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gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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ダンタリアンの書架3巻の感想レビュー(ライトノベル)

2009年05月05日 22時34分07秒 | ライトノベル・小説
角川スニーカー文庫のラノベ、『ダンタリアンの書架』(三雲岳斗先生原作、Gユウスケ先生イラスト)の3巻が発売中です。

表紙は勿論ダリアン。
主人公であるヒューイと、ヒロインであるダリアンのメインキャラ2人が、毎回各地に存在する幻書を巡ってゲストキャラクター達とやり取りをする…というのが本シリーズの基本的なスタイルなので、表紙も、扉絵も、本文イラストの多くもダリアンの可憐な表情を収めたものになるのは自然な流れかと。
思わずジャケット買いをしてしまったという方も多いのではないでしょうか?
あとがきによると、はじめは3巻までで一旦シリーズ終了となる予定だったところが、人気のおかげで続投決定となったそうで、ファンとしては嬉しい限りです。
ザ・スニーカー誌での一挙2本連載の効果もあいまって、かなり早い刊行ペースになっている気がしますが、3巻収録のエピソードは、よりバリエーションに富んだ構成になっている気がしました。

特に、とある少女との出会いから村人達を守ることに…と、王道的なパターンのお話と思いきや、意外な結末が待ち受けている『黄昏の書』のエピソードでは、幻書に関する新しい設定が明らかになりましたし、日本では馴染み深い竹取物語の逸話をモチーフにした『魔術師の娘』のエピソードでは、元ネタの結末を知っている分、どんなオチを持って来るのかワクワクしながら読み進める事が出来ました。
ともに個性的なゲストキャラクターが登場したこともあり、今後の再登場もあるかも?と考えると楽しそうですね。

また、ヒューイ達と対をなす存在である焚書官ハルと、銀の読姫フランのコンビが主役を勤める『償いの書』のエピソードも収録。
こちらはまだまだ隠された秘密や過去が目白押しという感じなので、連載のメインである短編とは違った、続き物としての面白さを味わわせてくれそうで楽しみです。

どのエピソードも、オチの部分がちょっと小洒落た感じに余韻を残してくれるのでニヤニヤです。
切なかったり、ブラックユーモアだったり、ダリアンがちょっとデレるところを見せてくれたりwwと、1話完結形式であることもあいまって、テンポ良く、気軽に読むことが出来るのが良いですね。

シリーズ未読の方でも、すんなりと物語に入り込めるのでオススメです。

気になった方は是非、チェックしてみて下さいませ。



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