秋というのに三十度を超える真夏日になったりするこの頃。でも日没は早くなった。明日はもう二十四節気の寒露だという。露が冷たく感じられる季節。
草木が紅葉するのはまだ早いようだが、咲いている花々は少なくなってきた。実をつけ種をつけ、地面にぽとんと落ちていたりする。
また勉強が始まったので都会の方に出かけたりする。車中は殆んどスマホに見入る乗客ばかり。いろんなチェーン店やその前の狭い道を人々が忙しく行き交う。写真は撮りたいと思わない。本屋に立ち寄ると空いているのでほっとする。古書店は以前より随分少なくなった。構内での古本市も減った。学生たちも古書には興味なさそう。だが若い時こそ、難解なものでも読んでおいた方がよい書物も沢山ある。秋の夜長の一冊にでも。紙文化からパソコン、スマホなどのIT画面へ変わってきて便利だけれど、味気ない時代に思えて・・。分かりやすさや性急な成果ばかりを求めないことも大事。
現実と仮想現実が混在しているような昨今だ。これからの時代は更に科学が進歩し、もっともっと違った世界になっていくのだろう。いったいどんな人間が適応していけるのだろうか。最先端の機器を開発していく人はその部門では考えるが、利用者は淡淡と操作だけしてればいいのだろう。当然、テクニックだけで深い思考は必要ないはず。アナログ、デジタル、AI(人工知能)、自然、人工、ハイテク、富裕、貧困、戦争、平和、死、生命、愛、憎悪、非劇、喜劇、失望、希望、個性、均一化、市場主義と思想・哲学の貧困、人間、ロボット、束縛、自由、過去、現在、未来・・。様々な出来事などをどう捉えていくか。
大切にしたいもの。無くなってよいもの。捨てがたいもの。変わってほしいもの。時代の流れの中で、いろんなものが消えては生まれ、またある時はただただ加速しながら先へ先へと突き進んで行く。
そしてそんな中、山里に気持ちよい秋の日が訪れた。
自然は生きている
① ② ③ ④ ⑤
⑥ ⑦ ⑧ ⑨
DATA
CANON IXY 写真 ① ② ⑨
FUJIFILM X-E1
fujinon super ebc xc 16~50mm
写真 ③~⑧
撮影日 2016、10、4 写真 ① ②
〃 10、5 写真 ③~⑧
〃 10、7 写真 ⑨
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