植物越冬メモ

散歩中に見つけた熱帯植物を紹介していきます。。

カイズカイブキ・伊豆大瀬崎

2021年01月01日 | 2020の気象グラフ

カナリーヤシは、温暖な気候を好む品種。耐寒性は-7℃くらい。景観樹として考えると伊豆や館山の様な極暖地が無難かもしれない。ヤシの仲間は生長点が一か所のみなので耐寒性のなるべく高い品種を選ぶ事が必要となる。


ソテツは、比較的暖地なら見かける事ができる。自然分布は鹿児島・指宿となっているが、耐寒性は高く、仙台の市街地くらいなら乗りきる可能性が十分にある。しかし、わらまきや防寒対策は必須だろう。また、コルジリネやニューサイラン属のマオランも生育および植栽分布を広げている。


看板


ユッカ。耐寒性が南国植栽植物にしては、きわめて高い植物のひとつである。耐寒性は-10℃くらいで生育旺盛で、春からの復活もシュロ-15℃ともに早い植物の一つである。寒冷地の植栽にも利用できるか今後ともに調べていきい。






ビャクシンは、伊豆半島の温暖な気候を好む針葉樹だが。環境適応性があり、寒冷地でも植栽可能である。防風林や生垣として幅広く利用されている、従来キンモクセイ・ヒラギとともに人気のあった植物である。


このソテツは植栽物からの実生苗だろうか。ある程度生育した様子である。ちなみに幼い株でも根づけば耐寒性はあり、多摩地域の積雪や氷点下にも耐えた記録がある。植栽北限は、福島いわきである。それより北では生育は遅くなり、時の寒波に耐えられないケースが多いので注意が必要がある。(一部の地域・市街地を除く)









わらまき


伊豆半島は、南方系植物の調査に向く地域の一つである。温暖な気候を好むシダ類やヤシ類の越冬調査を始めて10年近くなるがまだまだ知らない越冬情報や温暖化による生息地の拡大なだがある為、今後も何度も足を運び・植物調査を続けていきたい。


また、携帯のスマホの天気アプリで、関東~東海の暖地・東北の寒冷地を中心に調べてみたので掲載する事とする。やはり、南椅子や石廊崎は5℃程度で亜熱帯性のメヒルギやハイビスカスや観葉類が軒下や一部露地でも越冬できるのがうなずける。年によっては鹿児島市街地よりも高い場合がある様だ。



天気・気候

スマホ・天気アプリより

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