ガガガ文庫のラノベ、『妹さえいればいい。』(平坂 読先生原作、カントク先生イラスト)が発売中です。
『僕は友達が少ない』の平坂先生の新シリーズということで話題ですね。
表紙は、主人公の伊月と綺麗どころ3人。
てっきり妹キャラだと思ったら弟…だと!?な、一番右の千尋に驚かされてしまいましたが、気立てもよくて家事万能なしっかり者とか、こりゃ良いお嫁さんになれますわ(*´∀`*)ポワワ
本編の方も、全裸を含めてカントク先生仕事し過ぎ!な大量イラストで眼福眼福♪
作中のTRPGキャラ用のイラストまで用意されてるとか、本作に対するガガガ文庫の本気っぷりが伝わってきて胸熱(;゜∀゜)=3ムッハー
お話的には、主人公である重度の妹バカなライトノベル作家・伊月を中心にした個性的な人間関係を描いた、ファンタジーとリアル双方の側面を併せ持ったクリエイター系青春ドタバタラブコメ日常モノ展開です。
妹×ライトノベル作家と言えば、エロマンガ先生のヒットが記憶に新しいですが、伊月本人には妹がおらず、それでも架空の妹への愛と情熱を抑えきれずに妹モノの漫画やアニメを見たり、フィギュアを買ったり、あまつさえ自分の作品のメインヒロインを妹にしたりしてしまう筋金入りの妹キ○ガイという設定が大きなポイント。
純粋すぎるが故に歯止めが効かない伊月の妹ラブ!っぷりには周囲もドン引き気味なのが(・∀・)ニヤニヤですが、こと妹に関してだけは誰にも譲らない!( ー`дー´)キリッという頑なな信念が時折格好良く見えてしまう不思議。
残念ながらも裏表のない性格と、妹への想いが色濃く反映された天才型の作風が、周囲の人間だけでなくファンの読者を男女問わず惹きつける魅力となっていることが伝わってきて面白かったです。
アクの強いキャラが多い本作ですが、それに負けずにお互いに良い影響を与え合える様な良好な人間関係が築かれているところを見ると、ぼっち気質という自己評価とは裏腹に、意外とコミュ能力高めな印象かも。
この辺りは、戦友でもあり、ライバルある、お互いを貴重な理解者として一目置き合うライトノベル業界の担い手同士ならでは連帯感に依る部分も大きいかもしれませんね。
ラブコメ的には、銀髪天然天才型後輩美少女作家の那由多と、大学時代の同級生でリア充オーラと面倒見の良さを併せ持つ京のダブルヒロイン構成をメインにしつつ、弟のはずの千尋が意味ありげにヤキモキする描写が何度も挿入されるハーレム+α展開が見所。
最初から好意全開で如何にもラノベヒロイン!といった雰囲気の那由多と、そんな那由多の美少女っぷりに気圧され気味で伊月への恋心を秘めてしまうという現実にありそうな状況の京の姿は対称的ですが、それぞれが伊月に好意を抱くまでの経緯が丁寧に綴られているので感情移入しやすく、甲乙つけがたい魅力があってテンション上がりました(;゜∀゜)=3ムッハー
実際には、人気作家さんやイラストレーターさんがこぞって超美少女&イケメン揃い!というのは流石にフィクションだと思いますが、作中で描かれている作家さん同士のやりとりについては、真面目なものもおバカなものも含めて元ネタがありそうに感じられるものが多く、現役作家さんならではの切り口で、時に熱く、時にブラックユーモアたっぷりに日常生活が綴られていくのはとても興味深かったです。
既に社会人の彼らではありますが、事あるごとに&特に用事が無い時も、伊月のうちに入り浸って駄弁る流れは部活モノコメディと同じ匂いも感じられて(・∀・)イイネ!!
また、作中に実名のライトノベル作品やキャラが登場するだけではなく、愛飲しているビールのブランドやボードゲームのプレイ風景までが実名で描写されるのも、現代を舞台にした作品という地続き感が感じられましたし、知られざる作家さん達の生態に迫るドキュメント的な意味合いでも面白かったです。
全力で遊んだり呑んだりしている時も、ふとした瞬間にプロ小説家としての発想力や表現力が垣間見えてくるあたりが如何にもな感じですし、登場人物たちにとってもある種、理想的な環境が築かれている感じですね。
おそらくは、同業者ゆえのあえて語られていないもっと過激でダークなぶつかり合いや嫉妬の部分もあるのでしょうが、その辺りにも追々切り込んでいくのか楽しみ。
ラブコメを絡めない分、同性の春斗や刹那との友情がどう変化していくのかも純粋に気になりますね。
全体的には、妹モノなのに妹不在!?という事で、千尋の扱いがどうなるのか最後まで目が離せず、ラストの引きまで一気に読み進めてしまいました。
サービスイラスト的にも、伊月のパンツをクンカクンカスーハーしたり、全裸で海を泳いだり、男たちが見ている前で百合っぽくアレをナニしちゃったりと、肌色率高すぎ!
劇中の言葉で語るなら、『イラストも内容も超最高』ですわw
何気に月子ちゃんのデザインがツボ過ぎて俺得なので、是非とも定期的にエロありTRPGイベントを入れて頂きたいところですね。
余談ながら、月子ちゃんの嫌いなものプロフィールのネタが自分に当てはまる部分多くて背筋が冷やっとした私が通りますよっと(正座)。
閑話休題。
ラストで示される作品のテーマや方向性がネタバレに直結するので語りたくても語れないのが歯がゆいですが、どういう落とし所に行き着くのか、最後まで追い続けていきたいです。
ありえ無さそうながらもお約束満載で良質のラブコメと、ひょっとしたらありえそうな作家さん達の赤裸々な日常生活の両方が楽しめるハイブリッドな新感覚ラノベに仕上がっているのでオススメ♪
妹好きな方はもちろん、ラブコメが嫌いじゃない方なら誰でも楽しめると思いますが、個人的にはラノベやその舞台裏にも興味があるような、ラノベ読みを自認するような方のほうが(・∀・)ニヤニヤ出来るポイントが多いので、そういう方に特にオススメしたいです。
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。
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『僕は友達が少ない』の平坂先生の新シリーズということで話題ですね。
表紙は、主人公の伊月と綺麗どころ3人。
てっきり妹キャラだと思ったら弟…だと!?な、一番右の千尋に驚かされてしまいましたが、気立てもよくて家事万能なしっかり者とか、こりゃ良いお嫁さんになれますわ(*´∀`*)ポワワ
本編の方も、全裸を含めてカントク先生仕事し過ぎ!な大量イラストで眼福眼福♪
作中のTRPGキャラ用のイラストまで用意されてるとか、本作に対するガガガ文庫の本気っぷりが伝わってきて胸熱(;゜∀゜)=3ムッハー
お話的には、主人公である重度の妹バカなライトノベル作家・伊月を中心にした個性的な人間関係を描いた、ファンタジーとリアル双方の側面を併せ持ったクリエイター系青春ドタバタラブコメ日常モノ展開です。
妹×ライトノベル作家と言えば、エロマンガ先生のヒットが記憶に新しいですが、伊月本人には妹がおらず、それでも架空の妹への愛と情熱を抑えきれずに妹モノの漫画やアニメを見たり、フィギュアを買ったり、あまつさえ自分の作品のメインヒロインを妹にしたりしてしまう筋金入りの妹キ○ガイという設定が大きなポイント。
純粋すぎるが故に歯止めが効かない伊月の妹ラブ!っぷりには周囲もドン引き気味なのが(・∀・)ニヤニヤですが、こと妹に関してだけは誰にも譲らない!( ー`дー´)キリッという頑なな信念が時折格好良く見えてしまう不思議。
残念ながらも裏表のない性格と、妹への想いが色濃く反映された天才型の作風が、周囲の人間だけでなくファンの読者を男女問わず惹きつける魅力となっていることが伝わってきて面白かったです。
アクの強いキャラが多い本作ですが、それに負けずにお互いに良い影響を与え合える様な良好な人間関係が築かれているところを見ると、ぼっち気質という自己評価とは裏腹に、意外とコミュ能力高めな印象かも。
この辺りは、戦友でもあり、ライバルある、お互いを貴重な理解者として一目置き合うライトノベル業界の担い手同士ならでは連帯感に依る部分も大きいかもしれませんね。
ラブコメ的には、銀髪天然天才型後輩美少女作家の那由多と、大学時代の同級生でリア充オーラと面倒見の良さを併せ持つ京のダブルヒロイン構成をメインにしつつ、弟のはずの千尋が意味ありげにヤキモキする描写が何度も挿入されるハーレム+α展開が見所。
最初から好意全開で如何にもラノベヒロイン!といった雰囲気の那由多と、そんな那由多の美少女っぷりに気圧され気味で伊月への恋心を秘めてしまうという現実にありそうな状況の京の姿は対称的ですが、それぞれが伊月に好意を抱くまでの経緯が丁寧に綴られているので感情移入しやすく、甲乙つけがたい魅力があってテンション上がりました(;゜∀゜)=3ムッハー
実際には、人気作家さんやイラストレーターさんがこぞって超美少女&イケメン揃い!というのは流石にフィクションだと思いますが、作中で描かれている作家さん同士のやりとりについては、真面目なものもおバカなものも含めて元ネタがありそうに感じられるものが多く、現役作家さんならではの切り口で、時に熱く、時にブラックユーモアたっぷりに日常生活が綴られていくのはとても興味深かったです。
既に社会人の彼らではありますが、事あるごとに&特に用事が無い時も、伊月のうちに入り浸って駄弁る流れは部活モノコメディと同じ匂いも感じられて(・∀・)イイネ!!
また、作中に実名のライトノベル作品やキャラが登場するだけではなく、愛飲しているビールのブランドやボードゲームのプレイ風景までが実名で描写されるのも、現代を舞台にした作品という地続き感が感じられましたし、知られざる作家さん達の生態に迫るドキュメント的な意味合いでも面白かったです。
全力で遊んだり呑んだりしている時も、ふとした瞬間にプロ小説家としての発想力や表現力が垣間見えてくるあたりが如何にもな感じですし、登場人物たちにとってもある種、理想的な環境が築かれている感じですね。
おそらくは、同業者ゆえのあえて語られていないもっと過激でダークなぶつかり合いや嫉妬の部分もあるのでしょうが、その辺りにも追々切り込んでいくのか楽しみ。
ラブコメを絡めない分、同性の春斗や刹那との友情がどう変化していくのかも純粋に気になりますね。
全体的には、妹モノなのに妹不在!?という事で、千尋の扱いがどうなるのか最後まで目が離せず、ラストの引きまで一気に読み進めてしまいました。
サービスイラスト的にも、伊月のパンツをクンカクンカスーハーしたり、全裸で海を泳いだり、男たちが見ている前で百合っぽくアレをナニしちゃったりと、肌色率高すぎ!
劇中の言葉で語るなら、『イラストも内容も超最高』ですわw
何気に月子ちゃんのデザインがツボ過ぎて俺得なので、是非とも定期的にエロありTRPGイベントを入れて頂きたいところですね。
余談ながら、月子ちゃんの嫌いなものプロフィールのネタが自分に当てはまる部分多くて背筋が冷やっとした私が通りますよっと(正座)。
閑話休題。
ラストで示される作品のテーマや方向性がネタバレに直結するので語りたくても語れないのが歯がゆいですが、どういう落とし所に行き着くのか、最後まで追い続けていきたいです。
ありえ無さそうながらもお約束満載で良質のラブコメと、ひょっとしたらありえそうな作家さん達の赤裸々な日常生活の両方が楽しめるハイブリッドな新感覚ラノベに仕上がっているのでオススメ♪
妹好きな方はもちろん、ラブコメが嫌いじゃない方なら誰でも楽しめると思いますが、個人的にはラノベやその舞台裏にも興味があるような、ラノベ読みを自認するような方のほうが(・∀・)ニヤニヤ出来るポイントが多いので、そういう方に特にオススメしたいです。
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。
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