一年が経過して
介護の仕事をはじめ一年が経過しました。
職場はグループホームで認知症の方々が共同で生活するところです。身体介護が多いので最初は体中が悲鳴を上げていましたが、この一年で見事にたくましい二の腕をそなえました(笑)。
長らく専業主婦をしていた私は、仕事をするにあたって「人とより深く関われる仕事をしたい」という思いがあり、介護の世界に飛び込みました。御入居者と毎日接する中で、暖かな気持ちを共有できる幸せなひと時もありますが、色々な形で表現される心からの叫びに深く向き合えているのだろうか、話すことも目を開けることもあまりない方々に対して私は何ができるのだろうか。
無力さを感じる事もしばしばです。そう思いながらも、目の前の業務に追われ、あっという間の毎日…忙しさにかまけ神様に祈ることさえ忘れてしまいそうな時もあります。
中学生になった娘とももっと向き合いたいのに、そう出来ない、仕事と家庭、そして教会生活をバランスよくして行くことの難しさを痛感しています。こんなダメダメな私だから、尚更祈って、神様に問いかけながら毎日の仕事を、生活をしなければと改めて思う今日この頃です。
さて、話は変わり、6月9日は森牧師の就任按手式でしたが、私は当日夜勤明け。仕事が終わりお昼頃DCGに到着すると、二階の仮眠室で休ませてもらいました。式が始まるまでのつもりが、起き上がれずにそのまま式も仮眠室で。(すみません…)皆さんが準備する音、オルガンの音、聖歌隊の練習、そして式の一部始終目を閉じて聞いておりました。
その何とも幸せなこと!あ~、こんな風にお年寄りや体の不自由な方が横になりながら、目を閉じてでも礼拝に出席出来たら、そんな方々と共にある教会でありたいな~とぼんやりと思いを巡らせたひとときでした。最後に、いつも温かい言葉をかけてくださる教会の皆様に感謝です。
M.Y