日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

サミットがもたらす、経済効果は?

2016-05-25 10:23:29 | ビジネス

明日から、「伊勢志摩サミット」が始まる。
当然のことながら、三重県はこのサミット開催を機に「三重県」を売り込もう!と、勢い込んでいるようだ。
事実、サミット開催が決まってから三重県を訪れる観光客が、増えているという。
特に海外からの観光客が、増えているらしい。
ただ、サミットが開催されるからと言って、観光客が今後増えていくという可能性はあまりない、というのが現状だろう。

東京以外で行われたサミットは、過去2回。
「洞爺湖サミット」と「沖縄サミット」だ。
元々リゾート地だが、それがサミットと結びついて観光客数が伸びた、という訳でもないようだ。
朝日新聞:サミットの経済効果ある?過去の開催地に聞いてみた
まして、「サミット」そのものは一時的なものであり、「首脳会議」という言葉が表すように観光とは結びつかない「経済会議」が出発点だからだ。。
考えてみれば、過去各国で開催されたサミット会場となった場所など覚えている方は、余りいらっしゃらないのでは?
そう考えると、サミットがもたらす経済的効果は、あまり期待できないだろう。

ただ、「サミット開催」によって、一時期でも先進国を中心に名前が知れ渡る可能性は高い。
だからこそ、この機会に「三重県を売り込もう!」と、力が入るのだと思う。
であれば、どう売り込むのか?ということになる。
その点で、日経新聞のWEBサイトで面白い動画レポートがアップされている。

日経新聞動画:サミットの場で考える日本の観光力 FT記者の目

この動画を見てわかるのは、「サミット」は切っ掛けでしかない、という点だ。
むしろ、「伊賀流忍者博物館」のような、体験型の観光の観光客の伸びに注目するコトが大切だと思う。
それは、地方の観光政策のアイディアがあると考えるからだ。

「サミット開催」で、浮足立っているのは三重県だけではない。
ここ愛知県(この場合、名古屋は含まれない)でも、「サミットを切っ掛けに、トヨタ自動車以外の愛知を売り込みたい」という気持ちがあるようだ。
果たして、その胸算用成功するだろうか?

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オリンピックは、ビジネスとなった?

2016-05-23 18:36:56 | スポーツ

JOCが、コンサルティング会社へ2億を超すお金を渡していた、と問題になっている。
お金をもらったコンサルティング会社そのものが、すでに無くなっているため「賄賂」であったのか、「謝礼」であったのかは不明のようだ。

これまでの報道を見てみると、海外からは「賄賂」の可能性が高いという指摘になっている反面、JOC側は「あくまでも、オリンピック誘致のための分析及びコンサルティング料」だという。
気になるのは、「電通」が絡んでいるという点だ。

「電通」と言えば、日本で影響力のある広告代理店だ。
広告代理店と言っても、昨今は広告宣伝を請け負うだけが仕事ではない。
様々なイベントのプロデュースなども、するようになってきている。
その範囲は、世界的なスポーツイベントなどにも及ぶ。
「電通」と密接な関係があるスポーツイベントと言えば、FIFAが行うサッカーW杯だろう。
実際、一時期はFIFAと電通が共同出資をして、マーケティング会社を作っていた時期もあった。

電通だけではなく、日本の広告代理店は国際的なスポーツイベントなどでも、相当かかわってきているはずだ。
それがわかるのが、国際大会などで見かける「日本企業の広告」の数で、分かると思う。
上述した通り「電通」は、他社よりも強い影響力を持つ広告代理店だ。
当然のことながら、誘致活動においては様々な分析をしてきていただろうし、それだけの力はあるはずだ。
なぜなら、様々な国際スポーツイベントを通して、国際的なスポーツ界に対してコネクションを持っていたと、思われるからだ。

しかし、JOC側の「票読みが難しく、(贈収賄を指摘されている企業に)分析及びコンサルティングをお願いした」というのは、どこか解せない。
そのような情勢を分析して、効果的な「ロビー活動をする」ことも、広告代理店の仕事なのでは?と思うからだ。
にもかかわらず、JOC側は「電通から紹介された」という。
本来であれば、電通側がそのコンサルティング会社を使って分析をし、より効果的なロビー活動を展開するのが、仕事なのでは?
もし、JOCが電通側とそのような契約を結んでいなかったとすれば、JOC側の「オリンピック誘致」に対する本気度は、さほど高いモノではなかったのかもしれない、という気がしてくる。

なんとなくだが、今回の一件だけではなくオリンピックという国際的な総合スポーツイベントそのものが、ビッグビジネスとなり、そこに「金儲け」のために数多くの人達が集まってきているように思えてくるのだ。
このような傾向が出始めたのは、1984年のロサンゼルスオリンピック以降と言われている。
それまでのオリンピックは、イベントとして儲けが無くても「国威発揚」という目的で、開催されるコトが多かった。
言い換えれば、オリンピックは開催都市にとって、経済的負担が大きなスポーツイベントだったのだ。
それを「お金が儲かるスポーツイベント」となり、様々な都市が手を上げるようになったのだ。
クーベルタン男爵の掲げたスポーツの理想や理念が置き去りになっていった結果が、オリンピックのビッグビジネス化、ということなのかもしれない。

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身近になりつつあるAI

2016-05-21 22:18:29 | トレンド

今年の経済関係のキーワードの一つとなりそうなのが、「AI」ではないだろうか?
「人工知能」の事なのだが、これまで「AI」と聞くと遠い存在のように思われていたように感じる。
どうやら、案外「AI」そのものは、身近な存在となりつつあるかもしれない。

先日FMを聞いてたら、5月初旬に販売されたスマートフォンのランキングの発表をしていた。
リポビタンDトレントアイズ:人工知能、高速起動、VR夏の最新スマートフォンをチェック

今や「スマートフォン無しでは、生活ができない」という方は、多いかもしれない。
そしてスマートフォンは、年に3、4回「新商品発表」をしている。
10年ほど前は、PCがそのようなサイクルで「新商品」が発表されていたが、今ではすっかりスマートフォンばかりが注目されるようになってしまった。
そのくらい「短期間で新商品」が出てくるとなると、新商品の機能そのものもシーズンごとに何等かの機能的な進歩や付加価値が加わっている、と考えたほうが良いだろう。

そして今年の夏機種に関していえば、最注目される機能の一つが「AI」だという。
既にシャープが発売する「アクオスフォン」には、この人工知能を搭載しているという。
スマートフォンそのものを生産しているメーカーは、国内に限って言えばシャープとソニー位で、日本のメーカーは2011年ごろから次々と撤退をしている。
撤退という訳ではないかもしれないが、「新商品」を発表していないようだ。

ただ、今回シャープが「AI」を搭載したスマートフォンを発売したことで、様々なデジタルツールと結びついて「暮らしのサポート」を、スマートフォンがするようになるかもしれない。
紹介した番組にもあるように「学習するコトで、人の行動をサポートするスマートフォン」になっていくのがスマートフォンだとすると、ユーザーが広がる可能性も高い。
特に高齢者やお子さんのように、一見「行動予測ができない」と思われる人たちの行動データが蓄積されるコトで、事故予防を呼びかけるような機能が加わるかもしれない。
一方では、ペットの見守りだけではなく、餌のスケジュール管理などをスマートフォンと結びつけることで、外出時のケアなどができるようになるかもしれない。

そう考えると、「AI」そのものは、すでに身近になっているのかもしれない。



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舛添さんの「第三者による調査」の言葉の裏にあるコト

2016-05-20 16:48:44 | アラカルト

東京都知事の舛添さんの「お金の使い方」に対する疑惑が、とまらない。
ご存じのとおり、舛添さんの「公費流用」の発端は、週刊文春だった。
昨日発売の「週刊文春」は、まだまだ「隠しネタ」を持っているような雰囲気のある、見出しだった。
同日発売の「週刊新潮」の見出しが、皮肉たっぷりのように感じた方も少なくなかったのでは?

これまでも「政治資金」の私的流用の問題は、何度もあった。
そのたびごとに、使われた金額などに怒りを覚えた方は多いと思う。
その言い訳も「秘書にまかせっきりで・・・」という趣旨の内容がほとんどだった。
確かに使われた先の多くが「飲食」や「交通費」のようなものであれば、そのような言い訳もあると思う。

今回の舛添さんの場合、「飲食」だけではなく「家族旅行」やYahoo!オークションで、絵画を購入したり、自家用車を2台購入(しかも「品川」と「湘南」のナンバーだという)したりと、「秘書にまかせっきりで・・・」という、言い訳が通りそうもない内容も含まれている。

まず「家族旅行」については、かつてのような「書生さん」のように家族を寝食を共にするような秘書であれば、公私の区別がつきにくかったと思うのだが、今どき「書生さん」のような秘書さんがどれだけいるのだろう?
「家族旅行」に行ったか否かは、舛添さんご自身が一番よく分かっていると思うのだ。
Yahoo!オークションで落札した「絵画」、自家用車がなぜ2台、必要だったのか?その理由が、分からない。
普通、高額な金額の支出であれば、事前に舛添さんに確認をするのが当たり前だろう。
秘書の方が舛添さんの知らないところで、自家用車を購入したとしても、ある日突然買った記憶もない新車があれば、気が付くのでは?
しかも2台もあれば、気づかないはずはないと思う。
殺風景な事務所に突然、絵画が飾られたら、それだけでもわかると思うのだ。
何故その時々で、秘書に確認をしなかったのだろう?

にもかかわらず、「第三者に調べてもらう」と言ってしまうのは、「自分は、関わっていない」と言いたいからなのだと思う。
これまでの「政治資金流用」のように、「飲食」とか「接待」のような内容であれば、「第三者による調査」は必要だと思う。
なぜなら、1回あたりの金額や対象となる内容そのものに「曖昧さ」があるからだ。
それに比べ、舛添さんの場合対象となるモノ・コトが、(「政治資金を流用」する)常識的な範囲を超えている。
それでも「第三者」を必要としているということは、舛添さんは「自分は、関わってはいないポーズ」をせざる得ない(=追い詰められている?)状況なのだと思う。
それとも、犠牲になってくれる秘書さんいがない、ということだろうか?

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スマホの普及で、市場が縮小した?デジタル携帯音楽プレーヤー

2016-05-19 23:00:22 | マーケティング

先日、近所の家電量販店に用事があり、出かけた。
一応必要な物のめぼしを付け、店内を何気なく歩いていたら「売り場が随分小さくなったな〜」と、感じた売り場があった。
「デジタル携帯音楽プレーヤー」の売り場だ。

「デジタル携帯音楽プレーヤー」と書くと、「何のコト?」と思われる方がいらっしゃるかもしれない。
iPodをはじめとする、「音楽プレーヤー」のコトだ。
元々この市場に参入していた企業そのものが、大手ではappleとソニーの2社くらいしかなかったのだが、この2社が様々なタイプの「デジタル音楽プレーヤー」を出していた。
スタンダードなiPodのほかに、iPodnanoやiPod Shuffleがある。
ソニーにしても、比較的安価な価格帯のタイプやスポーツ向けなどがあったはずなのだが、随分アイティムが減っているような気がしたのだった。
現在ソニーは、「ハイレゾ対応」のような、高音質に特化したタイプに力を入れているということもあるのだろうが、それにしても随分商品アイティムが減っているのでは?という気がしたのだ。
たまたま近所の家電量販店が、商品入れ替えのセールをしていたとはいえ「セール」の表示が無かったことを考えると、展示販売される商品そのものを絞っているような印象を受けたのだ。

そして今日所用があり、地下鉄に乗っていて気が付いたコトがある。
若い方の多くが、イヤフォンをしながらスマートフォンを見ているのだ。
これまで、幾度となく見てきた光景で、さほど違和感なく見ていたのだが、もしかしたらスマートフォンの普及で、「デジタル携帯音楽プレーヤー」の市場が縮小しているのでは?という気がしたのだ。

「デジタル携帯音楽プレーヤー」で音楽を聴くためには、CD音源をPC経由でプレーヤーに移すかネットからダウンロードをする方法が一般的だ。
ところが昨年あたりから、ネットからダウンロードをするのではなく、ストリーミングで音楽を聴く傾向が出始めていると言われている。
ABOUT DMH:米国2014年半期音楽ストリーミング収益がCDを上回ったと発表
日本でも同じ傾向になるのでは?と、予想されている。
その理由は、「定額制」だ。

ストリーミングで音楽を聴くのであれば、「デジタル携帯音楽プレーヤー」よりもスマートフォンのほうが、便利なはずだ。
しかも「定額制」であれば、料金を気にしながらストリーミングする必要もない。
そう考えると、スマートフォンの普及と「定額制」が、「デジタル携帯音楽プレーヤー」の市場を縮小させたのでは?と考えるのだ。

蛇足となるが、一時期衰退の一途をたどっていた(?)「カセットテープ」が、最近再注目されるようになってきたらしい。
それだけではない、「レコード」も復活の傾向がみられるのだ。
GW前には、オーディオテクニカのレコードプレーヤーの広告が、新聞に掲載されていた。
デジタルでは感じられない「音」を求める人たちが、一方では増えている、ということだろう。



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VW「お詫びセール」で、市場回復できるのかな?

2016-05-17 20:54:11 | ビジネス

今日の夕方に配信された新聞各紙のニュースに、VWが「お詫びセールを実施する」という内容が掲載されていた。
朝日新聞:VW、日本で「お詫びセール」ポロ199万9千円から
「お詫びセール」前の価格が、233万円くらいなので、30数万円くらいの値引き、ということだろう。
この「値引き」が、多いのか少ないは別にして、「お詫び」対象車種がいわゆる「小型車」というのが気になる。

気になる理由は、VWの小型車そのものをあまり街中で見かけないからだ。
確かに、名古屋という土地柄を考えれば、トヨタ車に乗られる方が多いのだが、最近では日産もホンダ、マツダやスズキなど国内の自動車メーカーの車を見かけるコトが多くなり、海外の小型車そのものをあまり見かけないような気がするからだ。
実際、VWのHPを見ても「人気車種」の中に、「お詫び値引き車種」は含まれていない。
その代わりの提案は、特別低金利になっている。
VW公式HP:人気モデルに特別低金利実施中

そう考えると、今回の「お詫びセール」の対象車種そのものを売りたいための「セール」なのでは?という、気がしてくるのだ。
もしかしたら、離れてしまった顧客を捕まえる(=来店を促す)ための「お詫びセール」なのか?という感じにも思える。
もちろん、穿った見方かもしれないのだが、「ポロ」と国産小型車と比べると、まだ国産小型車のほうが安いかもしれない。

では、VWが「お詫びセール」をするコトになった「燃費」という点では、どうだろう?
おそらく国産小型車のほうが良いのでは?
ガソリン価格が以前よりずいぶん下がったとはいえ、燃費がよいクルマを選ぶ人達は多いはずだ。
国産車であれば、この小型車クラスでもハイブリッド車もある。

となると、小型車というカテゴリーの車種に限って言えば、「VW」というブランド力に魅力をどれだけの人たちが感じているのだろう?
確かに、私が社会人になった頃は、VWの「カブトムシ」という愛称の「ビートル」には人気が高かった。
そのころは、大学生になったら運転免許を取得して、中古でもいいから「カブトムシ」が欲しい!という、若い人たちも多かった。
しかし今では、その若者の「自動車離れ」が進んでいる。
VWをはじめとする輸入車を購入する「大人」にとって、お詫びセール」対象車種は魅力的なのだろうか?
現在の「大人ユーザー」の「お子さん層」の購入を狙っているのかもしれないのだが、果たしてそれで市場回復となるのかは、疑問な気がする。



 

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舛添さんと平井(鳥取県知事)さん

2016-05-16 21:49:59 | 徒然

週刊誌の文春が、東京都知事の舛添さんの「豪遊」ぶりをスクープ?して以来、連日のように「自治体のトップとしてのお金の使い方」が、話題になっている。
確かに舛添さんの「豪遊ぶり」には、驚いた。
「ファーストクラスでなければ、現地に到着してからすぐに仕事にかかれない」とか、「東京都知事として、(海外出張時に)相手からの表敬訪問を受ける時、恥ずかしく無いような部屋に泊まる必要がある」とか、凄いな〜と聞いていた。
もちろん、「(出張の内容から考えれば)自分がその会場まで行くコトはあっても、相手がホテルまで来ることはないだろう。お迎えがあるとしても、それはロビーまでのコトで、宿泊している部屋までは来ないのでは?」ということくらい思いはしたが、舛添さんの堂々たる「言い訳ぶり」には、そんな「ツッコミ」も忘れるほどであった。
それよりも驚いたのは「家族旅行」が、いつの間にやら「会議」に変っていたことだ。
宿泊をしたとされるホテルのHPを見ても「こんなところで、会議?」と思えるほど、リゾート感たっぷりのホテルだった。
もちろん「会議プラン」もあるので、そのような「プラン」を利用されたのか?と思ったら「家族で宿泊していた部屋で会議をした」という。
もし本当なら、ご家族だけではなくその会議に出席した都職員も、気まずい雰囲気だっただろうな〜、と想像をした。(この釈明は、その場限りの言い訳だと思っている方が、ほとんどだと思う)
実際の「釈明記者会見」では、そんなチグハグな内容の「言い訳」ばかりが目立ち、「釈明会見」としては失敗だった、とまで言われているようだ。

そんな舛添さんの「豪遊」が話題になったコトで、意外な方が注目されている。
私の実家がある、鳥取県の知事の平井さんだ。
実家に帰ると、夕方のニュースでは平井さんを見ない日はない?!という気がするくらい、地方ニュースに登場する知事さんなのだが、国内外を問わず、出張に出かける時は「一人」で行かれるという。
ご存じのように鳥取県は、全国一県民が少ない。当然財政などは、東京と比べようもないほど少ないはずだ。
そのような財政状況だからこそ「絞った知恵」が、「先発隊」の職員と合流する、という方法だったのではないだろうか?
少ない財政だからこそ、「少ない袖を振る知恵を絞り出したのだろうな〜」と、思っている。

平井さんは、「東京という大企業と中小企業の鳥取県は、違うな〜」と話されていたが、十二分に予算があり、随行職員が10人以上組めるような状況であれば、使い方の「知恵を絞る」必要はないだろう。
最も「家族旅行」を「会議」と釈明したコトは、逃げられない言い訳だったとは思う。

「消去法で選ばれた舛添さん」と言われていたが、他の人選は本当になかったのだろうか?

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人と普通に会話ができるロボット誕生は、近い?

2016-05-13 19:56:28 | ビジネス

中日新聞のWEBサイトを見ていたら、「人の感情に近い音声反応ができる技術開発」という、トピックスがあった。
この技術を開発したのは、ヤマハ。
ヤマハ ニュースリリース:人間同士の会話の特徴をヒントに開発「自然応答技術 HEARTalK™」
「餅は餅屋」という言葉があるが、まさにそんな印象を持つ「技術開発」だ。

いわゆる「音声ガイダンス」の普及は、目覚ましいモノがある。
「PCの調子が悪い」などの問い合わせをしようと、サポートセンターなどに電話をすると、まず一番最初にかかるのは「音声ガイダンス」による案内だ。
そしてこの「音声ガイダンス」、なかなか聞き取り難いことが多い。
高齢者になればなるほど、この「機械的音声ガイダンス」は聞き取り辛いのでは?と、思うことがある。
もちろん、利用する「音声ガイダンス」のソフト質にもよるのだろうが、いかにもコンピューターの合成音声という、ガイダンスの案内ほど、聞き取りにくいコトが多いように感じる。

その延長線上にあるのが、いわゆる「ロボット」との会話だという気がしている。
そして会話を成り立たせるために、重要となるのが最近話題になっている「AI」だろう。
しかし、残念なことにこの「AIの会話」というのは、面白くないらしい。
Yahoo!トピックス:ロボットの会話に未来はあるか?発売秒読みのシャープ製゛ロボホン”から考える会話AIエンジン開発

「会話が面白くない」理由は、すでに出来上がったシナリオ上の会話しかできない、という点にあるようだ。
確かに私たちの会話は、縦横無尽に話が飛ぶことが多い。
それは「会話をしながら、様々な情報を整理し、考える」からだろう。
もう一つは、シナリオ上のコトであっても「感情」が、そこに表現されていないからではないだろうか?
同じ言葉であっても、その時々の気持ちによって「語調」などは、変化する。
「ハイ」という返事一つにしても、その時々の気分で随分意味合いが変わる。
当然、会話の内容も変化していく。
そのような、感情表現を捉えるということに関しては、まだまだAIは苦手なのかもしれない。

そこに着目したのが、ヤマハの「HEARTalK™」だと思う。
ロボットの開発技術は、ホンダの「アシモ」や村田製作所の「ムラタセイサク君・セイコちゃん」、ソフトバンクの「Pepper」など、開発が進みロボットの存在自体も身近なモノになってきているが、より身近にするためには、「人と自然な会話ができる」ということだと思う。
その意味で、ヤマハの「HEARTalK™」は、どこの企業がジョイントをし、その性能を上げていくのだろう?という、興味がわく。

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三菱傘下から外れる三菱自動車・・・ゴーンさんの手腕は?

2016-05-12 19:05:25 | ビジネス

「燃費不正」の問題で、日産自動車が三菱自動車の大口株主となるという「救済策」が、発表された。
これでひとまず「経営的な」問題の一つは、解消されたコトになるだろう。
もう一つ、解消された問題は「三菱グループ」から離れるコトで、「三菱らしさ」を失くすという点かもしれない。

多くの場合「〇〇らしさ」という場合、その企業や人の「個性」や「アイデンティティー」を表すコトが多い。
本来であれば、失ってはいけいない重要な部分なのだが、今回はそれが失われるコトで、プラスに転じるような気がする。
その理由の一つは、「三菱らしさ」の中にあった「旧財閥のプライド」だ。
ネットなどで今回の三菱自動車の問題を取り扱ったトピックスのコメントを読むとわかるのだが、「三菱自動車は、何かトラブルがあっても絶対に謝らない」という内容のコメントが、いくつもあるコトがわかる。
違う言い方をするなら「殿様商売」のような体質というか、企業文化を持っていたということになるのだと思う。
もちろん、販売店などではそのような「殿様商売」をしていたら、市場からソッポを向かれるのでそのようなことはなかったと思うのだが、「モノを作る」メーカーとして「殿様商売」のような企業文化を持っていた、ということだと思う。

実際、今回の会社側の説明を聞いても「技術部門で起きたこと。上層部は知らなかった」という趣旨の説明を繰り返している。
このような説明を聞いて、生活者が納得できると思っていること自体、「殿様商売体質」という印象を与えていると思う。
なぜなら、三菱自動車を購入した人は「三菱自動車を購入した」のであって、「技術部門うんぬんで購入した訳ではない」からだ。
そこの部分を、三菱自動車の幹部は、十分理解できていなかったのだろう。
言葉の端々に「根拠のない上から目線」や「(旧財閥の)三菱が、そのようなことはしない」を感じた方は多かったのではないだろうか?

そのような「三菱(自動車)らしさ」が無くなり、低迷をしていた日産をV字回復させたゴーンさんが、果たしてどのような手腕を振るうのだろう?と、今から期待がかかる。
その期待感は、今日の株式相場にも表れていた。

逆に言えば、これからの「三菱自動車」は「三菱らしさ」を捨てなくては、企業再生ができない、ということになる。
当然、今の企業幹部は時機を見て退任させられるだろう。
その退任のされ方で、これからの三菱の姿が見えてくるかもしれない。
大口株主となった、日産が現在の取締役〜幹部クラスの社員をどう扱い、どう退任させるのか?
それが、今の注目点だろう。

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パソコン周辺機器メーカーと肩こりの関係

2016-05-11 21:21:01 | マーケティング

必要に迫られて、ネットで様々な商品を探すコトがある。
私だけではないと思うのだが、「探し物をする」時ネットというのは、実に便利だ。
ただ「探し物」をしている最中に、「あれ?!」と思うことがある。
特にその企業とサイト上で見つけた商品と、関連性がほぼ無いのでは?と、感じたときはより印象が強く残ることがある。

今回もパソコンの周辺機器を扱っている企業が、「低周波治療器」の広告を出していて「あれ?」どころか「何故?」と、しばしPCの前で考えてしまった。
低周波治療器の広告をサイト上で出していたのは、エレコムだ。
そのエレコムのHPのトップに、「低周波治療器」がいきなり登場する。
そしてよくよく見ると「ヘルスケア」という、商品カテゴリーのコンテンツもある。

おそらくエレコム社製のUSBやもメリーカードを持っていらっしゃる方は、多いと思う。
しかし「ヘルスケア」という事業分野に、パソコン周辺機器メーカーであるエレコムが進出しているとは、思ってもみなかった。
「ヘルスケア」商品のラインナップを見て、「なるほど!」と思ったのだ。
その一つが「活動計」だ。
「活動計」そのものは、国内外の企業の参入が多い分野だと思う。
当然企業規模も様々。
オムロンのように元々「ヘルスケア」事業を行っている企業もあれば、余り名前を聞いたコトが無いような海外の企業もある。
そして母体となる事業分野も様々だ。
オムロンのような「ヘルスケア」事業中心の企業から、エレコムのように「パソコン(やスマホなどのモバイル)と接続する・通信をするツール」のメーカーまである。

「活動計」と言っても、オムロンとエコレムとでは「つくる」アプローチが全く違うのだ。
オムロンはもちろん「健康」という視点。エレコムは「パソコンやモバイルツールの活用の幅を広げる」という視点のように思われる。
「活動計」と言っても、つくる側の発想や視点が違うのだ。

それと同じように「低周波治療器」も、大手家電メーカーをはじめとする既存メーカーは「肩こりや疲労」などからの発想だと思う。
エレコムの場合「PCなどを使う人の問題解決」という視点や発想から、製品を作っているような気がするのだ。
そう思う理由は、本体とパットが別々という点だ。
大手家電メーカーに限らず既存メーカーは「本体とパット一体型」。
「肩こりなどを広くマッサージをする」ということだと思う。
それに対してエレコムの商品は「モバイル型低周波治療器」と銘打っているように、モバイル=携帯性を重視している。おそらく「スマホをしながらマッサージ」という感覚の提案なのだと思う。

どちらが便利なのか?ということではない。
「一つの商品でもつくる側の発想」の違いがあり、事業領域とは関係なさそうに思えても「使う人の問題解決」という視点で考えれば、関係のない事業領域であっても関連性がある、ということなのだ。
バブルの頃のように、「事業拡大」と言って全く関連性のない事業分野に進出をし、失敗した企業はたくさんある。
だからこそ、「事業領域とユーザーの問題解決」のマッチングの視点は、重要なのだと思う。

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