gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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紅 kure-nai 3巻の感想レビュー(コミック版)

2009年05月03日 02時06分20秒 | コミック・雑誌
集英社からコミック版『紅 kure-nai』(片山憲太郎先生原作、山本ヤマト先生による漫画化)の3巻が発売中です。

表紙は夕乃さんと銀子のWヒロインズ。
2人とも、普通のラブコメ作品なら余裕でメインヒロインになれるくらい魅力的なキャラクターなので、華やかですね。
こんな2人に想われる真九郎は、やっぱり果報者としか言いようが無いかも。
ですが、それを上回る勢いで強く結びついているのが紫な訳で。
シリーズ最高傑作というイメージの強い原作1巻の九鳳院編もいよいよこの巻がクライマックス!
片や、真九郎が頑なに閉ざしていた心をやさしく受け止め、癒そうとする紫。
片や、真九郎を守るため、己の身を犠牲にする事を厭わず、九鳳院のしきたりに殉じる事を決意する紫を救い出そうとする真九郎。
互いの互いを想う真っ直ぐな気持ちが快く、思わず応援したくなってしまいます。
一度打ちのめされた相手にもう一度戦いを挑み、囚われの姫となった紫を助けようとする真九郎は、まさに紫のナイトといった感じで熱いです。
そんな手に汗握るラストの展開は、カタルシス満点で必見です!

分かり易い悪として描かれた紫の兄、竜士や、そのボディーガード役の“鉄腕”ダニエル。
更には超然と君臨する紫の父、蓮丈など、並み居る強敵を前に、真九郎はどの様に切り抜けていくのか?

揉め事処理屋として、男として成長する真九郎と、それぞれ別の角度から、その様子を見守る女性達という構図もカッコイいです。
紅香や環は真九郎の背中を後押しし、夕乃さんや銀子は真九郎の身を案じ、そして紫は真九郎の存在の全てを信じる…と、キャラクター同士の結び付きがしっかりと描かれており、説得力がありました。
独特な設定とバトルを交えたシリアスなシナリオ運びと、紫の愛らしさを前面に押し出した萌えパートの演出のバランスも良好で、このギャップ自体もストーリーにメリハリを与える役割を兼ねている気がします。

ちなみに、限定版には片山先生が原作の人気シリーズ、『電波的な彼女』のOVAが特典として付いてくるので、同シリーズのファンの方には、そちらがオススメです。

ファンの方はもちろん、気になった方は是非チェックなさってみて下さいませ。


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