私は、会社で出世などして社会的地位が高くてお金を持っている人がえらいという、謝った推論を持っている。認知行動療法によれば、人の価値は出世やお金で左右されるものではない。この非適応的な認知スキーマを、根本から修正しなければならない。
私は、会社で出世などして社会的地位が高くてお金を持っている人がえらいという、謝った推論を持っている。認知行動療法によれば、人の価値は出世やお金で左右されるものではない。この非適応的な認知スキーマを、根本から修正しなければならない。
彼岸に入ったようだ。「暑さ寒さも彼岸まで」というので、今日はエアコンをつけないで過ごせる。しかし、朝は暖房をつけていた。私がまだ横浜に住んでいた10年以上前に、山口に帰省していたとき道を歩いていたおばあさんたちが「暑さ寒さも彼岸まで」と話していたのを耳にしたのが、この言葉を聞いた最初である。ブログに初めて「暑さ寒さも彼岸まで」と書いたのは、2016年8月8日、7年前である。「彼岸明け。「暑さ寒さも彼岸まで」というが、2016年9月18日までは暑いことになる。あと、1か月と10日は暑いことになる。」と書いている。
認知行動療法では、非適応的スキーマで本人がつらくなっていると考える。非適応的スキーマとは、現実に適応できない強固な思い込みのことで、自動的にそういう考えが浮かんでくるように脳が構造化されている。他者の評価あるいは世間の評価で自分の価値を決めてしまうと、つらくなるという。業績や収入、容姿、パートナーの有無で自分の価値を測るのは、非適応的スキーマである。ひとつのものさしを基準にすると、「自分は劣った存在だ」という思考に苦しむことになるという。認知行動療法の本には、次のように書いてある。「人の価値は、条件つきのものではありません。人を優劣で評価するのは、社会の問題であり、あなたの価値には本来関係のないことです。社会が優秀な人を求めているからといって優秀な人材であることにこだわる必要はありません。収入が低くても、パートナーがいてもいなくても、あなたにとって満足と喜びのある暮らしが送れればそれでいいのです。スキーマの修正に悩むときは、「人の価値は他人が決めるものではない」ことを思い出してください。あなた自身が、人生に喜びや意味を見出せるかどうか。それが人生の価値です。」(「今日から使える認知行動療法」(福井至、貝谷久宣氏著)。これが本当のところだろう。私が統合失調症でお金を稼げていないからといって、自分が劣っていることにはならないと思う。世の中には、健康に気をつけていたのにガンになって、余命何年とかで入院している人もいる。統合失調症は、すぐに命にかかわる病気ではないので、症状がつらくても何をしようと自由である。私には、文化という本業がある。膨大な暇な時間を利用して、文化をたしなんでいればいいと思う。