シークレットリサーチの探偵日記

総合探偵社シークレットリサーチの調査員達の日記です。

浮気調査 沖縄編 その31

2009-08-22 07:00:00 | 調査員Tの日記
 私もBOSSを押しながらマル被たちを見ようとしたのですが、海の中からでは中々見る事が出来ません。海に浮いているブイが邪魔をしているのです。
「おっあいつらドラゴンボードに乗っとるぞ俺も乗ってこかなぁ・・・」
「見えるんですか

BOSSは浮輪の上から顔が出ているのです。
<もっと浅い所やったら見えるのに・・・届かんやん・・・>
「おいもっと早よ押せ~っ
「はぁ~あ・・・」
「何やその溜息はこんなに素晴らしくて、気持ちがええ海やのに・・・溜息か
「・・・・・・」
「あのドラゴンボートに負けんくらい早く押せ
「そんなアホな・・・」

しばらくの間BOSSに、「あっちへ行けこっちへ押せと引っ張り回されました。

「おう・・・もう、そろそろ上がろか
「そうですね・・・」
「そんなら、浜辺までレッツ・ゴー
「レッ・・・ツ・・・ゴー・・・
「早く戻れ
「BOSS・・・馬やないんですから・・・」
「アホ馬やったらもっと仕事するわい一緒にするな馬が聞いたら、気悪するやないか・・・」
「えっ・・・」
<無茶苦茶や・・・>


浜辺に上がると、私はヘトヘトになっていました。
「N君、この浮輪返しといてな
そう言ってBOSSは私に浮輪をかぶせ、デッキの方へ走って行ってしまいました。
「・・・・・・」
私はマリン・スポーツ・クラブのビーチフロントに行き、浮輪を返しました。そして、SさんとKさんが居る所に行きました。

「お疲れ様です」
「お疲れさん何か疲れてるなぁ・・・BOSSの子守か
「はい・・・もう・・・無茶苦茶で・・・」
「あっそんな事言うてもええんか~ぁ
「Kさんが言うからやないですか・・・それよりマル被は
「また・・・話題を変えようとして・・・マル被は次から次へと乗り物に乗ってるわ・・・さっき乗ってたヤツなんか、バンバン跳ねとったで~」
「そうなんですか」
「今日はこのまま、海遊びみたいやなぁ・・・おっ噂をしたら帰って来た」

マル被たちが水上バイクに引っ張られて、浜辺に帰って来ました。
その後、マル被たちはフローティングベストを脱ぎ、自分たちのビーチパラソルへと戻って行きました。

「Sさんは泳がへんのですか
「今日はええわ・・・何か疲れてるし・・・」
「今日はって・・・もう、今日しか無いですよ
「ええねん


しばらくはマル被たちもデッキベッドで寝ていたのですが、14:00前になると、2人でビーチフロントへ向いました。
そして、スタッフに案内されて桟橋の方へと・・・。その桟橋からボートに乗って沖の方へ行ってしまいました。
マル被たちが向った先には、船が浮かべてあります。
「あれって、何でしょうかね
「何やろなぁ・・・お前、フロント行って訊いて来い
「分りました」


私はビーチフロントに行き、さっきの船は何かを尋ねました。
「あれは、シーウォークの船です。あそこに、船が見えてるでしょあの船に乗り移ってから潜るんです」
「シーウォーク
「ヘルメットみたいなのをスッポリ頭から被って、海の中を歩くんですよ。おもしろいですよ
「えっ大阪の人
「はいここで夏の間仕事をしてるんです」
「へぇ~っ・・・そうなんや・・・ありがとうございました」

とっても可愛らしいスタッフの女の子でした。
<可愛いなぁ・・・でも、大阪から仕事かぁ・・・楽しそうやなぁ・・・海は綺麗し・・・>