わたしの随筆  雪  地  風

心に浮かんだことを気ままに

ハイテク時代に

2016年10月07日 | 随筆

 秋というのに三十度を超える真夏日になったりするこの頃。でも日没は早くなった。明日はもう二十四節気の寒露だという。露が冷たく感じられる季節。

 

 草木が紅葉するのはまだ早いようだが、咲いている花々は少なくなってきた。実をつけ種をつけ、地面にぽとんと落ちていたりする。

 

 また勉強が始まったので都会の方に出かけたりする。車中は殆んどスマホに見入る乗客ばかり。いろんなチェーン店やその前の狭い道を人々が忙しく行き交う。写真は撮りたいと思わない。本屋に立ち寄ると空いているのでほっとする。古書店は以前より随分少なくなった。構内での古本市も減った。学生たちも古書には興味なさそう。だが若い時こそ、難解なものでも読んでおいた方がよい書物も沢山ある。秋の夜長の一冊にでも。紙文化からパソコン、スマホなどのIT画面へ変わってきて便利だけれど、味気ない時代に思えて・・。分かりやすさや性急な成果ばかりを求めないことも大事。

 

 

 現実と仮想現実が混在しているような昨今だ。これからの時代は更に科学が進歩し、もっともっと違った世界になっていくのだろう。いったいどんな人間が適応していけるのだろうか。最先端の機器を開発していく人はその部門では考えるが、利用者は淡淡と操作だけしてればいいのだろう。当然、テクニックだけで深い思考は必要ないはず。アナログ、デジタル、AI(人工知能)、自然、人工、ハイテク、富裕、貧困、戦争、平和、死、生命、愛、憎悪、非劇、喜劇、失望、希望、個性、均一化、市場主義と思想・哲学の貧困、人間、ロボット、束縛、自由、過去、現在、未来・・。様々な出来事などをどう捉えていくか。

 

 大切にしたいもの。無くなってよいもの。捨てがたいもの。変わってほしいもの。時代の流れの中で、いろんなものが消えては生まれ、またある時はただただ加速しながら先へ先へと突き進んで行く。

 

 そしてそんな中、山里に気持ちよい秋の日が訪れた。

 

 

  

      自然は生きている

                                    

                   ①                ②              ③              ④              ⑤

                                                  

                       ⑥                ⑦               ⑧                  ⑨

                                                DATA

                                                  CANON  IXY   写真 ① ② ⑨
                                                 

                                                  FUJIFILM   X-E1

                                                    fujinon super ebc xc 16~50mm

                                                               写真 ③~⑧

                                                  撮影日 2016、10、4  写真 ① ②

                                                         〃  10、5  写真 ③~⑧

                                                         〃  10、7  写真 ⑨     


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