風 囁

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている教会員の証し集

2019年10月27日 ルツ記

2020年02月17日 23時32分02秒 | 教会員の証し
ルツ記

 9月はルツ記を連続して説教されましたので、祈祷会でもルツ記をお話しいたしました。
 ルツ記と聞くと「良い嫁の話」と言うイメージです。聖書教育には教会学校の準備のための聖書箇所が示されていますが、箴言31:10から31では、外で働き家を守る、育てる。それはそれは有能な妻の描写があります。ぐうの音も出ません。
 全てを失ったナオミの信仰を受け入れたルツもまた、何も持たない状態で異国の地ベツレヘムに行きます。ルツ記では、ルツの感情的なことはほとんど書かれていません。ある時“たまたま”ボアズの畑に落ち穂拾いに行くルツ。静かに従って自分のできることを しているルツのことを、ベツレヘムの主だった人たちは認めるようになっていきます。
 たまたまボアズの畑に来たルツではあったけど、全ては神様の御手の中にあることだったかもしれません。ナオミもボアズも、ルツの幸せの為の計画を練りに練ります。それは想像を超える道につながります。聖書教育の準備の為の聖書箇所エレミヤ4:1~2「主は生きておられる」が浮かび上がります。
 私が、困ったと立ち止まっていた時に、たまたまいた身近な方々にとても助けられました。その方達は同じような経験をしていたり、情報をお持ちだったり。 慰れられ、支えられ、共にいてくださったことで、助けられました。それはまた別のどなたかの助けにもな っています。
 私たちが考え計画し動こうとしている時、困難はあるし、何がしかの摩擦のようなものもあるかもしれません。けれども、生きておられる主が計画を練りに練ってくださるのではないでしょうか。そして、私たちの想像を超えて、すべてを益となさるのではないか と思いました。


M. N 姉