昨日の日経新聞の「サイエンス」で、体内で抗がん剤を合成する手法を開発した、との記事にビックリ。
理化学研究所の田中克典主任研究員を中心に、研究され、開発された。
原料や合成に使う触媒を別々に体内に入れ、ガンの組織に集め、ガンの組織内で、ガンをヤッツケル薬が
作られる、という仕組み。副作用は、軽くて済むらしい。
体内が、抗がん剤の工場になるのだ。
2018年に、ノーベル賞を受賞された、京大の本庶先生の「ガン免疫療法の開発」にも驚きました。
従来の、ガン治療、抗がん剤の「発想を大転換」しているのです。
本庶先生は、
「がん細胞だって、自分を守り増殖して行くために、ヒトの免疫細胞を活動出来ないようにするタンパク質
を出す。そのタンパク質を見つけ出し、そのタンパク質をぶっ壊すことで、ガン細胞をやっつける」ことに
成功したのです。
抗癌剤は、癌細胞をやっつける「毒性」が生命で、その毒性が良細胞をも攻撃するので、吐き気や脱毛など
副作が強い。
30年前に、出向していた製薬会社は、何とか「がん細胞」だけに抗癌剤を届ける手法はないかと大学や他企業と
共同研究していました。ミサイル療法という考え方でした。
高分子と抗がん剤をくっつけ、ガン組織に、直接注入し、高分子のため、ガン組織から漏れないので、ガンだけを
攻撃する、副作用を軽く出来る。とか、放射線治療も副作用が強く、ガンだけに効くようにするために、ガン組織
に、放射線を受けやすくする物質を注入し、弱い放射線でも、治療効果が上がる、副作用が軽くなる、という、
理屈で、放射線を受けやすくする物質(増感剤)を研究開発していました。
当時は、「キノコの菌」や「半殺しにした結核菌」などを体内に入れると、体は、「大変だ、異物が入ってきた」
と防衛体制が始動、異物をやっつけるための免疫機能が活発になる。
その免疫機能が活発になったことで、ついでに、もともと異物で厄介者の「癌細胞」もやっつけてしまえ、
という考えの薬がありました。丸山ワクチンも同じ考え方の治療法でした。
田中先生や本庶先生の、ガン治療に対する、発想の大転換に感動しています。
ガンを制圧できる日が、そう遠くないのでは、と、ワクワクします。地道な研究に拍手。
それにつけても、北朝鮮、中国・ロシアなどのう不穏な動きをみると、人類の「がん」である「戦争」やテロを
無くす療法は、難しいようです。が、政治家が「がんの元の、ガン」なのです。
政治家の脳細胞に、「戦争絶対しないと言う薬」を注入できないものか、神さまにお願いするしかないようです。
蝋梅が満開。
1月31日、「今日は何の日カレンダー」より 路面電車の日、そばの日(毎月末日)
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でドイツがソ連に降伏(1943)▲GHQが2・1ゼネスト中止命令(1947)▲中共軍が北京に入城(1949)▲第7回
冬期オリンピックで猪谷千春が日本初のメダル(銀)を獲得(1956)▲米、初の人工衛星打ち上げ成功(1958)
▲アラビア石油、油田開発成功(1960)▲東京世界一の一千万人都市(1962)▲日本赤軍とPFLPのゲリラが
シンガポールの石油精製所爆破(1974)▲鹿児島で初の五つ子誕生(1976)▲江川卓阪神入団、巨人小林繁と即日
トレード(1979)▲東急百貨店日本橋店閉店(1999)▲東電柏崎原発で検査データねつ造発覚(2007)▲元横綱
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