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機動戦士ガンダムOOセカンドシーズン第23話『命の華』の感想レビュー

2009年03月16日 14時19分23秒 | 機動戦士ガンダム00 2ND SEASON
武力による解決は何も生み出さないという結論に刹那達がたどり着くお話です。

武力によって虐げられてきたカタロン、自分達の奮う武力に疑問を抱いて反旗を翻したカティ達、そしてソレスタルビーイングの面々が集い、諸悪の根元に立ち向かうという展開が熱かったです。

一度は武力介入による戦争根絶を掲げ、ある程度の成果を残したかの様に見えたものの、4年という歳月を経た後に、根本的な問題は解決されていなかった事実を理解した刹那達だからこそ、武力による解決は何も生み出さないという言葉に説得力があるのだろうと思います。

ファーストシーズンの経験があったからこその結論なのであり、単なる自己否定だという風に結論付ければ良い訳では無いのではないかと。
平和の為にという言葉を悪用し、武力による支配を目論んだアロウズもまた、それを阻止しようとした刹那達3勢力によって破れた訳で、刹那達の言葉が間違いではないことの証明になっていると考えて良いのかも知れませんね。
そのアロウズ自体もリボンズの手のひらの上で踊らされていたわけですし、諸悪の根源であるリボンズを倒さなくては!と戦いに関与した人々の気持ちがまとまっていくのは自然な流れだったように思います。

3日天下どころか3分もかからないぐらいで野望が潰えたリジェネを皮切りに、誰がいつ凶弾に倒れてもおかしくない、緊迫感のある展開でしたが、やはり印象的だったのはコーラさんの最期だったと思います。

一度は愛するカティを守り抜き、しかし、続く攻撃は押さえきれず、それでも体を張ってカティを守ろうとしたコーラさん。
一部ではミスター・キシドーと呼ばれていたコーラさんですが、まさかここまでナイトっぷりを発揮して逝ってしまうとは思っていなかったのでショックでした。

カティの無事を確信し、微笑みながら散っていったコーラさん。
最後に交わした短い会話が、それぞれの想いの深さを物語っていて切なかったです。
1話から登場のキャラクターとして、このまま最後まで生き続けて欲しかったですが、流石にここから無事に不死身のコーラサワーとして生き返るのは無理っぽい気がします。
せめて、カティの胸の中ではコーラさんとの思い出が今後も生き続ける事を願いたいと思います。

また、マイスター達もそれぞれ新武器で活躍したものの、敵の猛攻に満身創痍。
セラヴィーは多分奥の手を残しているとは言え大破、ケルディムは至近距離からファングでフルボッコ、と、特にヤバげですし、目が離せませんね。

光学迷彩を解いたリボンズの絶対的な自信も頷けるほど、圧倒的な戦力。
その開発に関与したと思われるビリーのヤミっぷりもすごかったです。
スメラギさんへの負の執着心が、彼の科学者としての才能を高める結果になったのは皮肉でしたね。
単身トレミーに乗り込んで来たのを見たときは流石にちょっと笑ってしまいましたが、迎え撃つスメラギさんも銃一丁だけでオートマトンが倒せるのか不安ですし、どちらか、あるいは両方が退場という可能性は高そうです。
オーガンダムに乗り込んだラッセが、ピンチに生身で駆けつけてくる!ぐらいの予想外の行動が無かったら、スメラギさんの勝率は低そうな気がします。
それともビリーの行動を完全に読み切って、戦術予報士らしく勝利するのでしょうか?
ビリーを倒せばオートマトンが止まるかどうかも判りませんし、ブリッジに残ったフェルトとミレイナもまだまだ安全とは言えませんね。
ミレイナを庇ってフェルトが負傷…なんていかにもありそうですし。
これ以上バタバタと死人が出る展開になってしまうのは辛いな~と思います。

次回、第24話、『BEYOND』

刹那がリボンズ並みの能力を使えるようになったり、それ以上の能力を身につけたりするのでしょうか?
ヴェーダに直接アクセス出来る様になったりとか?
…流石にそこまでやってしまうと、奪還作戦自体の意義がかすんでしまう訳ですが、最近の刹那はかなり『何でもアリ』になってきていますし、どこまで上り詰めてくれるか期待してしまう気持ちもあったり。
今のままだとリボンズを倒しても別の体で復活して…の繰り返しになってしまうっぽいですし、刹那がリボンズよりも上位の存在としてヴェーダを掌握してしまい、今のリボンズの体しか使えない状態にしてから倒す、みたいな感じとかでしょうか。
あるいは人類に管理者は必要無い!的にリボンズ共々姿を消すみたいな終わり方もありかもしれません。
はたまた、リボンズの様に体を一旦失った後、意識体のみの上位存在になってしまい、GN粒子の力でガンダムを操り、文字通り『俺がガンダムだ!』状態になってしまってもそれはそれで…という感じがします。

背中のオーライザーに沙慈が乗っている間は、いきなりダブルオーがやられることは無さそうな気がするのですが、最後まで2人が共に戦い続けられるのかも気になりますね。

ルイスが最後まで敵として立ちはだかるパターンなら、沙慈も最後まで一緒に戦うでしょうし、刹那と沙慈が共に戦う事自体が、イノベイターと人類が手を取り合う事の象徴として描かれているのなら、このままラストまで一緒の可能性が高いと思います。

ただ、もしルイスが救われる系のイベントが先に起こった場合は、沙慈をルイスの元に残し、刹那が1人でリボンズとの決着をつけにいくパターンもアリな気がします。
もちろん、ルイスを救った後も自分達の様な悲劇を繰り返さないために、沙慈がそのまま最後まで刹那と一緒に戦う、というパターンもアルでしょうし、可能性は色々ありますね。
最終回間際のこの時期に、全く先の展開が読めない位に選択肢が多いことがスゴいなと思いました。

なんだか感想というより予想の部分が長い感じになってしまいましたが、全てのピースが過不足なくハマるような、上手い終わり方に持っていけるかどうか期待しながら、視聴を続けたいです。



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