ミレーのザックは失敗？

今までのコールマンザックから、
老舗メーカーのミレーザックに買替、
これでバッチリ！デザインもメチャ気に入ってるし、
いい買物をしたな〜
と喜んでいた、ワタシ。

しかし先日の雲取山登山で、
登山開始から3時間ほど過ぎた頃から、
う、う〜、、、
辛くなったのは足の痛みでもなく、
体力が尽きたことでもなく、
肩が、肩が凝るっ！！
というザックの重みで肩が凝り固まってきたことに
耐えられなくなってきたのだ。

私がコールマンのザックを手放したくなった一番の要因はソコ、
だった。。。

又、おんなじじゃん。。

家に帰って速攻調べた。
何故か？
すると基本性能のしっかりしてないザックは、
腰で荷重が支えられないので、
全荷重が肩にくるので肩が凝る、
という衝撃の事実に今更ながら知った。。

ミレーは老舗メーカーではないの？
と一人で訴えてみても、
ミレーといえどもピンキリ。
本格的な登山用のサーフェーシリーズであれば、
しっかりした造りのようだが、その他は必ずしもでもなさそう。。

うううう、、
登山ショップで買うよりネットで買った方が安い！
とケチったむくいだ。。
ちゃんと相談して買うべきだった。

たった一回しか使ってないザックを又買い換えるのはどうなの？
又、リサイクルショップに持っていっても
今度へ良くて三千円程度だろ、、
八千円の赤字。。

そんな、又、買い替える決断もつかぬまま、
会社近くの登山専門店、好日山荘に寄ってみた。

買う訳ではないので店員には声もかけられず、
たくさんあるザックを恨めしく眺めたみた。
その内、ザックを買いにきた女性がいたので、
私は近くで品定めしてるフリして、
密かに聞き耳をたてて応対をきいてみた。
(イヤラシイ女だと、自分でも思うぜ。。)

フムフム、店員はそういう説明や質問をしつつ、
その人に合うザックを選んでいくのか、、、

はぁ、、

もんもんとした気持ちのまま、店から離れられず、
あちこち眺めてると、ワタシと同世代らしきベテラン店員が
「どこの山へ行く予定なんですか？」
と笑顔で聞いてきた。

そ、それは、、
来年、燕岳に常念岳、北穂高も行きたいんですっ！！
と、悶々としてた気持ちを全て晴らすように
堰を切るように言葉が溢れてきた。

初心者にはハードルが高いのか、
いや、それはそんな事もない、
と色々と話をしてる内に、
いや実は通販で買ったザックが失敗で後悔してるんですぅ、
一回しか使ってないから又買うのも、、
困ってますぅ。
と悶々としたものを全部ブチまけた。

どうするんだろ、うちで新しいものを買うように勧めるのかな？
と迷い中のワタシは相手の言葉を待っていると、
いや、必ずしも失敗ではない。
腰だけでザックは支えるものでなく、
腰4、肩３、3、で分散して荷重を支えるものだ。
肩が痛いならタオル当てるとか、
対処方法もある、
と、売るのが仕事のはずなのに勧めては来なかった。

そうか、そうなんだ、
逆に勧めてこないことに信用が出来る感じがする。

なので、更に、ずっと山登り用の薄手のフリースを探してる事を伝え、
でも今の時期は商品あまりないですよね？
と聞いたら、若干はあった。

で、この辺とこの辺。
でも買うんだったら、高いけど、このノースフェースがいいですよ。

そ、そうなんだ？
ちょっと羽織ってみて下さいと言うので、
羽織ったら確かに薄手で軽いのにフワッと温かい。

ザックの失敗？で、勝手に判断して買うことに懲りてるワタシ。
そして少しでも安いものを！と買って、
それ自体が無駄な買物になる恐れも経験したワタシ。

餅は餅屋。
専門店の店員さんの言う事を素直に聞いて信じよう！
そう悟ったワタシだったので、
「これ、買います！」
と思いがけず買ってしまった。

後悔はしてませんのだ。

自分で仕事していてもつくづく思うが、
(こっちの)人の話を【素直に】聞いてくれればいいのに、
何で素直に聞いてくれないんだろ？
そこで素直に聞いてくれれば、
もっとより良くなるのに、、、

この人、人生、損してるよな〜

私も損してた人生を少し取り直し始めたような気がする。