リンポウアカデミア

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韓非子 姦刧弑臣(かんきょうしいしん)第十四(4)

2013-02-22 07:24:28 | 日記

「術」を持った者が家臣に対応するときは、短い言葉で効果を発揮する。明君が法を用いると、よこしまな家臣が困る。これが、君主を尊敬させ、国を安泰にする者である。短い言葉で効果を発揮させるには、後で必ず賞と罰を用いなければならない。君主が聖人の「術」に明るくなると、世間一般の言葉に引きずられることもなく、名目と実績を突き合わせて是非を判断し、事例によって家臣の言葉を審理する。これで左右の側近が、君主を騙すことによって身の安全が得られないとなると、必ずこういう。「私が私利私欲に基づく行いを止めず、力と知恵を尽くして君主に仕えることをせず、人をみだりにけなしたり誉めたりして身の安全を求めるのは、千キンの重荷を背負って測り知れない淵(ふち)へ落ち込んでなお生き延びようとするもので、とてもできないことである。」多くの官僚たちも、私利私欲を図って身の安全を求めることができないと知ると、必ずこういう。「私が清廉に職務を遂行しないで、貧しい汚れた心を持ち、「法」を曲げて私利私欲を得るのは、高い丘の頂上から険しい谷へ落ちながら、なお生き延びようとするもので、とてもできないことである。」もし、安全な道と危険な道が明確になっているならば、左右の側近は、どうして嘘で君主を惑わすことができるだろうか?(できない)また、多くの官僚たちは、どうして人民から搾(しぼ)り取ることができるだろうか?(できない)家臣は、忠義の心で自分の意見を述べて隠されることがなく、下々の者は、自分の仕事が守られて怨(うら)みの声も起こらない。これが、管仲が斉の国をよく治め、商君が秦の国を強くすることができた理由である。

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私訳論語 学而第一(9)

2013-02-22 05:38:45 | 日記

ソウシは言った。「物事が終わるときに慎重にして、遠い理想を追えば、人民の徳は厚くなるものだ」

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貞観政要 政体第二(17)

2013-02-22 05:34:04 | 日記

太宗は、魏徴へ振り向いて言った。「宝石はたとえ素質があっても、石の間に紛れていて、良い職人に磨かれないと、瓦礫(がれき)と同じである。もし、偶然によい職人に出会うと、万世までの宝となる。私に素質がなかったとしても、あなたによって磨かれた。あなたは、私を慈しみの心と義によって引き締め、私を道徳心で満すことに力を注いでくれたので、私の事業の功績はここまでに至った。だから、あなたは良い職人の条件を満たしている。あのホウトクイにこれを見せることができないのは残念だ。」魏徴は再拝して感謝の意を表して言った。「(北方の異民族の)きょうど破り滅亡させ、天下が泰平になったのは、あなたの徳によるもので、本当に家臣の力ではありません。私はただ明君の出会ったことを喜ぶのみで、天のなせる功績を自分のものにするつもりはありません。」太宗が言った。「私はあなたを任命し、あなたはよくその任務に応えてくれた。その功績は私だけのものではない。なぜあなたは、わざと功績を譲るフリをするのか?」

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孫子 用間篇(5)第2版

2013-02-22 05:27:55 | 日記

味方に来る敵のスパイは、必ず探しださなければならない。そして、その敵のスパイに利益を与え、味方につける。これによって、反間(=敵のスパイによって敵情を知る)として使うことができるのである。これで敵状を知るこができるから、郷間(=その土地の者によって敵情を知る)、内間(=敵の官僚を利用して敵情を知る)を使うことができる。これで敵情を知ることができるから、死間に偽りの行動をさせ、敵に(偽りの情報を)知らせる。これによって、生間(=敵味方を往復して、敵情を知らせるスパイ)を予定通り使うことができる。この5つのスパイのことは、必ず知らなければならない。反間は必ず味方の陣地に置いて、手厚く遇さなければならない。

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