描き切った、「天地人」外伝、待望の文庫化。☆★★


落差 (角川文庫 緑 227-13)落差 (角川文庫 緑 227-13)読了日:09月30日 著者:松本 清張
一個の知性が崩壊してゆく過程は、教育者において特に醜い。教育界に渦巻く黒い霧、教科書売り込み競争におどる醜悪な人間像を見事に描く。☆★★
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2017年8月に読んだ本

2017-09-08 | いい本読んでます?
 8月の読書メーター 読んだ本の数:10 読んだページ数:3487
「夏草の賦」土佐のヒーロー長曽我部元親のことってあまり知らなかったがある意味凄い英雄だったのだと理解、「小さいそれがいるところ 根室本線・狩勝の事件録」鉄道マニアっていろいろあるんだな~ってことを理解(笑)、「決定版 男たちの大和」原作は映画とはまったく違うほぼドキュメンタリー的なものだったのだ、終戦の日に上巻を読了したということが感慨深い、「ストーリー・セラー」さすがの有川浩、読み応えがありしかも面白すぎる、「チーム」箱根駅伝にこれだけのストーリーがあるのかと驚き一杯、「霞町物語」浅田次郎らしさの一つである片岡義男っぽさ満載。

新装版 夏草の賦 (上) (文春文庫)新装版 夏草の賦 (上) (文春文庫)読了日:08月01日 著者:司馬 遼太郎
英雄豪傑が各地に輩出し、互いに覇をきそいあった戦国の世、四国土佐の片田舎に野望に燃えた若者がいた。その名は長曽我部元親。わずか一郡の領主でしかなかった彼が、武力調略ないまぜて土佐一国を制するや、近隣諸国へなだれ込んだ。四国を征服し、あわよくば京へ…。が、そこでは織田信長が隆盛の時を迎えんとしていた。☆☆☆
新装版 夏草の賦 (下) (文春文庫)新装版 夏草の賦 (下) (文春文庫)読了日:08月07日 著者:司馬 遼太郎
もし、おれが僻地の土佐ではなく東海の地に生れていたならば…長曽我部元親は嘆く。強盛を誇った信長が斃れても、素早く跡を襲った豊臣秀吉によって、営々と築きあげてきた四国に侵略の手が伸びてきた。そして再び土佐一国に、押し込められようとしている―土佐に興り、四国全土を席巻した風雲児の生涯。☆☆☆
さえずる舌 (光文社文庫)さえずる舌 (光文社文庫)読了日:08月08日 著者:明野 照葉
産業カウンセラーとして、ヒーリングスタジオなども運営する友部真幌。スタッフに新たに加えた島岡芽衣は、知性、美貌すべてにおいて抽(ぬき)んでた存在だった。芽衣の力で売り上げも伸び、順調に見えた職場であったが、次第にスタッフ間に歪みが生まれる。歪みの真相を探る真幌は、予想すらできなかった恐るべき存在を知る! 人が持つ「病い」を鋭く抉る傑作!☆★★
小さいそれがいるところ 根室本線・狩勝の事件録 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)小さいそれがいるところ 根室本線・狩勝の事件録 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)読了日:08月13日 著者:綾見 洋介
大学生の白木は、病死した母の友人・ハルに会うため、北海道の東羽帯駅を訪れる。しかしそこは人の住む集落さえ消えた、1日の利用者が0人の秘境駅。ハルは30年前に起きた殺人事件を機に行方不明になっており、唯一彼を知る老婆までもが白木の前から失踪してしまう。東羽帯に隠されていると噂の裏金を探す鉄道マニアたちにも巻き込まれ、旅情豊かな、ひと夏の冒険サスペンス劇が始まる!☆☆★
決定版 男たちの大和〈上〉 (ハルキ文庫)決定版 男たちの大和〈上〉 (ハルキ文庫)読了日:08月15日 著者:辺見 じゅん
昭和十六年十月、極秘のうちに誕生した、不沈戦艦「大和」の予行運転が初めて行われた。同十二月、太平洋戦争突入。そして戦況が悪化した昭和二十年四月六日、「大和」は三千三百三十三名の男たちを乗せ、沖縄への特攻に出撃した。日本国と運命を供にした「大和」の過酷な戦いと男たちの人生を、丹念に、生々しい迫力をもって描く、鎮魂の書。新田次郎文学賞受賞作。☆☆★
ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)読了日:08月17日 著者:有川 浩
妻の病名は、致死性脳劣化症候群。複雑な思考をすればするほど脳が劣化し、やがて死に至る不治の病。生きたければ、作家という仕事を辞めるしかない。医師に宣告された夫は妻に言った。「どんなひどいことになっても俺がいる。だから家に帰ろう」。妻は小説を書かない人生を選べるのか。極限に追い詰められた夫婦を描く、心震えるストーリー。☆☆☆
決定版 男たちの大和〈下〉 (ハルキ文庫)決定版 男たちの大和〈下〉 (ハルキ文庫)読了日:08月22日 著者:辺見 じゅん
沖縄への特攻に出撃した翌日、昭和二十年四月七日十四時二十三分、戦艦「大和」、米航空機部隊の攻撃により沈没。死者三〇〇〇余名。東シナ海の海底に散る…壮絶な「大和」の最期と生存者、遺族の戦後を描き切り、日本人とは何かを問う、戦後ノンフィクションの金字塔。☆☆★
チーム (実業之日本社文庫)チーム (実業之日本社文庫)読了日:08月22日 著者:堂場 瞬一
箱根駅伝出場を逃がした大学のなかから、予選で好タイムを出した選手が選ばれる混成チーム「学連選抜」。究極のチームスポーツといわれる駅伝で、いわば“敗者の寄せ集め”の選抜メンバーは、何のために襷をつなぐのか。東京~箱根間往復217.9kmの勝負の行方は―選手たちの葛藤と激走を描ききったスポーツ小説の金字塔。☆☆☆
霞町物語 (講談社文庫)霞町物語 (講談社文庫)読了日:08月24日 著者:浅田 次郎
青山と麻布と六本木の台地に挟まれた谷間には、夜が更けるほどにみずみずしい霧が湧く。そこが僕らの故郷、霞町だ。あのころ僕らは大学受験を控えた高校生で、それでも恋に遊びにと、この町で輝かしい人生を精一杯生きていた。浅田次郎が始めて書いた、著者自身の甘くせつなくほろ苦い生活。感動の連作短編集。☆☆★
柔らかな頬〈上〉 (文春文庫)柔らかな頬〈上〉 (文春文庫)読了日:08月30日 著者:桐野 夏生
カスミは、故郷・北海道を捨てた。が、皮肉にも、その北海道で娘が謎の失踪を遂げる。友人家族の北海道の別荘に招かれ、夫、子供と共に出かけたカスミ。5歳の娘・有香が忽然と姿を消す。実は、 石山とカスミと不倫の関係であり。カスミと石山は家族の目を盗み、逢引きを重ねていたのだ。夫と子供を捨てても構わないと決心したその朝、娘は消えた。有香が消えた原因はもしや自分にあるのか? 罪悪感に苦しむカスミは一人、娘を探し続けるが、何の手がかりも無いまま月日が過ぎ、事件は風化してゆく。しかし4年後、元刑事の内海が再捜査を申し出る。カスミは一人娘の行方を追い求め事件現場の北海道へと飛ぶ。☆☆★

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2017年7月に読んだ本

2017-08-09 | いい本読んでます?
7月の読書メーター読んだ本の数:12 読んだページ数:4830
 「検証捜査」堂場俊一の本はシリーズが違っても登場人物が絡み合うこと多く、これ読んでなかったから、他のお話しでつながらなかったことがわかった、「このミステリーがすごい! 三つの迷宮」3作目の物語が素晴らしい人情ミステリーでプロットが上手い、「ようこそ、わが家へ」テレビドラマの原作だと言うことを読みながら知ったがドラマとはかなり違う、「幕末」維新前後の暗い部分の物語を明るくカラッと仕上げてしまう所がさすが司馬遼太郎、「キケン」男の子の世界やな~、若い頃をほろ苦く思い出したよ~、「出口のない海」戦争青春小説と括るにはあまりにも悲しいあの時代、「霖雨」一,行儀が尊倨高大に過ぎる 二,誇張矜伐を務める 三.諸事に秘密閉戸する 四、門地の高下を論ずる 五、先格に因循する 六、文盲不学である という論を得た、「解」読み応えがあっただけに終わり方があれってのはずるい…。

検証捜査 (集英社文庫)検証捜査 (集英社文庫)読了日:07月03日 著者:堂場 瞬一
神谷警部補は、警視庁捜査一課の敏腕刑事だったが、伊豆大島署に左遷中。彼に本庁刑事部長から神奈川県警に出頭命令が下る。その特命は、連続婦女暴行殺人事件の犯人を誤認逮捕した県警そのものを捜査することだった。本庁、大阪、福岡などから刑事が招集されチームを編成。検証を進めるうち、県警の杜撰な捜査ぶりが…。警察内部の攻防、真犯人追跡、息づまる死闘。神谷が暴く驚愕の真実!警察小説。☆☆★

地獄小僧―三人佐平次捕物帳 (時代小説文庫)地獄小僧―三人佐平次捕物帳 (時代小説文庫)読了日:07月04日 著者:小杉 健治
世間での岡っ引きの悪評を憂いていた同心・井原伊十郎は、美人局の罪で捕まえた三兄弟、頭は切れるが悪人面の平助、力だけは人並み以上の次助、女も敵わぬ美貌の佐助の三人を、岡っ引きとして売り出すことを思い付く。罪を問わぬ代わりに、三兄弟に「佐平次親分」を名乗らせ、その評判を上げさせようと考えたのだ。同じ頃、大店に押し込んでは皆殺しにして金品を奪う「地獄小僧」が治安を脅かしていた。三人で一人の佐平次は、この凶行を止めることができるだろうか。☆★★

【テレビドラマ原作】このミステリーがすごい! 三つの迷宮 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)【テレビドラマ原作】このミステリーがすごい! 三つの迷宮 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)読了日:07月05日 著者:喜多 喜久,中山 七里,降田 天
密室で大学教授が突然死を遂げた。果たして単なる病死なのか(喜多喜久「リケジョ探偵の謎解きラボ」)。海上で殺害されたデベロッパー企業の社長は、周囲の誰からも恨まれていた(中山七里「ポセイドンの罰」)。父親が連れ帰ってきた少年が、“冬”のない温かな家庭に影を落とす(降田天「冬、来たる」)。人気『このミステリーがすごい!』大賞作家3名の手による、書き下ろしミステリー・アンソロジー!☆☆★

ようこそ、わが家へ (小学館文庫)ようこそ、わが家へ (小学館文庫)読了日:07月07日 著者:池井戸 潤
真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれていく。直木賞作家が“身近に潜む恐怖"を描く文庫オリジナル長編。☆★★

新装版 幕末 (文春文庫)新装版 幕末 (文春文庫)読了日:07月14日 著者:司馬 遼太郎
歴史はときに血を欲す。暗殺者も凶刃に倒れた死骸も、共に我々の歴史的遺産である。「暗殺だけは、きらいだ」といっていた著者が、幕末期の十二の暗殺事件を見直した連作歴史小説。井伊直弼暗殺事件「桜田門外の変」、浪士隊を結成した清河八郎の「奇妙なり八郎」、坂本龍馬の仇討ちを書いた「花屋町の襲撃」、姉小路卿暗殺事件ににまつわるエピソード「猿ケ辻の血闘」、佐幕派間者の冷泉為恭暗殺計画「冷泉斬り」、過激浪士が水戸藩京都警備指揮約の住谷寅之助を暗殺する「祇園囃子」、吉田東洋が討たれた「土佐の夜雨」、禁門ノ変の後生きのびた桂小五郎の「逃げの小五郎」、攘夷派に襲われ一命を取りとめた井上聞多の「死んでも死なぬ」、彰義隊の成立から書かれた「彰義隊胸算用」、徳川家茂暗殺計画「浪華城焼打」、ラストに開国の朝廷布告書が煥発された後攘夷に殉じた三枝蓊の「最後の攘夷志士」。☆☆☆

妖(あやかし)の華 (文春文庫)妖(あやかし)の華 (文春文庫)読了日:07月19日 著者:誉田 哲也
ヒモのヨシキは、ヤクザの恋人に手を出して半殺しにあうところを、妖艶な女性に助られる。同じころ、池袋では獣牙の跡が残る、完全に失血した惨殺体が発見された。その手口は、3年前の暴力団組長連続殺人と酷似していた。事件に関わったとされる女の正体とは?「姫川」シリーズの原点ともなる伝奇小説が復刊。第2回ムー伝奇ノベルス大賞優秀賞受賞作。☆★★

潜伏 (小学館文庫)潜伏 (小学館文庫)読了日:07月19日 著者:仙川 環
近年急増する若年性アルツハイマーで叔母を亡くした長山歩美。その死に疑問を抱いた大学病院の主治医・佐野将彦。叔母の死と重なるようにして起きた、同病の患者を狙った連続殺人事件。叔母ももしかしたら狙われていたのでは? 二人の疑問が重なり、真相を探る間にも連続殺人事件は繰り返されていく。はたして二人は犯人を突き止めることができるのか……? 『感染』で第一回小学館文庫小説賞を受賞し、『転生』『繁殖』『再発』の4シリーズが37万部を突破した、今もっとも旬な医療ミステリー作家、仙川環の最新作がいよいよ登場!☆★★

キケン (新潮文庫)キケン (新潮文庫)読了日:07月20日 著者:有川 浩
ごく一般的な工科大学である成南電気工科大学のサークル「機械制御研究部」、略称【キケン】。部長*上野、副部長*大神の二人に率いられたこの集団は、日々繰り広げられる、人間の所行とは思えない事件、犯罪スレスレの実験や破壊的行為から、キケン=危険として周囲から忌み畏れられていた。これは、理系男子たちの爆発的熱量と共に駆け抜けた、その黄金時代を描く青春物語である。☆☆☆

出口のない海 (講談社文庫)出口のない海 (講談社文庫)読了日:07月21日 著者:横山 秀夫
人間魚雷「回天」。発射と同時に死を約束される極秘作戦が、第二次世界大戦の終戦前に展開されていた。ヒジの故障のために、期待された大学野球を棒に振った甲子園優勝投手・並木浩二は、なぜ、みずから回天への搭乗を決意したのか。命の重みとは、青春の哀しみとは―。ベストセラー作家が描く戦争青春小説。☆☆☆

聖女の救済 (文春文庫)聖女の救済 (文春文庫)読了日:07月23日 著者:東野 圭吾
資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていることを察した内海刑事は、独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが…。驚愕のトリックで世界を揺るがせた、東野ミステリー屈指の傑作。☆☆★

霖雨 (PHP文芸文庫)霖雨 (PHP文芸文庫)読了日:07月26日 著者:葉室 麟
天領の豊後日田で、私塾・咸宜園を主宰する広瀬淡窓と、家業を継いだ弟・久兵衛。画期的な教育方針を打ち出す淡窓へも、商人としてひたむきに生きる久兵衛へも、お上の執拗な嫌がらせが続く。大塩平八郎の乱が起きるなど、時代の大きなうねりの中で、権力の横暴に耐え、清冽な生き方を貫こうとする広瀬兄弟。理不尽なことが身に降りかかろうとも、諦めず、凛として生きることの大切さを切々と訴えた歴史長編。☆☆★

解 (集英社文庫)解 (集英社文庫)読了日:07月31日 著者:堂場 瞬一
バブル経済絶頂期、大学生の大江波流と鷹西仁は、政治家と小説家になる夢を語り合う親友同士。代議士の息子の大江は、大蔵省へ入省。鷹西は、社会勉強と文章修業のため新聞記者になった。目標実現のためにキャリアを積む二人だったが、大江の父親が急逝したことで忌まわしい殺人事件が…。めまぐるしく転変する彼らの人生を辿りながら、“平成”という時代を抉り出す骨太の長編社会派ミステリー。☆☆★


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2017年6月に読んだ本

2017-07-18 | いい本読んでます?
 孫が帰った昨夜は、久しぶりの静かな夜、久しぶりに穏やかな熟睡、けど寂しい。

6月の読書メーター読んだ本の数:10 読んだページ数:3810
 「星々の舟 Voyage Through Stars」家族一人一人の物語が絡み合いつつまったく違った筆致で描かれていて読み応えがすごい、「花や散るらん」赤穂浪士の討ち入りの解釈が斬新、「女王はかえらない」とっても怖い怖い子どもの世界ミステリー、「オレたち花のバブル組」テレビドラマの画像がちらちらしすぎて面白いねんけど読みにくい(笑)、「大盗禅師」司馬遼太郎らしくない大ボラ物語で自分的には馴染めなかったが433ページにいきなりうちのご先祖様が登場してびっくり、「植物図鑑」なんてことない日常なんだが描写が素晴らしく意外に夢中になって読んだ。

星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫)星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫)読了日:06月01日 著者:村山 由佳
禁断の恋に悩む兄妹、他人の男ばかり好きになる末っ子、居場所を探す団塊世代の長兄、そして父は戦争の傷痕を抱いて―愛とは、家族とはなにか。こころふるえる感動の物語。☆☆★

花や散るらん (文春文庫)花や散るらん (文春文庫)読了日:06月04日 著者:葉室 麟
京の郊外に居を構え静かに暮らしていた雨宮蔵人と咲弥だったが、将軍綱吉の生母桂昌院の叙任のため、上京してきた吉良上野介と関わり、幕府と朝廷の暗闘に巻き込まれてしまう。そして二人は良き相棒である片腕の僧、清厳とともに江戸におもむき、赤穂・浅野家の吉良邸討ち入りを目の当たりにする事となるのだが。☆☆★

馬上少年過ぐ (新潮文庫)馬上少年過ぐ (新潮文庫)読了日:06月08日 著者:司馬 遼太郎
戦国の争乱期に遅れて僻遠の地に生まれたが故に、奥羽の梟雄としての位置にとどまらざるをえなかった伊達政宗の生涯を描いた『馬上少年過ぐ』。英国水兵殺害事件にまきこまれた海援隊士の処置をめぐって、あわただしい動きを示す坂本竜馬、幕閣、英国公使らを通して、幕末の時代像の一断面を浮彫りにした『慶応長崎事件』。ほかに『英雄児』『喧嘩草雲』『重庵の転々』など全7編を収録する。☆☆★

女王はかえらない (「このミス」大賞シリーズ)女王はかえらない (「このミス」大賞シリーズ)読了日:06月09日 著者:降田 天
小学三年生のぼくのクラスでは、マキが女王として君臨し、スクール・カーストの頂点に立っていた。しかし、東京からやってきた美しい転校生・エリカの出現で、教室内のパワーバランスは崩れ、クラスメイトたちを巻き込んだ激しい権力闘争が始まった。そして夏祭りの日、ぼくたちにとって忘れられないような事件が起こる―。伏線が張りめぐらされた、少女たちの残酷で切ない学園ミステリー。☆☆★

白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)読了日:06月13日 著者:湊 かなえ
化粧品会社の美人社員が黒こげの遺体で発見された。ひょんなことから事件の糸口を掴んだ週刊誌のフリー記者、赤星は独自に調査を始める。人人への聞き込みの結果、浮かび上がってきたのは行方不明になった被害者の同僚。ネット上では憶測が飛び交い、週刊誌報道は過熱する一方、匿名という名の皮をかぶった悪意と集団心理。噂話の矛先は一体誰に刃を向けるのか。傑作長編ミステリー。☆☆★

歪笑小説 (集英社文庫)歪笑小説 (集英社文庫)読了日:06月18日 著者:東野 圭吾
新人編集者が目の当たりにした、常識破りのあの手この手を連発する伝説の編集者。自作のドラマ化話に舞い上がり、美人担当者に恋心を抱く、全く売れない若手作家。出版社のゴルフコンペに初参加して大物作家に翻弄されるヒット作症候群の新鋭…俳優、読者、書店、家族を巻き込んで作家の身近は事件がいっぱい。ブラックな笑い満載!小説業界の内幕を描く連続ドラマ。とっておきの文庫オリジナル。☆★★

オレたち花のバブル組 (文春文庫)オレたち花のバブル組 (文春文庫)読了日:06月21日 著者:池井戸 潤
「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。銀行内部の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか。☆☆★

母性 (新潮文庫)母性 (新潮文庫)読了日:06月24日 著者:湊 かなえ
女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。母親は言葉を詰まらせる。「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。…遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも―。圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語。☆★★

大盗禅師 (文春文庫)大盗禅師 (文春文庫)読了日:06月26日 著者:司馬 遼太郎
大坂落城から三十年。摂津住吉の浦で独自の兵法を磨く浦安仙八の前に、ひとりの僧が現れる。妖しの力をあやつる怪僧と、公儀に虐げられる浪人の集団が、徳川幕府の転覆と明帝国の再興を策して闇に暗躍する。これは夢か現か―全集未収録の幻想歴史小説が、三十年ぶりに文庫で復活。☆★★

植物図鑑 (幻冬舎文庫)植物図鑑 (幻冬舎文庫)読了日:06月29日 著者:有川 浩
お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子です―。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所で「狩り」する風変わりな同居生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草”恋愛小説。レシピ付き。☆☆★

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2017年5月に読んだ本

2017-06-16 | いい本読んでます?
5月の読書メーター 読んだ本の数:8 読んだページ数:2836
 「黒笑小説」作家の世界の裏話が面白すぎる興味深すぎるww、「十一番目の志士 (下) 」超人的な侍すぎなんだがさもありなんってことと幕末の史実の裏面についてもさもありなんってことで極上のフィクション、「さよなら渓谷」さほど引き込まれたわけでもないのに読了後の心のざわめきが…、「降霊会の夜」は浅田文学としては期待はずれだったが…、「営業零課接待班」営業の世界がも一つわからんからこの設定が荒唐無稽なのかあるあるなのかわからんし筆致がまだまだ稚拙な気もしたのだがでも引き込まれた不思議。

5分で読める! ひと駅ストーリー 夏の記憶 西口編 (宝島社文庫)5分で読める! ひと駅ストーリー 夏の記憶 西口編 (宝島社文庫)読了日:05月04日
ショートショート・アンソロジーの決定版、「ひと駅ストーリー」シリーズ第2弾です! 前回同様、オール書き下ろしの文庫2冊同時刊行。今年デビューの注目新人も参入し、『このミス』大賞・日ラブ大賞・『このラノ』大賞作家総勢57名が、夏にまつわるさまざまなストーリーを描きます。5分で読める気軽さとは裏腹に、本格謎解きアリ・爆笑アリ・感涙アリの盛りだくさんな内容です。☆☆★
複合捜査 (集英社文庫)複合捜査 (集英社文庫)読了日:05月11日 著者:堂場 瞬一
さいたま市で治安悪化に対応する夜間緊急警備班が発足。班長の若林警部は、部下の失態で出世街道を外れた男。仕事の虫で部下を無能扱いする彼は、若手刑事から煙たがられる存在だ。ある夜、放火現場へ急行し、初動捜査にあたる。翌日、繁華街で発見された惨殺死体が、放火と関連があると睨んだ警備班は…。凶悪犯を追う熱い刑事魂をスピード感溢れる筆致で描く警察小説。待望の「検証捜査」兄弟編!☆★★
黒笑小説 (集英社文庫)黒笑小説 (集英社文庫)読了日:05月13日 著者:東野 圭吾
作家の寒川は、文学賞の選考結果を編集者と待っていた。「賞をもらうために小説を書いているわけじゃない」と格好をつけながら、内心は賞が欲しくて欲しくてたまらない。一方、編集者は「受賞を信じている」と熱弁しながら、心の中で無理だなとつぶやく。そして遂に電話が鳴って―。文学賞をめぐる人間模様を皮肉たっぷりに描いた「もうひとつの助走」をはじめ、黒い笑いに満ちた傑作が満載の短編集。☆☆★
十一番目の志士 (下) (文春文庫)十一番目の志士 (下) (文春文庫)読了日:05月13日 著者:司馬 遼太郎
幕末の情勢は大きな曲がり角にさしかかった。中央から締め出され、藩領に閉じ込められた長州藩では、勤王党の高杉晋作がクーデターに成功。そして慶応二年、ひそかに薩摩藩と手をにぎり、藩を挙げて幕府との決戦に肚を固める。その緊迫した状況の下で、刺客晋助の剣は獲物を狙って冷酷にふるわれ続けた―。☆☆★
さよなら渓谷 (新潮文庫)さよなら渓谷 (新潮文庫)読了日:05月16日 著者:吉田 修一
緑豊かな桂川渓谷で起こった、幼児殺害事件。実母の立花里美が容疑者に浮かぶや、全国の好奇の視線が、人気ない市営住宅に注がれた。そんな中、現場取材を続ける週刊誌記者の渡辺は、里美の隣家に妻とふたりで暮らす尾崎俊介が、ある重大事件に関与した事実をつかむ。そして、悲劇は新たな闇へと開かれた。呪わしい過去が結んだ男女の罪と償いを通して、極限の愛を問う渾身の長編。☆☆☆
仁淀川 (新潮文庫)仁淀川 (新潮文庫)読了日:05月20日 著者:宮尾 登美子
満州で敗戦を迎え、夫と幼い娘と共に必死に引揚げてきた二十歳の綾子は、故郷高知県の仁淀川のほとりにある夫の生家に身を落ち着ける。農家の嫁として生活に疲れ果てて結核を発病した綾子に、さらに降りかかる最愛の母・喜和と父・岩伍の死。絶望の底で、せめて愛娘に文章を遺そうと思い立った綾子の胸に「書くことの熱い喜び」がほとばしる。作家への遙かな道のりが、いま始まった―。☆☆★
降霊会の夜 (朝日文庫)降霊会の夜 (朝日文庫)読了日:05月25日 著者:浅田次郎
初老の私はしばしば女と歩く同じ夢を見る。ある嵐の夜、家の庭にうずくまっていた女は、その夢の女と瓜二つだった。梓と名乗った不思議な女は、誰か会いたい人はいないかと尋ねてきた。西の森にジョーンズ夫人という霊媒者が住んでおり、この世にいない人であっても会わせてくれるという。私は小学三年生のとき、クラスに転校してきた「キヨ」の名を告げた……。至高の恋愛小説であり、一級の戦争文学であり、極めつきの現代怪異譚。まさに浅田文学の真骨頂! ☆★★
営業零課接待班 (講談社文庫)営業零課接待班 (講談社文庫)読了日:05月25日 著者:安藤 祐介
苦手な営業に異動となり、ついにリストラ勧告まで受けたマジオこと真島等は、接待専門の「営業零課」で再起を図ることに。落ちこぼれ社会人のマジオと仲間たちは修羅場を乗り越え、年間売上50億という無謀な目標を達成できるのか!?涙も笑いも挫折も成功も、「働くこと」のすべてが詰まった感動の営業小説。☆☆★
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2017年4月に読んだ本

2017-05-10 | いい本読んでます?
2017年4月の読書メーター 読んだ本の数:12 読んだページ数:4591
「鬼平犯科帳」あやちゃんとちえちゃんが面白いと言ってたから(笑)、「魔王」伊坂幸太郎の政治的な視線の鋭さがやばい、「下町ロケット」ドラマを先に見たけど原作の物語の深さをやはりながら確認した、「影踏み」こんな角度で描くサスペンスってのは珍しく引き込まれた、「書店ガール」これもドラマを先に見たがテレビで演じた役者のイメージが彷彿されすぎて読みにくかったな、「僕たちの戦争」タイムパラドックスものは数々あるが、さすが荻原浩、社会的風刺感が的確ではまった。

鬼平犯科帳 決定版(一) (文春文庫)鬼平犯科帳 決定版(一) (文春文庫)読了日:04月03日 著者:池波 正太郎
斬り捨て御免の権限を持つ幕府の火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵。盗賊からは“鬼の平蔵”“鬼平”と恐れられている。しかし、その素顔は義理も人情もユーモアも心得た、懐の深い人間である。新感覚の時代小説の世界を拓き、不動の人気を誇る「鬼平犯科帳」シリーズ第一巻は、同心・小野十蔵の物語から始まる。☆☆★
魔王 (講談社文庫)魔王 (講談社文庫)読了日:04月06日 著者:伊坂 幸太郎
会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、一人の男に近づいていった。5年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。☆☆☆
平成お徒歩日記 (新潮文庫)平成お徒歩日記 (新潮文庫)読了日:04月09日 著者:宮部 みゆき
あるときは赤穂浪士のたどった道、またあるときは箱根越え、お伊勢参りに罪人引廻し、島流しルートも。暑さにも寒さにも原稿締切にも病にも負けず、ミヤベミユキはひたすら歩く歩く――。怪しき道づれたちと繰り広げる珍道中記を読むと、あ~ら不思議、あなたも江戸時代へタイムスリップ。さあ、この本をポケットに、お江戸の旅へと出発しよう! 楽しくてためになるおトクな一冊。☆☆★
下町ロケット (小学館文庫)下町ロケット (小学館文庫)読了日:04月12日 著者:池井戸 潤
「お前には夢があるのか? オレにはある」研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。男たちの矜恃が激突する感動のエンターテインメント長編!☆☆☆
影踏み (祥伝社文庫)影踏み (祥伝社文庫)読了日:04月14日 著者:横山 秀夫
深夜の稲村家。女は夫に火を放とうとしている。忍び込みのプロ・真壁修一は侵入した夫婦の寝室で殺意を感じた―。直後に逮捕された真壁は、二年後、刑務所を出所してすぐ、稲村家の秘密を調べ始めた。だが、夫婦は離婚、事件は何も起こっていなかった。思い過ごしだったのか?母に焼き殺された弟の無念を重ね、真壁は女の行方を執拗に追った…。(「消息」より)☆☆★
殺人ピエロの孤島同窓会 (宝島社文庫―『このミス』大賞シリーズ)殺人ピエロの孤島同窓会 (宝島社文庫―『このミス』大賞シリーズ)読了日:04月16日 著者:水田美意子
ピエロの仮装をした人物が彼らを次々に血祭りにあげてゆく。爆弾で手足が吹き飛び、切断された首はカレー鍋に放り込まれ、観覧車は倒壊。ネット上では35人の死ぬ順番を当てる殺人トトカルチョが開催され、日本軍が残したという時価一兆円の財宝をめぐる巨大な陰謀まで浮上する。まるでマンガみたいな設定だが、文章は達者だし、計算とも天然ともつかない妙な愛敬があって一気に読ませる。★★★
マンチュリアン・リポート (講談社文庫)マンチュリアン・リポート (講談社文庫)読了日:04月17日 著者:浅田 次郎
昭和3年6月4日未明、張作霖を乗せた列車が爆破された。関東軍の暴挙に激怒した昭和天皇の密命を受けて、若き軍人が綴った「満洲報告書」で明かされる「真相」とは?該博な知識と丹念な取材に裏打ちされた浅田史観で、闇に葬られた昭和史最大のミステリーを追う。絶好調『蒼穹の昴』シリーズ第4部開幕。☆★★
グランドマンション (光文社文庫)グランドマンション (光文社文庫)読了日:04月22日 著者:折原 一
「グランドマンション一番館」には、元「名ばかり管理職」の男、元公務員、三世代同居の女所帯から独居老人、謎の若者、はてはかなり変わった管理人までと、アクの強い人たちが住んでいる。騒音問題、ストーカー、詐欺、空き巣――次々に住人が引き起こすトラブル。そして、最後に待ち受けていた大どんでん返しとは……。希代の名手が贈る必読の傑作ミステリー連作集。☆★★
書店ガール (PHP文芸文庫)書店ガール (PHP文芸文庫)読了日:04月25日 著者:碧野 圭
吉祥寺にある書店のアラフォー副店長理子は、はねっかえりの部下亜紀の扱いに手を焼いていた。協調性がなく、恋愛も自由奔放。仕事でも好き勝手な提案ばかり。一方の亜紀も、ダメ出しばかりする「頭の固い上司」の理子に猛反発。そんなある日、店にとんでもない危機が…。書店を舞台とした人間ドラマを軽妙に描くお仕事エンタテインメント。本好き、書店好き必読。☆☆★
十一番目の志士 (上) (文春文庫)十一番目の志士 (上) (文春文庫)読了日:04月27日 著者:司馬 遼太郎
長州藩の下層の出ではあったが、天堂晋助の剣の天稟は尋常なものではなかった。ふとしたことから彼を知った藩の過激派の首魁高杉晋作は、晋助を恐るべき刺客に仕立てあげる。京で大坂でそして江戸で忽然と現われ、影のように消え去る幻の殺人者のあとには、常におびただしい血が残された…剣の光芒が錯綜する幕末の狂宴。☆☆★
僕たちの戦争 (双葉文庫)僕たちの戦争 (双葉文庫)読了日:04月27日 著者:荻原 浩
“根拠なしポジティブ”の現代のフリーターと、昭和19年の「海の若鷲」にあこがれる軍国青年が時空を超えて入れかわった! それぞれの境遇に順応しつつも、ふたりはなんとか元の時代に戻ろうとするが……。おもしろくてやがて切ない、愛と青春の戦争小説。☆☆★
少年の輝く海 (集英社文庫)少年の輝く海 (集英社文庫)読了日:04月28日 著者:堂場 瞬一瀬戸内の島。東京から山村留学にきた中学二年生鳥海浩次は、退屈な島暮らしにうんざりしていた。ある日、地元の同級生・計が、蔵から海図を見つけ出す。水軍の財宝をつんだ船が嵐で沈没したという伝説があり、その船のありかが記されているというのだ。格好の暇つぶしと、山村留学仲間の花香を誘い、三人で海へこぎ出すが…。少年少女のきらめく夏物語を瑞々しく描くオリジナル文庫。☆☆★
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2017年3月に読んだ本

2017-04-10 | いい本読んでます?
2017年3月の読書メーター 読んだ本の数:14 読んだページ数:5174
「光圀伝 (下)」あくまでもフィクションだが光圀の思いが成就していたら歴史は大きく変わったのだろうな~と思いをはせる、「米中開戦」2013年より以前に書かれた作品だけど現状考えるとノンフィクションかと勘違いしてしまいそうにリアル、しかし翻訳の文章が(特に会話が)変すぎて読みづらいったらありゃしない、「紙の月」映画の方がすっきりとまとまってたかも、「地球から来た男」星新一のショートショートがふと読みたくてなって読んだが、今読んでも新鮮なのはさすがだ、「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズもとうとう完結、でもこう終わるのか~ってちょびっと残念、「あるキング」伊坂幸太郎らしくないがそのらしくなさが新鮮で一気に読んだ。

光圀伝 (下) (角川文庫)光圀伝 (下) (角川文庫)読了日:03月01日 著者:冲方 丁
 「我が大義、必ずや成就せん」老齢の光圀が書き綴る人生は、“あの男”を殺めた日へと近づく。義をともに歩める伴侶・奏姫と結ばれ、心穏やかな幸せを掴む光圀。盟友や心の拠り所との死別を経て、やがて水戸藩主となった若き“虎”は、大日本史編纂という空前絶後の大事業に乗り出す。光圀のもとには同志が集い、その栄誉は絶頂を迎えるが―。☆☆☆
米中開戦1 (新潮文庫)米中開戦1 (新潮文庫)読了日:03月03日 著者:トム クランシー,マーク グリーニー
 中国が南シナ海で軍備増強――情報を得たジャック・ライアン大統領は、だが、身動きできずにいた。対テロ民間極秘組織〈ザ・キャンパス〉の存在を何者かに把握され、監視されていることが判明したのだ。迫る中国の脅威。陸、海、空はもとより、宇宙やサイバー空間までが戦場になるのか? 緻密な国際政治情報の分析を元に、世界の危機をシミュレートする国際インテリジェンス巨篇!☆★★
紙の月 (ハルキ文庫)紙の月 (ハルキ文庫)読了日:03月08日 著者:角田 光代
 ただ好きで、ただ会いたいだけだった―――わかば銀行の支店から一億円が横領された。容疑者は、梅澤梨花四十一歳。二十五歳で結婚し専業主婦になったが、子どもには恵まれず、銀行でパート勤めを始めた。真面目な働きぶりで契約社員になった梨花。そんなある日、顧客の孫である大学生の光太に出会うのだった・・・・・・。あまりにもスリリングで、狂おしいまでに切実な、傑作長篇小説。☆☆★
米中開戦2 (新潮文庫)米中開戦2 (新潮文庫)読了日:03月11日 著者:トム クランシー,マーク グリーニー
 謎の敵に封じ込められた“ザ・キャンパス”―調査から浮かび上がるのは“センター”と呼ばれる人物、あるいは組織。しかも最高度のサイバー諜報技術とサイバー戦遂行能力を有している…。一方、中国はついに軍を動かす。台湾空域を侵犯し、フィリピン・スカボロー礁に戦闘部隊を上陸させたのだ。その目的は何か。迫りつつある米中全面戦争という最悪のシナリオは避けられるのか。☆☆★
地球から来た男 (角川文庫)地球から来た男 (角川文庫)読了日:03月12日 著者:星 新一
 おれは産業スパイとして、ある研究所にもぐりこんだ。だが内部の警戒は厳重で、たちまちパトロールの守衛につかまってしまった。保安部門の責任者は秘密を守るために独断で処罰するという。それは、開発途上で放置されたテレポーテーション装置を使った、地球外への追放だった。気づくと、おれは野原に横たわっていた―。奇妙な運命に翻弄される男達を描いた傑作ショートショート集。☆☆★
闇夜 - 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)闇夜 - 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)読了日:03月13日 著者:堂場 瞬一
 娘・綾奈と悲劇の再会からふたたび酒浸りの生活に戻り、無断欠勤を続けていた高城。失踪した七歳の少女の捜索に引きずり出されるが、少女は絞殺体で見つかり、事件の担当は失踪課から捜査一課に移ってしまう。娘を失った両親に自身を重ねた高城は犯人を捜し出すことを誓い、わずかな証言を元に執念の捜査を続けるが…。☆☆★
献心 - 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)献心 - 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)読了日:03月16日 著者:堂場 瞬一
 綾奈の死の真相を知る―決意した高城に長野が目撃者情報を持ち込む。十数年を経て得られた新しい証言。しかし会社員だというその男は一転証言を曖昧にした上で、弁護士を通じて抗議をしてくる強硬さだった。不可解な態度を不審に思いつつ、地道に当時の状況を洗い直す高城は、綾奈の同級生母子を追って一路東北へ向かう。☆☆★
あるキング (徳間文庫)あるキング (徳間文庫)読了日:03月17日 著者:伊坂 幸太郎
 山田王求。プロ野球チーム「仙醍キングス」を愛してやまない両親に育てられた彼は、超人的才能を生かし野球選手となる。本当の「天才」が現れたとき、人は“それ”をどう受け取るのか――。群像劇の手法で王を描いた雑誌版。シェイクスピアを軸に寓話的色彩を強めた単行本版。伊坂ユーモアたっぷりの文庫版。☆☆★
米中開戦3 (新潮文庫)米中開戦3 (新潮文庫)読了日:03月23日 著者:トム クランシー,マーク グリーニー
 サイバー空間で強大な力を誇る〈センター〉とは何なのか。組織なのか。人なのか。〈ザ・キャンパス〉は、香港の14Kという犯罪組織を疑うが、恐喝、麻薬、売春などが彼らの資金源でハイテク技術を有しているとは思えない。そんな中、中国は一方的に南シナ海を封鎖。インドの航空母艦が海域に侵入したとたん、対艦ミサイル四発を発射した――。ジャック・ライアン大統領の決断とは……。☆☆★
毒笑小説 (集英社文庫)毒笑小説 (集英社文庫)読了日:03月24日 著者:東野 圭吾
 塾にお稽古に家庭教師にと、VIPなみに忙しい孫。何とかゆっくり会えないものかという祖父の訴えを聞いて、麻雀仲間の爺さんたちが“妙案”を思いつく…。前代未聞の誘拐事件を扱った「誘拐天国」をはじめ、毒のある可笑しさに満ちた傑作が1ダース!名作『怪笑小説』に引き続いて、ブラックなお笑いを極めた、会心の短篇集。☆☆★
文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)読了日:03月25日 著者:古川智映子
 豪商三井家から17歳で大坂の両替商・加島屋に嫁いだ浅子は、家運が傾くと持ち前の商才を発揮、「九転十起」の精神で難局を切り開き、大坂随一の実業家として大成する。晩年は女子教育にも力を注ぎ、日本初の女子大学開設に奔走。歴史に埋もれてきた不世出の女性実業家の生涯を、初めて世に紹介した名作が、待望の文庫化。☆★★
愚者の連鎖 アナザーフェイス 7 (文春文庫)愚者の連鎖 アナザーフェイス 7 (文春文庫)読了日:03月28日 著者:堂場 瞬一
 参事官の後山の指令で、完全黙秘を続ける連続窃盗犯の取り調べを行うことになった刑事総務課の大友鉄。その沈黙に手こずる中、めったに現場には来ないはずの後山と、事件担当の検事まで所轄に姿を現す。背後にはいったい何が?異色のシングルファーザー刑事の活躍を描き人気を博す「アナザーフェイス」シリーズ長編第七弾。☆☆★
米中開戦4 (新潮文庫)米中開戦4 (新潮文庫)読了日:03月29日 著者:トム クランシー,マーク グリーニー
 “センター”から米本土へのサイバー攻撃は苛烈を極めていた。都市インフラを始め、金融システム、原子力発電所、軍事偵察衛星に到るまで、次々と加えられる彼らの侵攻を防ぐすべはないのか。麻痺寸前のアメリカを覆う不安とパニック―。香港のCIA工作員と共に敵の正体を追いかけていた“ザ・キャンパス”は、ついに尻尾をつかまえるが…。著者の遺言ともいえる国際軍事巨編! ☆☆★
残留思念捜査(サイコメトリー) オレ様先生と女子高生・莉音の事件ファイル (宝島社文庫)残留思念捜査(サイコメトリー) オレ様先生と女子高生・莉音の事件ファイル (宝島社文庫)読了日:03月31日 著者:あいま 祐樹
 大学での講義のかたわら、付属女子高の非常勤講師を任された渋谷一樹は、以前、暴漢から助けた生徒・二ノ宮莉音と思わぬ場所―誘拐事件の関連現場で再会する。旧知の間柄である警視庁捜査一課の今尻によれば、莉音は催眠状態で“空間に残された思念”を読み取る能力をもつという。心理学者として催眠導入もできる渋谷は、莉音とコンビを組み、世間を震撼させる連続誘拐事件の謎に迫るが…。★★★
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2017年2月に読んだ本

2017-03-03 | いい本読んでます?
2017年2月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3755ページ
 「果てしなき渇き」映画がほんと糞で気分が悪かったが原作の糞度合いは映画の比ではないことを確認、だが映画で消化不良だった部分はちゃんと解決、「逃亡作法 TURD ON THE RUN」日本語が変すぎて読むのに苦労したがその苦労は全く報われなかった、「死亡フラグが立つ前に」は「死亡フラグが立ちました!」の前日譚なのだがあの痛快さはそのまんまで引き込まれる、「オレたちバブル入行組」ドラマは最高だったがそれにも増して原作が素晴らしいのだってことを確認、「光圀伝」あくまでもフィクションだけど黄門さんではない水戸光圀像がリアルで生き生きしていて勉強になる、でもあくまでも冲方丁的SFドラマ。

変身 (講談社文庫)変身 (講談社文庫)
読了日:2月4日 著者:東野圭吾
 平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた。それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は、手術後徐々に性格が変わっていくのを、自分ではどうしょうもない。自己崩壊の恐怖に駆られた純一は自分に移植された悩の持主(ドナー)の正体を突き止める。☆★★
果てしなき渇き (宝島社文庫)果てしなき渇き (宝島社文庫)
読了日:2月5日 著者:深町秋生
 部屋に麻薬のカケラを残し失踪した加奈子。その行方を追う、元刑事で父親の藤島。一方、三年前。級友から酷いイジメにあっていた尚人は助けてくれた加奈子に恋をするようになったが…。現在と過去の物語が交錯し、少しずつ浮かび上がる加奈子の輪郭。探るほどに深くなる彼女の謎。そして用意された驚愕の結末とは。全選考委員が圧倒された第3回『このミス』大賞受賞作品。☆★★
新装版 逃亡作法 TURD ON THE RUN (上) (宝島社文庫)新装版 逃亡作法 TURD ON THE RUN (上) (宝島社文庫)
読了日:2月8日 著者:東山彰良
 第1回『このミステリーがすごい!』大賞、大賞(銀賞)&読者賞受賞作。死刑制度が廃止された近未来の日本。“キャンプ”と呼ばれる刑務所では囚人の自由が拡大されるなど、刑務所の形態が大きく変わり加害者の人権が大幅に保護されていた。だが被害者の家族は加害者に寛大な制度に納得がいかず、一部では復讐を誓う被害者の家族同士が手を組み“キャンプ”の襲撃を計画。一方、標的となった囚人たちは“キャンプ”からの脱獄を企てていた。★★★
もののけ本所深川事件帖 オサキと骸骨幽霊 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)もののけ本所深川事件帖 オサキと骸骨幽霊 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
読了日:2月9日 著者:高橋由太
 災厄が起こるといわれる“オサキモチ”ゆえ、献残屋の娘・お琴に恋文を渡せない手代の周吉。しかし、その文が墓地まで飛ばされ、墓の下から現れた幽霊・朱里が自分宛てだと勘違い。あげく周吉は朱里と夫婦になってしまう!店に帰れなくなった周吉は、骸骨幽霊らを成仏させるため、秘策を練るが…。町では極悪非道の畜生働きが跋扈し、周吉の店にも危機が迫る!妖怪時代劇、第六弾。☆★★
新装版 逃亡作法 TURD ON THE RUN (下) (宝島社文庫)新装版 逃亡作法 TURD ON THE RUN (下) (宝島社文庫)
読了日:2月11日 著者:東山彰良
 連続少女暴行殺害犯・川原昇に娘を殺された飯島好孝ら遺族たちは、加害者に寛大な制度に疑問を感じ、“キャンプ”襲撃計画を実行に移し、管理室を占拠することに成功した。飯島は川原を呼び出し銃を突きつけるが、一瞬の隙を突き逆襲に出た囚人たちは、「アイホッパー」と呼ばれる、“キャンプ”から脱獄しようとすると眼球が飛び出すようプログラムされたチップの解除パスワードをまんまと入手。刑務所からの脱獄計画を開始した。★★★
牽制 - 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)牽制 - 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)
読了日:2月13日 著者:堂場瞬一
 高城は娘・綾奈の失踪事件と向き合うことを決意するが、拳銃を所持した若手警察官とドラフト一位の高校球児の失踪が立て続けに起こる。キャンプイン目前に姿を消した選手を捜す高城は、元プロ野球選手の醍醐とともに高校時代の監督やチームメイトたちの事情聴取に奔走する。一方、警察官の行方は誰も掴むことができず…。☆☆★
死亡フラグが立つ前に (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)死亡フラグが立つ前に (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
読了日:2月14日 著者:七尾与史
 「死亡フラグ」シリーズでおなじみ、人気コンビの誕生秘話!人類滅亡の陰謀に巻き込まれてしまう陣内&本宮を描いた「死亡フラグが立ちましたのずっと前」、ターゲットを殺すまでどこまでも追いかける“狩猟者”との死闘を描く「死亡フラグが立つ前に」、殺し屋の派遣会社の物語「キルキルカンパニー」、オカルト雑誌の女性編集長が巻き込まれる騒動「ドS編集長のただならぬ婚活」の四作品を収録。☆☆★
オレたちバブル入行組 (文春文庫)オレたちバブル入行組 (文春文庫)
読了日:2月16日 著者:池井戸潤
 大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンターテインメント小説。 ☆☆☆
光圀伝 (上) (角川文庫)光圀伝 (上) (角川文庫)
読了日:2月21日 著者:冲方丁
 「なぜあの男を自らの手で殺めることになったのか」老齢の光圀は、水戸・西山荘の書斎でその経緯と己の生涯を綴り始める。父・頼房の過酷な“試練”と対峙し、優れた兄・頼重を差し置いて世継ぎに選ばれたことに悩む幼少期。血気盛んな“傾奇者”として暴れる中で、宮本武蔵と邂逅する青年期。やがて文事の魅力に取り憑かれた光圀は、学を競う朋友を得て、詩の天下を目指す―。誰も見たことのない“水戸黄門”伝、開幕。☆☆★
サウスポー・キラー (宝島社文庫)サウスポー・キラー (宝島社文庫)
読了日:2月24日 著者:水原秀策
 人気球団オリオールズの投手・沢村。ある日、沢村の「暴力団との癒着」と「八百長試合」を指摘した告発文書が球団とマスコミに送りつけられ、身に覚えがないにもかかわらず、沢村は自宅謹慎処分を受けてしまう。自身の潔白を証明するため、告発文書の調査を開始する沢村。やがて彼がたどり着いたのは周到に計画された恐ろしい陰謀だった!第3回『このミス』大賞を受賞した正統派ハードボイルド。☆★★
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2017年1月に読んだ本

2017-02-03 | いい本読んでます?
 一昨日の「私鉄総連17春闘交通政策要求実現中央行動」、昨日の「私鉄総連第2回拡大中央委員会」、春闘入り口の重要な取り組みが無事終了、心身共に疲労困憊。

2017年1月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:4075ページ
 「クローズド・ノート」読み進めるうちにストーリーにどっぷりはまっていくハートウォーミングな素敵な物語、「吉村昭の平家物語」平家物語を最初から最後まで読み通したのが初めて、あのエピソードもこのエピソードもみ~んな平家物語だったのかと感動、「一千兆円の身代金」日本の政治の問題の裏側や本質がさまざまに理解が出来たがミステリーとしては緊迫感はなく文章も上手いとは言えずで筆者の力量不足が残念、「それは、自殺5分前からのパワープレー」の物語は面白いのにこちらも文章が幼稚なのが残念だ、

死神の精度 (文春文庫)死神の精度 (文春文庫)
読了日:1月3日 著者:伊坂幸太郎
 CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。☆☆★

損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)
読了日:1月7日 著者:山本一力
 上司の不始末の責めを負って同心の職を辞し、刀を捨てた喜八郎。庶民相手に鍋釜や小銭を貸す損料屋に身をやつし、与力の秋山や深川のいなせな仲間たちと力を合わせ、巨利を貪る札差たちと渡り合う。田沼バブルのはじけた江戸で繰り広げられる息詰まる頭脳戦。時代小説に新風を吹き込んだデビュー作。☆★★

クローズド・ノート (角川文庫)クローズド・ノート (角川文庫)
読了日:1月9日 著者:雫井脩介
 堀井香恵は、文具店でのアルバイトと音楽サークルの活動に勤しむ、ごく普通の大学生だ。友人との関係も良好、アルバイトにもやりがいを感じてはいるが、何か物足りない思いを抱えたまま日々を過ごしている。そんななか、自室のクローゼットで、前の住人が置き忘れたと思しきノートを見つける。興味本位でそのノートを手にする香恵。閉じられたノートが開かれたとき、彼女の平凡な日常は大きく変わりはじめるのだった―。☆☆☆

吉村昭の平家物語 (講談社文庫)吉村昭の平家物語 (講談社文庫)
読了日:1月13日 著者:吉村昭
 ほろびゆく者、その運命の哀れさを克明に描き出した古典の傑作を、吉村昭が、わかりやすく臨場感に満ちた見事な訳で鮮やかに再現。約70年にわたる平清盛を中心とする平家一門の興亡が、壮大な物語を貫く大きな骨組みをそのままに甦る。時代を超越した真髄を味わえる、いつか読みたかった古典現代語訳の決定版!☆☆★

珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
読了日:1月16日 著者:岡崎琢磨
 実力派バリスタが集結する関西バリスタ大会に出場した珈琲店“タレーラン”の切間美星は、競技中に起きた異物混入事件に巻き込まれる。出場者同士が疑心暗鬼に陥る中、付き添いのアオヤマと犯人を突き止めるべく奔走するが、第二、第三の事件が…。バリスタのプライドをかけた闘いの裏で隠された過去が明らかになっていく。珈琲は人の心を惑わすのか、癒やすのか―。美星の名推理が光る!☆★★

遮断 - 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)遮断 - 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)
読了日:1月19日 著者:堂場瞬一
 厚労省高級官僚である六条舞の父親が失踪した。事件性はないと思われたが、一億円の身代金要求が届き様相は一変する。現金を用意して引き渡しに挑むものの、あえなく失敗に終わる。同時期にくせ者新メンバー田口はインド人技術者の失踪事件を調べていた。鍵は外国人労働者の就労斡旋なのか。二つの事件の関係は。☆☆★

一千兆円の身代金 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)一千兆円の身代金 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
読了日:1月21日 著者:八木圭一
 第12回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。元副総理の孫が誘拐された。日本政府に突きつけられた犯人からの要求は、財政赤字とほぼ同額の1085兆円の支払いか、巨額の財政赤字を招いた責任を公式に謝罪し、具体的再建案を示すかの二択だった―。警視庁は捜査一課特殊犯係を直ちに全国に派遣し、国家の威信をかけた大捜査網を展開させる。やがて捜査陣は、あるブログを見つけるが…。☆☆★

それは、自殺5分前からのパワープレー (リンダブックス)それは、自殺5分前からのパワープレー (リンダブックス)
読了日:1月26日 著者:黒岩勉
 人生に絶望し、集団自殺をしようと集まった男5人の前に現れた謎の女・ハナ。「まだ間に合うから。まだやり直せるから。だからさ、最後にもう一度だけ挑戦してみない。真剣に命がけで」かすかな希望を感じたそんな彼らに彼女が切り出した計画は、なんと六本木の裏カジノを狙った、本当に命がけの挑戦だった…。ハナの立てた周到な計画は果たして成功するのか?彼らの運命は?ハナの本当の目的は?スピーディー&ハートフルサスペンスの登場。☆☆★

負けんとき 上: ヴォーリズ満喜子の種まく日々 (新潮文庫)負けんとき 上: ヴォーリズ満喜子の種まく日々 (新潮文庫)
読了日:1月27日 著者:玉岡かおる
 明治半ば、播州(兵庫県南部)小野藩最後の藩主の娘として生まれた一柳満喜子。封建的な家で育った満喜子だが、平民の通う女学校に進んで、アメリカ人教師から英語やキリスト教の精神を教えられ、神戸女学院では音楽を学ぶ。乳兄弟の佑之進との恋は実らず、傷心の彼女はアメリカに留学することに…。運命に翻弄されながらも、自らの人生を切り開いていった女の姿を描く感動の大作。☆★★

負けんとき 下: ヴォーリズ満喜子の種まく日々 (新潮文庫)負けんとき 下: ヴォーリズ満喜子の種まく日々 (新潮文庫)
読了日:1月31日 著者:玉岡かおる
 キリスト教伝道のため来日し、近江兄弟社を設立したW・メレル・ヴォーリズは、関西学院、軽井沢ユニオン教会などを手掛けた建築家としても知られる。留学から帰国した満喜子はメレルと出会い、周囲の猛反対を押し切って、結婚する。近江八幡に居を構え、幼児教育に邁進する彼女と日本に帰化した夫の前に、様々な因難が待ち受けていた―。二人の愛に満ちた生涯を描く感動の長編。☆☆★
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2016年12月に読んだ本

2017-01-17 | いい本読んでます?
 今日から明後日まで、毎年恒例の山陰出張で米子、明後日からは例年と違って岡山に出張。

2016年12月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:3164ページ
 「終わらざる夏」日本がポツダム宣言受諾間近に侵攻してきたソ連、そして北方領土のこと、あくまでもフィクションだが、いろいろなことが初めてお腹に落ちた気がした。「少女」映画で納得できなかった物語の機微を納得、原作は素晴らしい。「春を背負って」これも映画では描き切れていない物語のニュアンスを理解。「おやすみラフマニノフ」さよならドビュッシーでも感じたが、聞こえてきそうなくらい音楽を文字で表すという離れ業をいとも簡単にしている筆致力に脱帽。

終わらざる夏 中 (集英社文庫)終わらざる夏 中 (集英社文庫)
読了日:12月3日 著者:浅田次郎
 片岡の一人息子・譲は、信州の集団疎開先で父親の召集を知る。譲は疎開先を抜け出し、同じ国民学校六年の静代とともに、東京を目指してただひたすらに歩き始めた。一方、片岡ら補充要員は、千島列島最東端の占守島へと向かう。美しい花々の咲き乱れるその孤島に残されていたのは、無傷の帝国陸軍、最精鋭部隊だった。―否応なく戦争に巻き込まれていく人々の姿を描く著者渾身の戦争文学、中編。 ☆☆★
少女 (双葉文庫)少女 (双葉文庫)
読了日:12月5日 著者:湊かなえ
 親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く──死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。☆☆☆
終わらざる夏 下 (集英社文庫)終わらざる夏 下 (集英社文庫)
読了日:12月7日 著者:浅田次郎
 1945年8月15日、玉音放送。国民はそれぞれの思いを抱えながら、日本の無条件降伏を知る。国境の島・占守島では、通訳要員である片岡らが、終戦交渉にやって来るであろう米軍の軍使を待ち受けていた。だが、島に残された日本軍が目にしたのは、中立条約を破棄して上陸してくるソ連軍の姿だった。―美しい北の孤島で、再び始まった「戦争」の真実とは。戦争文学の新たなる金字塔、堂々の完結。 ☆☆☆
月が100回沈めば (宝島社文庫―『このミス』大賞シリーズ)月が100回沈めば (宝島社文庫―『このミス』大賞シリーズ)
読了日:12月11日 著者:式田ティエン
 コースケは“サンプル”という、調査会社のアンケートに答えるアルバイトをしている。規則はひとつ、サンプル同士は知り合ってはいけないし、話をしてはならない。そんななか、ひょんに知り合ってしまったサンプルのアツシが突然姿を消した。心配したコースケは、やはりサンプルで弓という美人女子高生とともに行方を追い始めた。果たしてアツシの行方は?サンプルのバイトに隠された秘密とは。☆☆★
春を背負って (文春文庫)春を背負って (文春文庫)
読了日:12月16日 著者:笹本稜平
 先端技術者としての仕事に挫折した長嶺亨は、山小屋を営む父の訃報に接し、脱サラをして後を継ぐことを決意する。そんな亨の小屋を訪れるのは、ホームレスのゴロさん、自殺願望のOL、妻を亡くした老クライマー…。美しい自然に囲まれたその小屋には、悩める人々を再生する不思議な力があった。心癒される山岳小説の新境地。☆☆★
東京下町殺人暮色 (光文社文庫)東京下町殺人暮色 (光文社文庫)
読了日:12月24日 著者:宮部みゆき
 13歳の八木沢順が、刑事である父の道雄と生活を始めたのは、ウォーターフロントとして注目を集めている、隅田川と荒川にはさまれた東京の下町だった。そのころ町内では、“ある家で人殺しがあった”という噂で持ち切りだった。はたして荒川でバラバラ死体の一部が発見されて…。現代社会の奇怪な深淵をさわやかな筆致で抉る、宮部作品の傑作、ついに文庫化。☆★★
ソ連帝国再建 (新潮文庫)ソ連帝国再建 (新潮文庫)
読了日:12月27日 著者:トムクランシー,スティーヴピチェニック
 新大統領が誕生したばかりのロシア。選挙戦に敗れた内相は、民主化に傾く新体制に反発。国家主義の右派やマフィアと手を組み、かつてのソ連帝国再建を願うクーデターをもくろんでいた。ロシア側の不穏な動きを察知したオプ・センターは、極秘裏にクーデター阻止作戦を開始するが、ロシアの諜報機関もまた最先端技術を駆使してこれを迎え撃つ―米ロ諜報機関が対決する軍事謀略小説。☆☆★
おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)
読了日:12月31日 著者:中山七里
 第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに秋の演奏会を控え、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。しかし完全密室で保管される、時価2億円のチェロ、ストラディバリウスが盗まれた。彼らの身にも不可解な事件が次々と起こり…。ラフマニノフの名曲とともに明かされる驚愕の真実!美しい音楽描写と緻密なトリックが奇跡的に融合した人気の音楽ミステリー。☆☆★
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2016年11月に読んだ本

2016-12-02 | いい本読んでます?
 書記長社労士さんの11月の読書メーターまとめ 読んだ本 :9冊 読んだページ :3702ページ

        

深山の桜 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 神家正成 日本から約一万二千キロ、アフリカ大陸。国際連合南スーダン派遣団の第五次派遣施設隊内では盗難が相次いでいた。定年間近の自衛官・亀尾准陸尉と部下の杉村陸士長が調査に乗り出すが、さらに不可解な事件が連続して発生する。果たして相次ぐ事件は何を意味するのか。日本から特別派遣されてきたオネエの警務官・植木一等陸尉も調査に加わり、事件の謎に挑む。『このミス』大賞優秀賞受賞作!☆☆★

裂壊 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫) 堂場瞬一 半年に一度の失踪課課長査察を間近に控え、室長の阿比留が忽然と姿を消した!自宅に急行した高城たちだが、私生活を隠す阿比留の失踪の原因は掴めず、その行方は杳としてしれない。同時期、一人の女子大生の捜索願が出された。ストーカーによる拉致も疑われたが、二つの事件を追ううちに意外な接点が判明する。☆☆★

冬姫 (集英社文庫) 葉室麟 織田信長の二女、冬。その器量の良さ故に、父親に格別に遇され、周囲の女たちの嫉妬に翻弄される。戦国の世では、男は戦を行い、熾烈に覇権を争い、女は武器を持たずに、心の刃を研ぎすまし、苛烈な“女いくさ”を仕掛けあう。その渦中にあって、冬は父への敬慕の念と、名将の夫・蒲生氏郷へのひたむきな愛情を胸に、乱世を生き抜いてゆく。自ら運命を切り開いた女性の数奇な生涯を辿る歴史長編。☆★★

目下の恋人 (光文社文庫) 辻仁成 「目下の恋人、ネネちゃん」ヒムロは彼女を人にこう紹介する。刹那的に見えるヒムロに結構傷ついている彼女だったが、ある日、本当は愛に生きたい彼の真情を察知して…(表題作)N.Y.9.11―テロ事件の真最中、妻から離婚の話を切り出された小説家。画面上の衝撃と心の惨劇が交錯して進む問題作「君と僕のあいだにある」など愛と恋の物語、感動の10編を収録する。☆☆☆

オイアウエ漂流記 (新潮文庫) 荻原浩 南太平洋の上空で小型旅客機が遭難、流されたのは…無人島!?生存者は出張中のサラリーマンと取引先の御曹司、成田離婚直前の新婚夫婦、ボケかけたお祖父ちゃんと孫の少年、そして身元不明な外国人。てんでバラバラな10人に共通しているのはただひとつ、「生きたい」という気持ちだけ。絶対絶命の中にこそ湧き上がる、人間のガッツとユーモアが漲った、サバイバル小説の大傑作。☆☆☆

生きかたを楽しむ (角川文庫) 片岡義男 これは小説です。登場する魅力的な人物たちの誰もが、生きかたを楽しんでいます。自分の持ち時間のなかで、自分がどんなふうに在ればもっとも充実して楽しいのか、この人間模様のなかの人たちはよく心得ているのです。海辺の町で夏の時間はややけだるく流れるだけなのですが、どの人も思いのほか大きなドラマを無理なく展開させ、自分をすこしずつ実現させてはそれを楽しんでいます。☆☆★

同級生 (講談社文庫) 東野圭吾 修文館高校3年の宮前由希子が交通事故死した。彼女は同級生・西原荘一の子を身ごもっていた。それを知った荘一は自分が父親だと周囲に告白し、疑問が残る事故の真相を探る。事故当時、現場にいた女教師が浮上するが、彼女は教室で絞殺されてしまう。著者のターニングポイントとなった傑作青春ミステリー。☆☆★

終わらざる夏 上 (集英社文庫) 浅田次郎 1945年、夏。すでに沖縄は陥落し、本土決戦用の大規模な動員計画に、国民は疲弊していた。東京の出版社に勤める翻訳書編集者・片岡直哉は、45歳の兵役年限直前に赤紙を受け取る。何も分からぬまま、同じく召集された医師の菊池、歴戦の軍曹・鬼熊と、片岡は北の地へと向かった。―終戦直後の“知られざる戦い”を舞台に「戦争」の理不尽を描く歴史的大作、待望の文庫化。第64回毎日出版文化賞受賞作。☆☆★

波紋 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫) 堂場瞬一 ある事件で昇進の道を絶たれた阿比留は、法月の異動を止めようとせず、失踪課内部には亀裂が広がりつつあった。腐る高城に法月は五年前に交通事故現場から消えた男に関する事件の解決を託す。高城の調査が始まった直後、男が勤めていた会社で爆発事件が発生。犯行声明には失踪した男の署名が記されていた!☆★★
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2016年10月に読んだ本

2016-11-02 | いい本読んでます?
 書記長社労士さんの10月の読書メーターまとめ 読んだ本:12冊 読んだページ:4296ページ

           


邂逅―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫) 堂場瞬一 大学理事長が失踪したと捜索願が出された。しかし捜査を始めると母親の態度は一変、非協力的に。大学関係者も言を左右し、状況は遅々として掴めない。一方、女性の遺体が仙台で見つかり、法月の担当していた大学職員の失踪者だと判明した。胸に爆弾を抱えながら、自分を苛めるように捜査する法月を気遣う高城だが…。☆★★

特捜本部 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 (中公文庫) 堂場瞬一 海浜公園のゴミ箱から、切断された女性の腕が発見される。その指にカレッジリングがあったことから、母校の大学に向かう一之瀬。警視庁捜査一課異動後初めての特捜本部は、波瀾含みのスタートに…!若手刑事の成長を描く警察小説シリーズの新章、堂々開幕。☆★★

ラブ・ケミストリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 喜多喜久 第9回『このミス』大賞優秀賞受賞作品。有機化合物の合成ルートが浮かぶという特殊能力を持つ、有機化学を専攻する東大院生の藤村桂一郎。ところが初恋によって、その能力を失ってしまった。悶々とした日々を過ごしていた彼の前にある日、「あなたの恋を叶えてあげる」と、死神を名乗る少女、カロンが現われて…。東大で理系草食男子が巻き起こす、前代未聞の“日常系コメディ”登場。☆☆★

となり町戦争 (集英社文庫) 三崎亜記 現代的戦争の恐怖。ある日、突然に始まった隣接する町同士の戦争。公共事業として戦争が遂行され、見えない死者は増え続ける。現代の戦争の狂気を描く傑作。文庫版のみのボーナストラック短編を収録。小説すばる新人賞受賞作品。☆☆★

もののけ本所深川事件帖 オサキ鰻大食い合戦へ (宝島社文庫) 高橋由太 江戸・本所深川で、献上品の売買を行う、献残屋の手代・周吉。彼は妖狐に憑かれたオサキモチ。もののけがとり憑いた献上品をせっせと磨いていると懐から“オサキ”が顔を出し、町を騒がせている放火魔の噂話を始めた。ある晩、預かり物の高級掛け軸が燃やされて、店は倒産の危機に。周吉とオサキは百両の賞金を目当てに“鰻の大食い合戦”への出場を決意するが…。妖怪時代劇第二弾、開幕。☆☆★

漂泊―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫) 堂場瞬一 ビル火災のバックドラフトに巻き込まれ負傷した明神。鎮火後の現場からは、殺しの痕跡のある身元不明の二遺体が出た。犯人による隠蔽目的の放火だったのか。傷つけられた仲間のため、高城は被害者の身元を洗う決意をする。調査の中で、ひとりは捜索願の出されていた作家ではないかとわかり、事態は思わぬ方向に進んでいく。☆★★

誰か故郷を想はざる―自叙伝らしくなく (角川文庫 緑 315-4) 寺山修司 警察官の父と私生児の母との間に出生、家を出、上京して新宿の酒場を学校とした青春時代…。天井桟敷の主宰者として、若者のオピニオン・リーダーとして知られる寺山修司の自叙伝。☆☆☆

アメリカン・スナイパー (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) クリス・カイル アメリカ海軍特殊部隊SEAL所属の狙撃手クリス・カイル。彼はイラク戦争に四度にわたり従軍して、160人の敵を仕留めた。これは米軍史上、狙撃成功の最高記録である。守られた味方からは「伝説」と尊敬され、敵軍からは「悪魔」と恐れられたカイルは、はたして英雄なのか?殺人者なのか?本書は、そのカイルが、みずからの歩みと戦争や家族に対する想いを綴る真実の記録である。クリント・イーストウッド監督映画原作。 ☆★★

ひとは情熱がなければ生きていけない(勇気凜凜ルリの色) (講談社文庫) 浅田次郎 いつかきっとと熱望しながら回り道をして小説家になった著者。遊びも仕事も生活も、当代のベストセラー作家は何を指針に生きてきたのか?ダンディズムの父、映画女優のような母が教えてくれたこと。後輩たちに伝えておきたいこと。痛快エッセイ“勇気凛凛ルリの色”シリーズに連なる、浅田ファン必読の書。 ☆☆★

プラネタリウムのふたご (講談社文庫) いしいしんじ だまされる才覚がひとにないと、この世はかさっかさの世界になってしまう。―星の見えない村のプラネタリウムで拾われ、彗星にちなんで名付けられたふたご。ひとりは手品師に、ひとりは星の語り部になった。おのおのの運命に従い彼らが果たした役割とは?こころの救済と絶望を巧まず描いた長編小説。 ☆☆☆

もののけ本所深川事件帖 オサキ婚活する (宝島社文庫) 高橋由太 本所深川で疱瘡が流行り、痘痕を恐れて、娘たちは江姫が祀られる「疱瘡地蔵」へお参りに行く。同時に地蔵の付近で、婚期を逃した娘ばかりがさらわれる事件が頻発。献残屋(古道具屋)の手代で、妖狐に憑かれるオサキモチの周吉は見廻りに出かけることに。店の一人娘・お琴との関係が進まないなか、店の主人は娘を心配し、お琴のお見合い話が舞い込んでしまった…。人気の妖怪時代劇第三弾。 ☆☆★

ちょっと今から仕事やめてくる 北川恵海 ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。なぜ赤の他人をここまで?気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で自殺した男のニュースだった―。スカっとできて最後は泣ける、第21回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”受賞作。 ☆★★ → 修正 時勢的に、働くことを勘違いしがちな若者に、働かすことを勘違いしているバカな経営者や中間管理職に読んで貰いたいので ☆☆☆
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2016年9月に読んだ本

2016-10-03 | いい本読んでます?
書記長社労士さんの9月の読書メーターまとめ 読んだ本 :13冊 読んだページ :4938ページ

            


ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) スティーグ・ラーソン 宿敵ザラチェンコと対決したリスベットは、相手に重傷を負わせるが、自らも瀕死の状態に陥った。だが、二人とも病院に送られ、一命を取りとめる。この事件は、ザラチェンコと深い関係を持つ闇の組織・公安警察特別分析班の存在と、その秘密活動が明るみに出る危険性をもたらした。危機感を募らせた元班長は班のメンバーを集め、秘密を守る計画を立案する。その中には、リスベットの口を封じる卑劣な方策も含まれていた。☆☆☆

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) スティーグ・ラーソン リスベットは回復しつつあった。ミカエルは様々な罪を着せられた彼女を救うため、仲間を集めて行動を開始する。だが、特別分析班は、班の秘密に関わる者たちの抹殺を始めた。一方ミカエルは病院内のリスベットと密かに連絡を取り、有益な情報を得ようとする。そして、特別分析班の実態を調べる公安警察と手を組み、巨大な陰謀の解明に挑む。やがて始まるリスベットの裁判の行方は? 驚異のミステリ三部作、ついに完結!☆☆☆

最終夜行寝台 (角川文庫 緑 371-21) 片岡義男 「波が呼ぶんだよ」「樹」「ブルー・ムーン」「最終夜行寝台」「港町しぐれた」「瞬間最大風速」☆☆★

血族〈下〉 シドニィ・シェルダン “裏切り者を罠に掛けろ!”父親が遺した無念のメモを発見したエリザベスは、意志を変えて巨大企業集団の社長の椅子を継ぐ。金に飢える重役たちは、一人の男を除いて、みな血族だ。自分の名が筆頭に載る暗殺者リストまで相続してしまったエリザベスを待ちかまえているものは?☆★★

相剋 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫) 堂場瞬一 捜査一課から失踪課に来た協力要請。情報提供して消えた目撃者捜しだという。筋違いと主張する高城を制し、阿比留は法月と明神に捜査を命じる。時を同じくして、少女が失踪。友人が訴え出るものの、中学生からの捜索願は受理できない。だが、少女の家族の態度に違和感を感じた高城は、醍醐と共に非公式に調べ始めるが……。☆☆★

スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 友井羊 店主の手作りスープが自慢のスープ屋「しずく」は、早朝にひっそり営業している。早朝出勤の途中に、ぐうぜん店を知ったOLの理恵は、すっかりしずくのスープの虜になる。理恵は最近、職場の対人関係がぎくしゃくし、ポーチの紛失事件も起こり、ストレスから体調を崩しがちに。店主でシェフの麻野は、そんな理恵の悩みを見抜き、ことの真相を解き明かしていく。心温まる連作ミステリー。☆★★

裁判長!これで執行猶予は甘くないすか (文春文庫) 北尾トロ 傍聴ブームという社会現象まで起こしたベストセラー「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」待望の続篇はますます絶好調。男泣き大安売りの被告人に、キャラも十人十色の裁判官。嫉妬に狂った地味な女もキャバ嬢に騙された34歳の男も、法廷でそれぞれドラマを展開中。文庫版スペシャル・伊藤理佐さんの突撃傍聴マンガも必読。☆★★

今度は愛妻家 (竹書房文庫) 入間眞・中谷まゆみ かつては売れっ子カメラマンとして名も実力もあったが、今はロクに仕事もせずにぐうたらな毎日を送っている北見俊介。女性に甘く、気ままに生きる典型的な駄目亭主だ。大の健康マニアの妻さくらはそんな夫に文句を言いながら何くれとなく世話をやいている。クリスマス直前に、半ば強引に連れていかれた子作りのための沖縄旅行から1年後。相変わらず、だらけた毎日を過ごす俊介は、なぜか一枚も写真を撮ることができない。ある日、いつものように軽口をたたく俊介に、「子供を作る気がないなら、別れて」と悲しげな表情で告げるさくら。以前とは微妙に違うさくらの態度に、俊介は平静を装いながらも胸がざわめく。喧嘩が絶えなかったけれど穏やかで楽しかった夫婦生活が、どこでどう狂ってしまったのか…。☆☆★

シェエラザード(上) (講談社文庫) 浅田次郎 昭和20年、嵐の台湾沖で、2300人の命と膨大な量の金塊を積んだまま沈んだ弥勒丸(みろくまる)。その引き揚げ話を持ち込まれた者たちが、次々と不審な死を遂げていく――。いったいこの船の本当の正体は何なのか。それを追求するために喪われた恋人たちの、過去を辿る冒険が始まった。日本人の尊厳を問う感動巨編。☆☆★

シェエラザード(下) (講談社文庫) 浅田次郎 弥勒丸引き揚げ話をめぐって船の調査を開始した、かつての恋人たち。謎の老人は五十余年の沈黙を破り、悲劇の真相を語り始めた。私たち日本人が戦後の平和と繁栄のうちに葬り去った真実が、次第に明るみに出る。美しく、物悲しい「シェエラザード」の調べとともに蘇る、戦後半世紀にわたる大叙事詩、最高潮へ。☆★★

珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫) 岡崎琢磨 京都の街にひっそりと佇む珈琲店“タレーラン”に、頭脳明晰な女性バリスタ・切間美星の妹、美空が夏季休暇を利用してやってきた。外見も性格も正反対の美星と美空は、常連客のアオヤマとともに、タレーランに持ち込まれる“日常の謎”を解決していく。人に会いに来たと言っていた美空だったが、様子がおかしい、と美星が言い出して…。姉妹の幼い頃の秘密が、大事件を引き起こす。☆★★

紅葉する夏の出来事 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 拓未司 高校受験の失敗で両親との確執が深まり、不良仲間と付き合いはじめる悠馬。独立を機に転落の道を歩みはじめた元エリート・サラリーマンの伊東。そして全身を真っ赤に染め、ゴミ屋敷に暮らす老婆RB(レッドばあさん)。配水管の修理に老婆の家を訪れた伊東は、あるものを発見する…。三人の運命は交錯し、夏の「紅葉」はやがて激しく乱れ散る。怒濤のクライマックスから驚愕の終焉へ。☆☆★

もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 高橋由太 江戸・本所深川で、献上品の売買を行う、献残屋の手代として働く周吉。彼はオサキという妖狐に憑かれたオサキモチであり、いつも懐にいるオサキに、恋に仕事にと、やることなすことからかわれている。ある夜、辻斬りに襲われ、殺人も起きる中、店の一人娘・お琴がいなくなった。周吉はオサキモチの不思議な力を使い、お琴を捜しに夜の町へ出て行く。おとぼけ手代と妖狐一匹の妖怪時代劇。☆★★
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