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狼と香辛料Ⅱ第11話『狼と別れの決意』の感想レビュー

2009年09月17日 11時51分48秒 | 今まで見てきたアニメ
いよいよホロに値段が付けられ、大儲けへの第一歩が踏み出される中、ホロから別れ話をきり出されて動揺するロレンス。
ホロにとって、ロレンスにとって、この旅の意味するところは何か?という部分が見直されるお話です。

メルタの語るリゴロとの慎ましやかな、それでいて充実した毎日が、ひとつの幸せとして対比的に描かれているのもポイントかと。
このまま旅を続けて、やがて避け得ない別れを迎えるか、ロレンスの念願だった、店持ち商人としての夢が実現するこの機会に笑顔で別れるか、どちらが2人にとって幸せなのか?
2人が一緒に居ることにはもっと大きな意味が生まれつつある様に感じられますが、ホロの提案にロレンスはどういう理由でどの様な判断を下すのか、重大な岐路に立たされることになりましたね。

絆が深まっている2人の様子を見ている側としては、ホロがいきなりそんな事を言い出す必要があるのか?という気持ちになるところですが、死が2人を分かつ覚悟はあっても、一緒に過ごす楽しさが少しずつ失われていってしまうことを恐れる気持ちには耐えられないという彼女の考えもまた、理解できるところかと。
今の生活がホロにとって幸せだからこそ、そんな考えが生まれたというのが複雑なところですが、ロレンスにとってもその方が良いかも?と慎重に吟味してからの発言でしょうし、軽々と返事をして良い問題ではないですね。
それでも、すぐに真顔で反論しようとしたロレンスは男らしくて好印象だったと思います。
一理あるとは言え、ホロの存在はロレンスにとって限りなく大きなものになっているのは間違いないわけで、後はホロを安心させてあげられるような行動を見せられるかどうかですね。

一方、50人会議が毛皮の取引を禁じている現状から、現金のみ取引を認める方針へと転換するのを当て込んで、他の商人達よりも先に買い上げ&売り抜けるように十分な資金を用意する=ホロを売るという流れだったわけですが、武装蜂起で目論見が崩れそうになって大ピンチ、という波乱の展開へ。

元々待たされ続けて不満が溜まっていたところへ、現金のみOKという噂が流れるようになれば、資本力の無い小さな商人達にしてみれば、手の出し様が無いわけで、一部の大商人に利益を独占されてしまうくらいなら、背に腹は代えられない、という感じでしょうか。
自分達の生活が掛かっている事もあり、みんな必死な訳ですが、あくまで大きく儲ける事だけを考えるのならば、他の商人達に毛皮を押さえられてしまう前にイニシアチブをとれるかどうかが鍵となってきそうです。
50人会議がどの様な判断を下すのかにもよりますが、機先を制するには現金を急いで用意する必要があるにも関わらず、契約はかわしたものの現金の受取はまだ行われていないという状態。
迅速な行動が要求されるなか、ロレンスはどんな決断を下すのか気になりますね。

次回、第12話(最終回)、『狼ととめどなき涙』

あっという間な感じがしますが、最後まで上手く話をまとめられるか期待したいです。



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