痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い。誰か、モルヒネちょうだい。
むさべつこうげき。軍事施設や軍人と、それ以外の民生施設や民間人と区別せずに攻撃すること。国際法上、禁止されている。（はてなキーワードより）
「内定辞退はいつまでにすればいいんでしょうか？」大学４年生の就活生の娘を持つ親御さんから、こんな質問を受けた。今年は「就活を終わらせて入社することを約束するなら内定を出す」と内定を誓約させる、いわゆる「オワハラ」（就活終われハラスメント）が横行し、マスコミで取り沙汰されたせいかもしれない。情報収集力にたけた親御さんだ。辞退の期限については10月１日の「内定解禁日」が一つの目安となるだろう。今年の就職活動は、７月中に大手企業以外の内定をもらい、それを保険にして、安心して８月からの大手企業の面接に挑んでいるパターンの人が多い。もちろん第１志望の大手企業が決まれば、その時点で第２志望以下の内定は辞退することになる。おそらく、その娘さんも１社くらいの内定は持っているが、第１志望は大手企業なのだろう。大手企業に決まらなかったときのことを想定して、娘はいつまで内定を持ったまま、他社に挑戦し続けられるのか、と心配しているのだと思う。それを聞いて、まるで大学入試の再現のようだと感じた。国公立大学や私立大学を複数併願受験すると、受験日だけでなく、入学金の支払いのスケジュール管理が必要になる。合格すれば、入学金の納入日がいつまでと期限が切られ、より難関な大学の受験が後に控えているので、第２志望であっても合格した大学には先に入学金を払って、第１志望の合格発表を待つのだ。入学金などの振り込み手続きは親の出番となる。就活についても、最終的に入社する会社を決定する際には、親の意見は聞くであろう。しかし現状では、結果だけでなく、就活の過程や併願のスケジュール管理にまで親は関与しているのが実態だ。大学生になっても、親子関係は高校時代とあまり変化していないように見える。子どものライフイベントについて、親のスケジュール管理はいつまで続くのか。そういえば、知り合いの27歳の独身女性が、親から結婚をせかされて困っていると話していた。「27歳のうちなら割引があるから、結婚紹介会社に登録しなさい。お金は払ってあげる」と言われたそうだ。七五三や成人式の晴れ着予約の「早割」が、最近では婚活にもあるらしい。就活に早割はないし、親が先回りしすぎるのはどうだろうか。心配する気持ちはわかるが、いったい何歳まで子どもの人生をコントロールしていくのか。心配になる。（ハナマルキャリア総合研究所代表）（日経新聞より）
