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教材をやらない先生

多くの塾の場合、毎週の授業のカリキュラムは決まっています。

この授業では差集め算をやる、とか、場合の数をやる、とか決まっていて、その内容のプリントが配られる。

で、そのプリントに出ている問題をやるのか?と言えばそうではない。

まず先生が黒板かホワイトボードに問題を書き始める。で、子どもたちはそれを写す。そうやりながら、先生が例えば場合の数の説明をしていく。

どう解いていこうか?と子どもたちに尋ねる場合もあるでしょう。

君ならどう解く?とか。

ようやく解き方の説明が終わって、じゃあ、そろそろプリントかな?と思っていると、また先生がおもむろに問題を書き始める。

子どもたちは、またそれを写す。

「じゃあ、解いてみようか。」

そしてしばらくすると、ヒントが出て、やがて解説が始まって。

いよいよプリント?

いえ、また先生が問題を書いて。

ついに最後までプリントに手をつけないで終わる、そういう先生がいます。

じゃ、プリントはどうするの?

何番から何番まではやってみてください。別に宿題ではありません。

と言われて子どもたちが帰ってくるわけですが、そうなると手を付けていないプリントがあるので、これはやらなければいけない、と思われる方も多いでしょう。

この先生の授業は、しかし、確実におもしろいし、子どもたちの力を伸ばします。で、ある程度演習の量は必要だけれど、授業の問題ができていれば、それこそまあまあ理解できているから良い、ということではあるのです。

しかし、手つかずのプリントは確実に残ります。

だから子どもたちに授業の様子を聞いて、宿題が特にない、とか、少し練習をすればいいのだ、ということがわかったならば、プリントは「やらなくて良いものだ」と決めてください。

「じゃ、くれなきゃいいのに」

その通りではあるのですが、くれる理由は先日お話した通りです。

だいたいこういう先生は算数と理科に多い。国語の先生はさすがに長文読解の問題を黒板に書くわけにはいかないから、だいたいプリントをやることになります。

社会の先生は? 

内容にもよるが、やはりプリントを使わない先生もいるでしょう。

授業スタートと同時に膨大な板書が始まって、一気に江戸時代の文化を説明しちゃう、みたいな授業。

こういう先生だったら、授業の復習をまずがんばる。プリントは手つかずでも良い、とそう思ってください。

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