定年後の暮らし春秋 ~ 菜園だより ~

現役時代の週末菜園から、定年後の野菜づくりへ。
自由な生活を謳歌する昭和15年生まれの日々。

菊の紋章の瓦

2008-12-14 00:56:31 | Weblog
かわらの町高浜を歩いていたときに、鬼瓦と言われている飾りの瓦に菊の紋章が描かれている瓦が、ぽつんと軒下に置かれているのを見た。
日本の代表的な花は、菊と桜である。
桜の国という言い方はよくされるが、菊の国という言い方はあまりしない。
しかし、パスポートには日本を象徴するものとしてか、菊の紋章が付いている。
桜でも日の丸でもない。
菊の紋章の花びらの数は16枚で、戦時中には、16枚の菊の紋章を庶民が使うと、不敬罪に問われたという。
もともと菊という植物は中国から輸入され、日本で栽培技術が発達していろんな種類の菊が観賞用に作られたものなのだが、菊の花びらは16枚だというわけではない。
菊の紋章が16枚の花びらになっているのはなぜだろう。
戦時中以前は、16枚の菊の紋章は、皇室が独占していて、他の貴族は14枚だったそうである。
しかし、かっての軍艦の船首には、16枚の菊の紋章が付いていた。
軍艦以外の他の艦船には付いていなかったという。
よくわからないのが、この菊と日の丸の関係である。
国旗として通用している日の丸と菊の紋章との上下関係というか、上下関係はないのか、なんとなく雰囲気的に戦前からの経過で菊の紋章のほうが尊重されているようなのだが、菊の紋章の16枚のはなびらのデザインは、別に菊をデザインしたものではなくて、太陽の光をデザインしたものだという説もあって、この桜、日の丸、菊の相関関係はややこしい。


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