日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

日本の経済を動かしているのは、女性かも知れない

2013-03-22 15:52:15 | ビジネス
昨日一部新聞に掲載されていた、「女子会経済効果」
「女子会の経済効果3兆7千億円」(紹介記事は中日新聞)

この調査をしたのは、岐阜県大垣に本店がある「大垣共立銀行」。
地方銀行の中でも、ユニークな営業をするコトで有名?な銀行でもある。
特に、女性専用融資などに力をいている。
だからこそ、この様な調査が出来たのだろう。
それにしても、3兆7千億円という額を見ると、ビックリする。
それほどの経済効果が「女子会」にあるのだろうか?と。

しかし考えてみれば、女性の場合何かに付け集まって食事をしたり、国内の日帰り旅行なども気軽に友人同士で出かけるコトは多いと思う。
違う言い方をするなら、チョットしたイベントとなりそうなコトを見つけて、食事をしたり旅行に出かけたりすることが、女性は得意というコトになるのかも知れない。

一方男性の場合、その様な「チョットしたイベント」を見つけるコトが、苦手なのかも知れない。
職場での飲み会などは、女性よりも頻繁にあると思うのだが「飲み会で愚痴っておしまい」。
ストレス発散の場にはなっても、それが飲み会から旅行などへと違う行動へと結び付かない、とも考えられそうだ。
それを「男女の生活環境の違い」という一言で済ませるには、経済効果としてはありすぎるような気がする。

だからと言って、「女子会」に期待するのも限度がありそうだ。
むしろ、「女子会」に限定するのではなく、もっと個人個人が自由に使える時間が増えれば、もっと違う経済効果が現れるのではないだろうか?
と言っても、今の雇用環境では働く側としては「休みにくい」という状況なのかも知れない。
現在与党から出ている「雇用の流動化」という名の、「企業側の都合で解雇しやすい環境」が実施されるとなると、休むコトそのものに不安を感じる人達が出てきてもおかしくは無いだろう。

「「女子会」に経済効果がある」と言うのは、対象となる女性達の多くが経済的不安感がさほど強くないからかも知れない。
とすれば、「女子会」に頼らずに経済を活性化させる為には、当たり前のようだが社会的経済不安感を取り除くコトなのでは?

「女子会ストレス説」という指摘があることも、忘れてはいけないとは思うのだが・・・。


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