花々楽しい日

布合わせを楽しみながら キュートで物語のある布小物を作っています

ラフマのピアコン3とドボ9@8王子

2018-04-22 | おでかけ

「東京の果て」というイメージがあった八王子まで行ってきました
@八王子オリンパスホール

大友直人さんの指揮にも惹かれましたが、
今回はなんと言っても、18歳の青年が弾く
ラフマニノフ
のピアノ協奏曲第3番が聞きたかったから
いや、この目で見たかったからです

ラフマニノフ自身とても優秀なピア二ストで
驚くほど手
の大きな方だったそうですが
そうでないと弾けないので
はないか?と思うくらいの難しさと言うのを
耳でも目でも
確認できました
日常会話的に言うと「くそ難しい曲」です!
そして、ピアノは打楽器なんだということもよくわかりました

ロシアの重々しさや荘厳さが根底にあるラフマニノフの曲
牛田智大くんの演奏にブラボーの嵐でした
終わった後、大友さんの長い両腕が牛田くんを包み込む姿が美しかったです

もう1曲はドボ9
2楽章の「遠き山に日は落ちて」が有名なドヴォルザーク交響曲第9番
ピアノコンチェルトの時はピアノに隠れて見えなかった大友さんが
舞台の真ん中に麗しく立ち
激しくも優しい指
揮振り
指の先の先まで本当に美しい方です

誰もがどこかで聞いたことがある主題のメロディ
子供の頃母が買ってきたレコードの1枚がこの曲で
応接
間の木目調ステレオに黒い盤を乗せ
ダイヤモンド針を落
とし聴いていました
じんわり懐かしさがこみ上げます

このメロディは木管楽器が吹いていたんだとか
ここはビ
オラとチェロが弾いていたんだとか…
目で見ることによっ
て確認できたのは
生演奏とオペラグラスのお陰です


見た目が理系っぽいコンマス(矢部さん)の
熱いバイオリン
も素敵でした

ラストの盛り上がり…の直前
一瞬の静寂の後
指揮者やコンマスが鼻で息を吸う音!
共に、主題が奏でられフィナーレへ

「最後は遥かな故郷を夢見るかのような
管楽器によるホ
長調の長い和音のうちに余韻を残しながら閉じられる。」

都響の冊子より引用しました

どちらの曲も素晴らしく
よっこらしょと、八王子まで行った甲斐がありました


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源氏物語の世界~雅楽演奏会

2018-04-22 | おでかけ

新緑の皇居に行って参りました

 

(合唱友達にチケットを頂いたので)
千数百年の歴史に及ぶ伝承を守る宮内庁式部職楽による
雅楽演奏会の鑑賞へ

 


その雅な世界は、まさに源氏物語です


前半は管絃
笙の笛や鼓の音色からα波やマイナスイオンが出ているのでしょうか?
強烈な睡魔でトランス状態に陥りました

 


休憩を挟んで、後半は舞楽
お雛様飾りの右大臣左大臣のような格好をした人が
太極拳みたいにゆっくりゆっくり動きます

光源氏と頭中将が舞った青海波はこんな感じだったのだろうと
脳内変換しながら鑑賞していたので、意識を失うことはありませんでした

平安時代に端を発し、宮廷、貴族社会、有力社寺で
演奏されてきた雅楽を鑑賞することができるという
とても貴重な経験をさせて頂き
ありがたき幸せでございました。

 

余談ですが

皇居内にて・・・

何を覗いてるの?

向こうに何があるの?と思って私も覗いてみると…
館の中で剣道の練習をしている姿がチラッと見えました


春の皇居、GW頃はツツジが満開かな?

 

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漁師の愛人

2018-04-19 | 読書記録

森絵都さんの「漁師の愛人」読了

プリンが出てくる超短編3つを含む5つの短編集。
表題作の「漁師の愛人」が一番前のめりになって読んだ

北国 日本海 漁師町 
この3点を想像しただけでもカラッと明るい日々は浮かんでこない
男は動かず 女は座らず それが土地の古いしきたり
姑 大姑たちから、深海魚をねらう銛(もり)のような視線で見られ
「二号丸」と隠語で呼ばれる「愛人」の私
悲惨なシチュエーションだったが
ラストはちょっと救われた気がした

「私の吐く息で海が白く濁った。」

「壊れたメトロノームのように脈が乱れて、
私は灯油ストーブの前に身をすくめた。
零下十度と戦う炎に頬がじんと熱い。」

作者の使う表現が
ゆっくりと動く絵画のようで美しかった

思いがけず、合唱というキーワードが出て来た
そうよ!合唱が人生の転機になったりするのよ!
と作者と円香さん(本妻)に握手したい気分になった(笑)

もう1つ
「ア・ラ・モード」の中のエピソード
「ユニクロのブラトップのせいで、
日本の女の胸がみんな同じ形になった」には爆苦笑。
私も愛用しております~

 

漁師の愛人
森 絵都
文藝春秋

 

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あの頃の未来にいる

2018-04-18 | 読書記録

合唱と読書メインの日々なのでなかなかハンドメイド記事が更新できませんが
生存報告的に読後エッセーをUPしておきます

 

 

星新一さんのショートショートを読んだのは40年ぶりだろうか
中学生の頃友達に勧められて読んだ「ボッコちゃん」が面白くて
次から次へと漁る様に読んでいた
制服のブレザーの右のポケットには
いつも星新一さんの文庫本が入っていた
私は今、あの頃の未来に生きている

あの頃の未来の目安はまず西暦2000年だった
まだまだ先の話、中学生だった私が35歳を越えているなんて
まさに未来だ
その頃は結婚して子どももいるだろうと思っていた

そして今は2018年
確かに結婚はしているし、子どももいるし、
(私が子どもの頃一番恐れていた)「母の死」も経験している
が、手芸作家として本に載ったことや、
あんな運動音痴だった私が10km以上走っていたことや、
オーケストラと歌うために日々練習をしていることなんて、
私の未来予想図には全く記載されていなかった

星新一さんの描く未来はもっともっと先の未来ではあるにしても、
40年前と比べると今はあらゆることが進化(変化)している
手のひらサイズの四角く平たいものの中に時計やカメラやコンピューターや
万歩計やレコーダーやラジオや電卓や辞書や…電話まで入ってるなんて!
これぞ未来の逸品ではないだろうか

昭和期に書かれた星新一さんの作品からすると
平成末期を生きている私の今は、
「あの頃の未来」なのだ
そう思いながら読むと
ちょっとした答え合わせをしている様で
すごく楽しかった

そして、時を越えた今読んでも
星新一さんのショートショートはとても革新的で皮肉たっぷりで
次の未来に思いを馳せてしまうものであった

 

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10年に1度の八代の日にブルーノート東京で

2018-04-07 | おでかけ

ブルーノート東京での八代亜紀さんのライブに行きました

昨日は人生初のBlue Note Tokyo


"World of AKI YASHIRO"

なみだ恋と雨の慕情と舟歌を歌ってくれたらいいなぁ
とかって話しながら夜の表参道を歩きました

お店の前ですでにテンションアップ


中に入ったら、おしゃれな空間にクラクラ


席に案内されたらまさかの一番前


え?ここにあの八代亜紀が立つの?と目を疑いたくなる近さ

 

9時開演なのに…
まだ15分あるのに60からのカウントダウン


なぜカウントダウン?と思ったら

昨日は2018年4月6日で10年に1度の846(ヤシロ)の日
亜紀ちゃんのヒット曲が流れる中


8:46 八代の時間を迎えました

2018年4月8日 8時46分

 

9時になると、鮮やかなピンクの衣装で亜紀ちゃん登場!

最前列の人とボックスシートの人はもれなくハイタッチ🤚
生の八代亜紀とハイタッチしたのよー!

今日はジャンルレスよ!
ジャズもロックもブルースも演歌も歌うわよー
の言葉通り様々な曲を歌って下さいました

「山谷ブルース」
あのハスキーな声でビブラートをきかせながら歌うんです
もう、たまりません!

デビュー7年目にして初ヒットとなった曲
♪夜の新宿 裏通り
肩を寄せあう 通り雨〜♪
「なみだ恋」キター!

やっぱ演歌は良いわー
振り付きの「雨の慕情」もかぶり付きでガン見

子どもの頃嫌いだった演歌も
大人になるとこんなに心に沁みるのね

「ヘビメタって知ってる?
鼻にね、釘が刺さってる人が歌うの…」
そう言わないと皆さんわかってくれないのよねーって(笑)
そこへ天を突き抜けるようなギターソロが!
MU-JO(ムジョウ)
亜紀さんめちゃカッコいい!!

歌はカッコいいけど
トークは可愛い(笑)
天真爛漫?天然?
とっても憎めない人です

嫌なことは忘れましょう!
今を楽しみましょう!
それが八代の哲学です…と。

何度も目が合ったし
ねぇ! うん!とアイコンタクトが取れたりできるとってもスペシャルなお席でした

アンコールは2曲
と思いきや、ライティングが変わり
黒いドレス(途中で衣装チェンジ)の亜紀ちゃんが暗闇で妖しく光る
ブラックスワンの様に美しく
そこに静かに流れる3曲目の前奏

お酒はぬるめの燗がいい
肴はあぶったイカでいい

キタ!舟歌ーーー!

泣きそうになりながら聞いてました
でも、あのアカペラ部分は歌わないんです
歌ってくれないんだと思っていたら
最後の最後に。。

沖の鷗に深酒させてよ
愛しあの娘とヨ
朝寝するダンチョネー

感涙もののエンディング

結局、聞きたかった曲は3曲とも聞けたし
他にも良い曲がいっぱい
最高の夜でした

友達と余韻に浸ったあと
ゆっくりブルーノート東京を出ました

すると脇道に高級車が停まっていて
ナンバープレートが
846
この車、絶対亜紀ちゃん乗るよね?

スタッフが荷物を積み込んだりしていたので
近くに行き立っていると(ファンの方は他1名のみ)
すぐに亜紀ちゃんが出て来て
私たちの所にも来てくれて、握手してお話してくれて
車に乗り込んでからも手を振って「またねー!」って…

 

そんな楽しい八代の日でした
(鼻の奥にまだ亜紀ちゃんの香りが残ってる…)

 

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