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gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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レンタルマギカ 死線の魔法使いたちの感想レビュー(ライトノベル)

2012年02月04日 12時56分26秒 | ライトノベル・小説
角川スニーカー文庫のラノベ、『レンタルマギカ 死線の魔法使いたち 』(三田誠先生原作、pako先生イラスト)が発売中です。
表紙はアディと穂波がメインの厳かな雰囲気。
いよいよ次巻で完結!ということで名残惜しくもありますが、決着目前の静かな緊迫感が伝わってくる感じですね。

お話的には、『大魔術決闘(グラン・フェーデ)』突入で布留部市全体が荒れ模様な中、早速実力者同士のガチバトルがスタート!という総力戦にふさわしい展開です。

文字通り世界の命運をかけた戦いということで、出し惜しみ無しの全力戦闘が繰り広げられるわけですが、秘奥の技の応酬が激しさを増す中、切り札を出すべきタイミングを見定める駆け引きが、これまた静かな熱さでテンション上がりました。
どちらの陣営が勝ってもおかしくない分、息詰まる攻防から目を話すことが出来ませんでした♪

というか、いきなりアディが大ピンチ!過ぎて、心配で心配でたまりませんでしたのことよw
穂波のほうは、無茶をしているとはいえ序盤から新技も好調でしたし、相手もフィンなのでなんとかなるかな~?と少し安心して見ていられたのですが、アディの相手はやたらと強い印象のある礎(イエソド)でしたし、オビに『すべてを、あなたに捧げるから―』とかなんとも不穏なことが書かれているのが気になって気になってw
実際、予想よりも取り返しの付くのかどうか心配な自体が起こってしまいましたし、アディ派としては、これは次巻でどう結ぶのか気掛かりです。

いや、物語的に穂波の役どころが大きくクローズアップされ直したこともありますし、いつきと一緒に決着を付けるという意味では、穂波こそが真のメインヒロイン(゜∀゜)キタコレ!!と感じられる部分も多かったわけですが、戦闘と因縁にオトシマエをつけてからでないと落ち着いてイチャラブすることも出来無いよね!的な雰囲気が漂っているのもまた事実。
穂波は、守ってあげたいヒロインというよりもむしろ、頼もしい戦友としてのイメージが強い気がしますね。

もちろん、今回アディの戦闘力も疑いようもなく史上最高の状態に高まっているわけですが、現在の安定度という意味では穂波の方が上でしょうし、魔術を行使する上でも精神的な落ち着きは重要かと。
いつきへの想いと、自身の矜持で限界を突破しまった感のあるアディの不安定さは、生命的な意味でも不安ではありますが、そんな彼女をサポートしてくれた穂波の優しさと、魔法使いとしての確かな力量が感じられたのも、とても良かったと思います。

さて、そんなヒロインふたりが頑張れるのも、いつきを強く信頼する気持ちがあればこそですが、司の介入と事件の発端の真実を知った上でも、その信念をブレさせず、いつき自身の意志で前に進み続けようとする姿が格好良かったですね。
当時、影崎さんのとった行動をはじめ、今まで明らかにされていなかった伏線部分が白日にさらされたのは、読者にとってもまさに怒涛の情報量といった感じでしたが、それは、当事者であるいつきなら尚更だったろうと思います。
実戦で磨かれた推察能力と、ヘイゼルさんの助言という要素を加味しても、一回の高校生にはなかなか簡単には受け入れられないものがあったと思います。
ですが、そこはそれ、現アストラル社長として順調に成長を遂げてきたいつきですから、全てを正しく理解した上で、彼自身のベストと思える決断を下し、社員と協力者達、更にはすべての魔法使いたちの生き方を守ってあげて欲しいところですね。

あとはやはり、影崎さんがどうなってしまうのかが非常に気になります。
まなみと何らかの関連があることはかなり以前から示唆されていましたが、最近は慌ただしくて接点があまりなかった感じでしたし、てっきり自分の勘違いかな~wと思いつつあったので、今回、伏線っぽい動きがみれたのにはホッとしました。

というか、影崎さんの件だけでなく、全編にわたってかなりのネタバレラッシュだっただけに、見所多すぎて生きるのが辛いw
少しずつ言及していきたい気持ちもありますが、ここはやはりファンである皆さん自身の目でご確認頂きたいところですし、最終巻が出た時に合わせて、まとめて読む派の方もいると思うので自重しないとw

最終巻は、あとがきによれば夏頃には刊行予定とのことなので待ち遠しいです。
アニメ化もされ、長編シリーズとしてスニーカー文庫を支えてきた本シリーズが完結してしまうのは名残惜しいですが、既に次回作である『クロス×レガリア』が来月から刊行されることも決まっていますし、最後までしっかりと見届けたいと思います。


気になった方は、是非チェックなさってみて下さいませ。


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