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魔王殺しと偽りの勇者1巻の感想レビュー(ライトノベル)

2013年09月01日 19時01分22秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『魔王殺しと偽りの勇者1』(田代裕彦先生原作、ぎん太先生イラスト)が発売中です。
表紙はヒロインのエレイン嬢。
ウホッ、イイ脇(;゜∀゜)=3ムッハーなセクシーポーズが目を惹きますのうw

お話的には、勇者によって100年ぶりに復活した大魔王が倒された!というところまでは良かったものの、自分がその勇者であると名乗った人物が4人も現れるという異常事態が発生。
その調査を指示された王宮戦士・エレインに協力者としてあてがわれたのは、元人間でありながらも魔族に寝返った青年ユーサーで…というボーイ・ミーツ・ガール×推理モノ展開です。

単純思考で男っぽい口調のエレインと、頭脳派で皮肉っぽいユーサーの凸凹コンビが事件の調査に臨む姿は滑稽で賑やか。
立場の違いも合って、初めは衝突も多いふたりですが、容疑者との会話からすぐに真実を見ぬくユーサーの聡明さを見て考え方を改めるエレインと、そんな彼女の素直さをからかいつつも助言を与えるユーサーの関係が少しずつ深まっていく様子が微笑ましかったです。
そこまでラブ寄せ!というわけではないのですが、様付けで呼ぶように言われて以降、愚直に「ユーサーさま」と呼び続けるエレインが妙に可愛かったりw

推理については、現場検証を細かくしたりはせずに、あくまではじめに伝えられた情報を元にして、容疑者の証言の矛盾点を示して嘘であることを見抜くタイプの展開なので、取っ付き易いかと。
先に全員から聞き込みをして最後にまとめて犯人当てをするのではなく、犯人の証言が終わった時点でシロクロをハッキリさせる流れなので、読者的にはどちらかと言うと推理力よりも記憶力と伏線看破力が試されるタイプの作品だと言えるかと。
4人の勇者候補を見つけた占い師と、本物の勇者を探しだすよう依頼した王室にも何らかの秘密がありそうで、事件の解決までにもう一波乱あるかも?

というか、1巻では容疑者のうちふたりまでの調査しか行われていないので、物語の全体が見えてくるのは2巻になってから!だったのはちょっと残念かも。
スタイル的には、多少分厚くなっても4人連続で審議判定→すべての謎が明かされる!か、各巻ではこのひとりだけにスポットを当てて掘り下げる、という展開のほうが合っていたと思います。
もしくは、今巻を出題編、次巻を解答編、みたいにするほうが推理本としては王道かもしれませんが、ユーサーの頭の良さを印象付けるためには、調査後すぐに真実が見抜かれる今回の書き方のほうが良かったとも思えるのでどっちもどっちかしら。

個人的には、誰が勇者なのか?という部分以外にも、エレインとユーサーがお互いに自分にないものを見出して考え方を改める、視野を広げて成長する様子が見所かなと思うので、続きが待ち遠しいです。
エレインが王宮戦士な割りに、実際に剣で戦うシーンが無くてどのぐらい強いのか判らないのは、実は抜いたらめっちゃ強いという伏線なのかしら?と深読みしているのですが、バトルシーンよりも今回の寝起きイベントのようなお色気シーンに期待したい気持ちも(;゜∀゜)=3ムッハー
何にせよ、きちんと事件の結末まで構想済みなのは、読者的にありがたい限り♪


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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