植物越冬メモ

散歩中に見つけた熱帯植物を紹介していきます。。

北海道南部・函館でのシュロ植栽活用

2020年02月23日 | 亜熱帯もの

茨城県北部・ひたちなか-6℃

シュロは、耐寒性のあるヤシの中でも生育旺盛で、冬季からの復活が早いヤシ。
耐寒性は、-15℃と寒さにはダントツ強い植物で幅広い地域で栽培されている。今後もしっかり突然変異の品種含め、調べていきたい。


那須高原・火山地帯-12℃


群馬県・みなかみ町-10℃

 現在も、北関東でのシュロの北限地での越冬調査や耐寒温度の確立を含め、様々な調査を進めている段階である。今後も多くの調査によるデータが蓄積されていく事になるのでこの分野中心に進めていきたい。温帯性のヤシの為、高温ではどの程度の耐性が必要になるのかも疑問であり、しっかり調べていきたい。

那須町・平野部-9℃

このように山岳地帯や火山地帯でも、栽培できるヤシは珍しく、植栽樹種としても珍しいほど耐性があるので、その他、海洋性気候と内陸気候での生育スピードや樹高のサイズの可否についてもしっかり調べていきたい。

那須町・バックには茶臼岳

また、今後は突然変異での斑入り個体の作出方法や、種子まきの適性温度。についてもよりしっかり調べていきたい。また現在デンマーク、やポーランド周辺が本種の最北限(-20℃)である状態で、多少の防寒対策で乗り切る事ができるようだ。今は、残念ながら新型コロナウイルスで海外渡航・物資等の流入は難しい状態にあるが、電子化が進み新しい情報社会がより確立されるのが一番だが、


茨城県・大子周辺

植物の栽培方法や図鑑の電子化けやブログで公表して、ヤシ栽培家や熱帯植物が好きな方達に伝わるように、なるべく頻繁にブログ制作・活動を続けていきたい。

宮城県北部


美味しかったウナギ!

バショウ(芭蕉)積雪地での亜熱帯植栽需要の検証

2020年02月23日 | 亜熱帯もの
耐寒性バナナ
・バショウについて

バショウは、最も耐寒性があるバナナ属(Musa)であり、みなかみや仙台・那須塩原周辺の冬季の最低気温が-10℃程になる地域が北限とされ栽培されている。その為、より北の青森の八戸市-15℃(2018現在・シュロの栽培・植栽北限地)とされている為、青森の津軽地方・青森市の市街地のヒートアイランド現象・温泉地でも栽培できる可能性が十分にある事から、立地条件や気象データ(気象庁HP)も考慮しながら栽培・試験を行っていきたい。


越冬・考察結果

・地植えそのまま
バショウ(芭蕉・MUSA)は、耐寒性はバナナ属の中で最も高く、高温期以外でも生育する事ができる数少ない種類。
実際には低温の2月以降には、寒冷地を除き多くの地葉の展葉が春早くから再開されて、梅雨時期には見事に茂る本種を見る事ができる。


・はじめは、関東平野部の-5℃以下の地域では防寒なしでは耐えられないと思われたが、実際には、越後平野や日本海側の市街地、東北では岩手県・仙台の海岸エリア、那須・みなかみの県木寒冷地-10℃以下または未満の地域でも場所は考慮されながらも、シュロ(t)と同様に全国各地に栽培可能だという事が分かった。

・しかし、より北の青森八戸や津軽半島周辺や北海道の南東部の市街地軒下で観葉化にできる可能性は大いにあり、今後ともにしっかりとした研究データや栽培方法の確立を目指して東北北部エリアを中心に調査していきたい。



・便利サイト紹介




津軽海峡周辺になると、オホーツクエリアからの冷たい風や季節風が吹雪となり大変寒さのダメージが心配される地域となっている。しかし、周辺にツバキの北限地や栽培地がある可能性は十分にある為、どうしても南国ガーデンにあこがれのある方はチャレンジしてみる価値は十分にあるのではないかと思われる?もでないか?・・・。

※注意!!
その中でも津軽湾に近く、比較的、冬場も温暖な(青森の北西部の中では)青森市の市街地を中心に気象データを中心に考察や栽培方法の確立やポイントなど(成功するかは不明だが)独自の観点を視野に書いていく事とする。

・八戸の気象データ

https://weather.time-j.net/Climate/Chart/Fukaura より


・青森の気象データ

https://weather.time-j.net/Climate/Chart/Fukaura より


八戸までの県内・(青森)南東部になると太平洋側のわずかながらの、日照りや日照量のおかげ、海岸地域ではシュロやトウジュロや軒下ではビワやユズが行える地域がでてくる。八戸のトウジュロは、気候もあるが樹高は基本種よりも小さく、どこかずんぐり型で矮性のような感じである。また、ととえ温暖な海岸域でも東北海岸のシュロの芽生えの群生などは見られないようで、栽培地域は局所的に限られる様だ。

鰺ヶ沢町

https://weather.time-j.net/Climate/Chart/Fukaura より



・各地の露地栽培北限植物(表)










以下の事から
・地植えマルチング必須(根茎をしっかり保護)

周囲に落ち葉は80cmしっかり引きつめ、凍傷のないように穴あきビニールや波がわら等で株の周りに壁を作りながらしっかりと保温を行う。そして、強風で倒れないように、ブロック石でしっかりと固定または再度壁をつくり(波がわら・ブロック石)でしっかりと固定して寒風も防いで、対策を行う。