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とらドラ!第12話『大橋高校文化祭【中編】』の感想レビュー

2008年12月18日 20時06分10秒 | とらドラ!
『そうじゃない!間違ってるとか、間違ってないとかじゃないの。・・・そんなことより大切なことってあるから。だから謝るとか許すとか、そういうのが必要になってくるの。』
大河の父親とプロレスショー。2つのキーワードがメインでありつつも、思わぬ発言で意外な展開に!というお話です。

『文化祭のプロレスショー、一回でいいから役、交換して。』

父、陸郎との再会から数日、今までの距離を埋めるように親子の時間を過ごすようになった大河。
文化祭に父親が来るといってくれたことを受けて、亜美に慣れない頼みごとをすることに。
口ではまだまだ許していないと言いつつも、その態度には嬉しさがにじみ出ているような印象です。
自分の事を放置していた親に対し、そこまで仲良く接することが出来るのかということについては納得がいかない部分もありますが、横から見ている限りでは、やはり相当寂しいい思いをしていたのだろうと推測できる感じです。
竜児も大河のためを思えばこそ、一緒に過ごす時間が減る寂しさを我慢しながら応援するスタンスになっていたわけですが・・・。

『・・・なんだ、それは?ふざけんじゃねぇ!大河の目を覚まさせてやらなくちゃ。「あんなお父さん、信じちゃ駄目だ」って。言ってやらなくちゃ。・・・今頃のこのこ現れたお父さんに、親友が騙されるのをどうして喜べるの?友達が傷付くのを笑って見ているなんて、絶対出来ない、私には・・・!』

『お前そりゃあんまりだろ!何にもわかってないくせに、決め付けんなよ!大河の親父は、娘思いの良いおっさん・・・。』

『「会った」んだ。会ったくせに、そう言うんだ!高須君、その人に会った時、ちゃんと両目開けて見た?その目は、ちゃんと見えてたの?』

『・・・どういう意味だ?』

大河父のことを知ったみのりんが激怒。
普段の彼女とは思えないような辛辣な言葉の数々に驚かされます。
いくら自分の好きな相手とは言え、大河の幸せを踏みにじるような物言いに、竜児もヒートアップ。
大河たちのことを「わかっている」人間として、腹が立ったのは当然という所ですが、大河本人が仲裁に入ってみのりんとは冷戦状態に。
この時、みのりんともっと詳しく話をすることが出来れば、彼女の言い分も理解することが出来たのかもしれませんが、竜児もみのりんも大河のためを思って行動しようとしているだけに、一筋縄ではいきそうにありません。
竜児とみのりんのどちらが、より状況を正確に見抜いていたかということが、このお話のポイントと言えるでしょう。
これだけがっつりと否定されれば、さすがに何かあると思わざるを得ませんがww

『よくもまぁ、好きな子相手に、あんな風に怒鳴れるもんだよね。』

1人自己嫌悪モードに入っていた竜児を連れ戻しに来たのは亜美でした。
ここで当事者である大河ではなく、亜美が登場してくるというのが、彼女の変わった=成長した部分を感じさせてくれていいなと思います。
セリフを言いながら、ちょっと寂しそうな視線をするあたりがまた切なくて良い感じです。
そして、竜児は全くそれに気付けないあたりが、輪をかけて切ないかなと思ったり。

『私は、タイガーみたいに高須君とべったり一緒になったりしない。実乃梨ちゃんみたいに、高須君にとっての輝ける太陽にもならない。私は・・・「川嶋亜美」は、高須君の同じ道の上の、少し先を歩いていくよ。』

「対等」から訂正し、自分のスタンスを表明した亜美ですが、その言葉の真意はどのような物か気になります。
もっと私を見て!なのか、だからあなたが選んで?なのか、それとも他の意味があるのか。
竜児のみのりんに対する恋心や、大河に対する感情を理解した上でそう告げるところに、亜美の強さや大人っぽさが感じられるかなぁと、個人的には思います。

『私のことじゃないの。みのりんのこと。ちゃんと、謝ってよね。』

『俺は・・・間違ったことは言ってないつもりだ。』

『そうじゃない!間違ってるとか、間違ってないとかじゃないの。・・・そんなことより大切なことってあるから。だから謝るとか許すとか、そういうのが必要になってくるの。』

夜中、帰ってきた大河とベランダ越しに会話する竜児。
直前にやっちゃんから大河が父と引っ越すこと、大河の父親は自分勝手だと思うと告げられたこともあり、より自分の考えに固執するようになってしまっているのが印象的です。
自分が父親とよりを戻したいかどうかについては触れずに、仲直りをするように告げてくる大河。
大河の言う大切なことというのは、彼女自身の問題とは、少し違ったものの事のようですね。

『そういや、おっさんからメール来たか?しょっちゅう携帯見てるじゃねぇか。ま、ショーはまだ残ってるし、おっさんが来たら、すぐ川嶋と代わってもらって・・・。』

『私のことはどうでもいいでしょ?あんたはみのりんとのこと、ちゃんと考えなさいよね!』

本番のショーが終わったあとも、事態は進展せず。
あいかわらず大河の世話を焼く竜児に対し、大河は距離を取ろうとしているそぶりが見えます。
とはいえ、父親の話題が出るまでは竜児や北村と楽しく過ごしていたのも事実。
ショーでも竜児と一緒でしたし、恋人ではないにしても、2人の仲がいいことは、クラスメイトたちにも公認されています。
では何故、自分よりもみのりんを優先して行動するようにと、竜児に急に望むようになったのか?という疑問が出てくる訳ですね。
いや、原作ラノベを読んでいた時は、この辺の大河の気持ちに気付かないままガンガン読み進めていたわけですが、アニメで見返すと、伏線がわかりやすく置かれているのでなるほどなと思ってしまいました。
次回の放送までに、大河の胸中を色々予想されてみるのも一興かもしれません。

結局、大河の父親は文化祭には姿を見せず。
その理由は次回迄持ち越しになってしまいましたね。
プロレスショーの中身自体には触れませんでしたが、亜美の補助つきバク転や大河のここ一番でのセリフ噛み、みのりんのハゲヅラアイパッチにゆりちゃんの赤い糸、と、文章でイメージしていただけだったものが、実際に動いている所を見られて大満足でした。

次回、第13話、『大橋高校文化祭【後編】』

遂に大河父の真実が明らかに!
文化祭のもう1つのメインイベントであるミスコンも残っていますし、期待大です。
リアルのカレンダー的にはクリスマスにあたる、年内最後の放送は、派手に盛り上げて、良い感じで来年につなげてほしいですね。






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2 コメント

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Unknown (C)
2008-12-18 21:40:26
こんばんはです。

>アニメで見返すと、伏線がわかりやすく置かれている
未読組の自分は気付くか気付かないかどっちかなあ…(汗)
分からなくても本筋には影響しないと思うけども、「ああ、なるほど」と思ったりするのも作品の面白さのうちの1つと思ってるので(^^;

>ミスコンも残っていますし
こっちの存在を忘れていました。
3話構成の最後に持ってくるのは、ミスコン絡みで何か気持ちや関係の変化が起こるということなのかな?
ちょうど年内で前半の1クール分がうまく締められてるっぽいので来週も期待ですね。
であであ~。
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>C様 (gurimoe)
2008-12-19 02:02:02
・こんばんわです。
今回もコメント&TBをありがとうございます。

記事を書いている時には「大河の心の中ではこういう考えがあったと原作の方で明かされていたから、そのために竜児に対してこのような態度を取っているのだろう」みたいな感じで考えていたので、ここが伏線になっている!と強く感じられたのですが、他のブログ様では別の解釈があったりもしたので、とりあえず来週のお話が余計に気になっています。

(単純にgurimoeの勘違いでした!という可能性もございますので、その時はご容赦くださいませ。)

わかりやすく描かれた伏線が、自分の予想通りの展開を迎えた時と、これが伏線だと気付かなかったものが、後々実は重要な記述だったとわかった時というのは、それぞれが作品を最も楽しむことが出来る瞬間の1つだと思います。

ミスコンの方はC様の読み通りになるかどうか、楽しみですね。
プロレスショーには間に合わなかった大河パパですが、果たして?
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