日記

日記

悟りへの因縁・修習・階梯について

2016年06月01日 | 日記
悟りへの因縁・修習・階梯について・・

悟りへと至るための必要となる様々な因(原因)と縁(条件)についての議論、あるいは、悟りへと至るための修習、階梯に関する議論については、常に慎重さが求められるものとなります。

釈尊の根本教説、基本教説と共に、更に無数に展開なされました対機説法、善巧方便の教説から、それらの「中道」を見極めて判断していく必要がございます。

しかし、釈尊、如来不在の現世においては、「自灯明 法灯明」として、釈尊の残されました「法」を拠り所として、それらの「中道」を判断していくしかありません。

ただ、釈尊後代に記されて残されている「仏典」における、どの教えが、最高の真理を説くもの(勝義諦の教え、了義の教え)であるのか、または、方便(便宜的な教え、未了義の教え)を説くものであるのか、釈尊は元々教えを文字化されて残されることを許されなかっただけに、後代において弟子たちにより、改めて文字化されてまとめられたということでの間接性の問題、了義の教えと未了義の教えが仏典のそれぞれにおいて混在してしまっている問題、弟子たちの恣意的解釈の混在や創作の問題など、憂慮勘案すべきことも多々、色々とございます…

それでもやはり、根拠としては、釈尊の「法」として伝えられている仏典を拠り所とする以外には、学び修するすべはありません。

ありませんが、上記の問題をしっかりと吟味した上にて、悟りへと至るための因縁、修習、階梯を明らかにしていかなければならないのでございます。

それらを明らかにしていくためには、空の智慧を深めることと併せて、勝義諦と世俗諦の「二諦」の微細な差異までもを正しく見極めて、その上にて仏典の内容を深く理解していく必要があるのではないかと改めて考えております。

・・

佐々井秀嶺師が今年も御来日されまして日本各地でご講演なさられるようです。

佐々井師の熱く尊い菩薩道を是非体感なさられて下さいませ。

佐々井上人来日のお知らせ(各地での講演スケジュール)南天会
http://www.nantenkai.org/2016/05/30/%E4%BD%90%E3%80%85%E4%BA%95%E4%B8%8A%E4%BA%BA%E6%9D%A5%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/



以下は、続きとしての定型記事一覧となります。

http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/d60b9c69361758c6b7de52bd7f5c863b
ご興味がございましたら、各それぞれご覧下さいましたら幸いに存じます。

最新の画像もっと見る