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織田信奈の野望全国版13巻の感想レビュー(ライトノベル)

2015年05月25日 00時15分34秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『織田信奈の野望 全国版13』(春日みかげ先生原作、みやま零先生イラスト)が発売中です。
1巻~10巻&外伝もファンタジア文庫版で全面改稿・増ページして出版されるということで話題ですね。

表紙は、島津四姉妹。
元気いっぱいな家久の様子が微笑ましいですね。
もじょかおなご揃いの四姉妹を同時攻略とか、歴史SLGじゃなくて完全にギャルゲーじゃないですか(;゜∀゜)=3ムッハー

お話的には、謙信の足止めに成功した良晴は、ピンチの光秀を救うべく急遽大友家への使者として九州に旅立つも遭難。
自分と同じ名前を持つ姫大名、相良義陽(さがらよしはる)と出会った良晴は、彼女とともに九州最強の修羅一家、島津四姉妹との合戦に赴くことになって…という、九州編前半展開です。

性格こそ良晴とは真逆でクール&理知的、しかも美人な義陽ですが、これ絶対ご先祖様繋がりイベントですよね!な伏線ラッシュにテンション上がりまくりでした。
天岩戸事件によって全国的に顔が売れた事もあって、良晴が未来人であることが受け入れられやすい土壌が整っていたのは、史実絡みのイベント進行をスムーズにする意味でプラスになる部分も多く、歴史の強制力的な力によって存在消滅の危機に晒される良晴と、それを救うべく自ら死地に赴こうとする義陽の、時を越えた絆のドラマがとても感動的に描かれていて号泣必至かと(´;ω;`)ブワッ
血縁を頑なに拒否し、過酷な環境で生きざるを得なかった義陽の心を理解し、少しずつ解きほぐしていこうとする良晴の姿が男前でしたし、それを島津四姉妹のお家問題とも対比させて、論破不可能と思われた両勢力のヒロインズを新たな未来へと導いていく流れがお見事でした( ´∀`)bグッ!

良晴がこの時代を生きる意味について更に思索を深めるのも大きな見所。
現状でも十分に彼なりの死生観と哲学を身につけた感がある良晴ですが、未来視的な能力を悪用して自分を排除しようとするガスパールという強敵の登場によって、単純に生き延びるだけではなく、仮に命を落とすことになろうとも自分の信念を貫いた上で己の生きた証と記憶をこの時代の人々に残したいと強く願うようになったのは、オトコとしてひと皮もふた皮もむけた感じで格好良かったですね。
生き様のお手本とするべき人物が登場したことも大きかったと思いますし、武将として生きるヒロインズたちそれぞれが見せる熱く清廉な決意や覚悟、志の高さに思わず目頭が熱くなってしまいました。
一番の盛り上がりを見せるクライマックスの部分に最大の隠し球を合わせて、両家に起こった全ての問題を収束させる落とし所にしてあるのがまた心憎い!
それまでの行動だけでも十分に感動的なのに、隠された真意が明かされることでお話にググっと深みが増す感覚が鳥肌モノでした。
全編泣けるシーンが多すぎてたまらん(´;ω;`)ブワッ

ガスパールとの決着&九州戦の総決算を描く戦いについては次巻へと持ち越されてしまいましたが、薩摩隼人達の無双ぶりがもう一度見られると思うと気分が昂ぶりますね。
まさかの人物を敵に回すことになってしまい、半兵衛の助力無しの頭脳戦で勝てるか少し心配ですが、今回味方につけた勇将・知将の力があれば千人力でしょうし、最終決戦に向けて景気良く大勝をもぎ取って頂きたいところです。
相良一家の底力に期待♪


気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

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