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リオオリンピックが、教えてくれたコト

2016-08-19 20:45:25 | 徒然

リオオリンピックも、いよいよ終盤になってきた。
開幕前、これほど日本選手が活躍する大会になると、想像されていた方はどれほどいらっしゃるのだろう?
普段は、テレビ中継などされることのない種目での選手の活躍も目立ち、日本を多いにわかせてくれている。
逆転に次ぐ逆転劇が、様々な種目でみられたことも、今大会だった。
逆転劇が多かったことを「精神力が強くなった」と、一言で片づけるわけにはいかないほどの試合が多くあり、テレビ観戦をしている側としては、ハラハラ・ドキドキ、感動の嵐・・・ということも、多かったのではないだろうか?

そんな選手たちからは「自分の力を出し切る!」という言葉を、何度も聞いた気がする。
「どんな時にもあきらめず、自分の持てる力を全て発揮する」そんな言葉を聞いて、頼もしいと感じた方は多かっただろうし、この言葉を聞いて「メダルの色よりも、試合の内容をシッカリ見なくては」という気持ちになられた方も、いらっしゃったのではないだろうか?

オリンピックというと、見ている側としては「メダルの獲得数」ばかりを、注目してしまう傾向がある。
確かに「メダルの数」は、気になるしテレビのハイライト番組やニュースでも「今日の日本選手団のメダル獲得数」などは、決まって取り上げられる。
しかし、今回の日本選手たちの活躍は「メダルの獲得やメダルの色よりも、選手たちが持てる力を発揮できた」という点が、気になった方も多いと思う。
それは上述した通り、選手たち自身が「持てる力を全て発揮する。自分の力を出し切る!」という言葉を、堂々と言えるようになってきたからだろう。

考えてみれば、オリンピックに出場する選手たちというのは、各国のトップアスリートたちばかりだ。
当然、トップアスリートたちは常日頃ハードな練習を積み重ね、実績を積んできている。
その練習そのものも、トップアスリートだからこそできるモノだろう。
その視点でオリンピックを見ると「国威発揚」などという言葉は、オリンピックには似合わないような気がしてくる。
それがおそらく成熟したスポーツ文化を持つ国の、オリンピック観戦という気がするのだ。

4年後、東京でのオリンピックは「国威発揚」のような雰囲気ではなく、「トップアスリートたちの祭典」となれば良いな~と思うのだ。
そのためにも、様々なスポーツの選手強化の投資をしてほしい、と思っている。
それだけではなく「東京オリンピック」での「おもてなし」は、国籍を超えたすべてのトップアスリートたちへの応援と称賛なのでは?という気がしている。







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