耐寒性バナナ
・バショウについて
バショウは、最も耐寒性があるバナナ属(Musa)であり、みなかみや仙台・那須塩原周辺の冬季の最低気温が
-10℃程になる地域が北限とされ栽培されている。その為、より北の青森の八戸市-15℃(2018現在・シュロの栽培・植栽北限地)とされている為、
青森の津軽地方・青森市の市街地のヒートアイランド現象・温泉地でも栽培できる可能性が十分にある事から、
立地条件や気象データ(気象庁HP)も考慮しながら栽培・試験を行っていきたい。
越冬・考察結果
・地植えそのまま
バショウ(芭蕉・MUSA)は、
耐寒性はバナナ属の中で最も高く、高温期以外でも生育する事ができる数少ない種類。
実際には低温の2月以降には、寒冷地を除き多くの地で
葉の展葉が春早くから再開されて、梅雨時期には見事に茂る本種を見る事ができる。
・はじめは、
関東平野部の-5℃以下の地域では防寒なしでは耐えられないと思われたが、実際には、越後平野や日本海側の市街地、東北では岩手県・仙台の海岸エリア、那須・みなかみの県木
寒冷地-10℃以下または未満の地域でも場所は考慮されながらも、シュロ(t)と同様に全国各地に栽培可能だという事が分かった。
・しかし、より北の青森八戸や
津軽半島周辺や北海道の南東部の市街地や
軒下で観葉化にできる可能性は大いにあり、今後ともにしっかりとした
研究データや栽培方法の確立を目指して
東北北部エリアを中心に調査していきたい。
・便利サイト紹介
津軽海峡周辺になると、オホーツクエリアからの冷たい風や季節風が吹雪となり大変寒さのダメージが心配される地域となっている。しかし、周辺にツバキの北限地や栽培地がある可能性は十分にある為、どうしても南国ガーデンにあこがれのある方はチャレンジしてみる価値は十分にあるのではないかと思われる?もでないか?・・・。
※注意!!
その中でも津軽湾に近く、比較的、冬場も温暖な(青森の北西部の中では)青森市の市街地を中心に気象データを中心に考察や栽培方法の確立やポイントなど(成功するかは不明だが)独自の観点を視野に書いていく事とする。
・八戸の気象データ
https://weather.time-j.net/Climate/Chart/Fukaura より
・青森の気象データ
https://weather.time-j.net/Climate/Chart/Fukaura より
八戸までの県内・(青森)南東部になると太平洋側のわずかながらの、日照りや日照量のおかげ、海岸地域では
シュロやトウジュロや軒下ではビワやユズが行える地域がでてくる。
八戸のトウジュロは、気候もあるが樹高は基本種よりも小さく、
どこかずんぐり型で矮性のような感じである。また、
ととえ温暖な海岸域でも東北海岸のシュロの芽生えの群生などは見られないようで、栽培地域は局所的に限られる様だ。
鰺ヶ沢町
https://weather.time-j.net/Climate/Chart/Fukaura より
・各地の露地栽培北限植物(表)
以下の事から
・地植えマルチング必須(根茎をしっかり保護)
周囲に落ち葉は80cmしっかり引きつめ、凍傷のないように穴あきビニールや波がわら等で株の周りに壁を作りながらしっかりと保温を行う。そして、強風で倒れないように、ブロック石でしっかりと固定または再度壁をつくり
(波がわら・ブロック石)でしっかりと固定して寒風も防いで、対策を行う。