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やり切れる目標にしよう



受験勉強をやるからには、これだけやればまあ、大丈夫だろうというような学習量があるように錯覚してしまいがちです。

ところがそんなものは実は存在しない。

例えばある子が算数の問題を1000題解いた、としましょうか。

それでもその子は合格しない場合もあるでしょう。一方で500題も解かないのに、なぜかもうできるようになっている子がいたりするのです。

ポイントは、その子の能力開発に十分な学習量であればいいという点です。一生懸命やっても終わらないという量は、十分な学習量ではなく、むしろ弊害の多い量といえるでしょう。

終わらせることにポイントがいけば、ひとつひとつの理解は十分でないので、当然結果は出ません。

一生懸命やって、よくわかると子どもが自信を持てる量

というのを考えていく必要があります。

それをどう決めていくか、によって無駄な時間がなくなるわけですが、案外無駄なことをやっている時間が長かったりするものです。

勉強はあくまで中身で勝負すべきであって、時間が長ければ良いとか、問題数が多いから良い、というわけではないのです。




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記述の採点をどうするか

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講習は一日中あるわけではない



一般に集合塾では、5年生と6年生の授業日は異なりますが、夏期講習は同日に両学年が通うことになります。したがって、5年生は午前中、6年生は午後、のように時間帯が分かれる塾がほとんどでしょう。

ということは、終日塾に行っているわけではない。6年生の場合、午前中は家にいて、その後塾に出かけ、また夜は家で勉強する、という生活が続きます。

したがって、家でやる時間も結構あるわけで、そこで何をやるか、ということをしっかり考えていかなければなりません。

が、もちろん授業の復習や宿題もあるので、自分の勉強に使える時間がそう多くはないかもしれませんが、しかし最早、志望する学校が違うし、復習すべきことも子どもそれぞれによって違うから、自分の勉強を計画していきましょう。

何を勉強し、どう進めていくのか、そろそろしっかり考えていかないといけません。

夏期講習で勉強するのはある意味当たり前の話で、そこからさらに何を積み上げるか、ということでこの夏の成果は変わってきます。だから差は家庭学習で生まれるといっても過言ではない。

一方で、しっかり計画を立てていかないと、あっという間に時間を使ってしまうことが多いのです。

夏休み前にしっかり学習の段取りを整えていきましょう。



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小学生だから効率を考えるべき

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各校の出題形式を知る 第1回 算数

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偏差値表を見る子、見ない子



横に受験日、縦に偏差値という表は大きな塾でデータが公開されています。

で、この表を机の前に貼り付けている子がいる。一方、なるべく見ないようにしている子がいます。

机の前に貼り付けている子は、自分の目標に向けてと思ったのでしょうが、しかし、どうしてもいろいろ他の学校が気になる。成績が悪ければ「まだここなら合格する」みたいなことに考えがなってくる。

またこれは親もそうですが、ついこの順番で学校を判断してしまいがち。合格偏差値が高いから、良い学校というわけにはなかなかならない。やはりその学校に子どもが合わないとただ苦しくなるだけです。

だからやはりあまり見ない方が良い、と思っています。

むしろこの学校を狙って、この数字になるようにがんばる、だけでよいのではないでしょうか。他の学校の数字まで覚えてしまうと、まあいろいろ邪念が生じるし、他の子の志望校にも余計な茶々を入れたくなってしまう。

偏差値表は、子どもの周りからは遠ざけておいた方が良いでしょう。




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志望校を決めよう

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5月29日の問題

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最後まで狙いきる



以前は首都圏も高校受験が中心でした。しかし、東京都の学校群制度が始まって以降、私立高校への受験シフトが始まったのですが、しかし、私立高校もやはり少子化で多くの受験生を集めきれない。

そこで考えられたのが中高一貫校制度です。高校6クラスを中高一貫にすると1学年3クラスになるので、それで定員を確保していくという作戦。

これが功を奏したので、今の中学受験の活況につながっています。だからこれらの学校は、高校から入学できません。これを中高完全一貫といいますが、今御三家で完全一貫でないのは開成だけです。

豊島岡や本郷も完全一貫に変わってきましたので、私立一貫校を高校から受験するのは難しくなりました。私立高校で受験できるのは大学付属校が多くなっています。

なので、これらの学校の入学チャンスは中学しかない。だから途中でくたびれることなく、最後まで受験しきることが本当は望ましい。

中学受験の偏差値で45前後の学校の評価は、実は高校受験では55~60ぐらいになるのです。もともと中学受験の受験割合は15~6%なので、そのくらいの違いが生じてもまったくおかしくはない。

だからお子さんに合う学校をお父さん、お母さんがしっかり見つけてあげてほしいと思うのです。次の進学機会は6年後の大学受験になれば、もう本人ががんばってくれますから。



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習うことばかりが増えてはいけない

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比をやってからが勝負



算数は、中学受験で合格者と不合格者の差が一番大きく出る科目と言われています。

理由はいくつかあって、どうしても1問の配点が大きい。問題数が多い学校でも小問数で20問、少ないと10問ぐらいになってしまうので、それを理科社会1問1点で追いつこうとするとなかなか大変になる。

だから、算数で80点ぐらい取ってしまうとたぶん安全圏に逃げ込めるので、まずは算数、というのは間違いではないのです。

ただ、勝負は比を習ってから。

入試に出る問題は比を習ったあとの問題がほとんどだと言ってよいでしょう。で、多くの場合それはやはり5年生の夏以降になる。

これはそれを習うまでに必要な過程がそこそこあるからで、例えば分数の計算ができるためには、倍数、約数の知識はいるわけだし、小数と分数の混合計算もそれなりにできる必要がある、ということになれば、それなりに勉強してからということになるのです。

だからどんなに急いでも、ここからが勝負、ということにおいてはあまり変わらない。結局入試に出る問題をやるのは5年生後半からの約1年半なので、それまでにあまり苦労させない方が良い。

ここからが本番なのに、ここまででもうくたびれてしまっていると、先でなかなか力がつきません。

勉強をやることは問題ないが、しかし消耗しすぎないようにしてください。




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夏は天下分け目というけれど

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5月27日の問題

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講習に必修カリキュラム?



一般的には、季節講習に必修カリキュラムを入れない、というのが基本的な考え方でした。

季節講習はオプションになるので、取らない子もいるから必修カリキュラムを入れると、抜けてしまうので、あまり入れない方が良いと考えられていたのです。

しかしフリーダムの場合は夏期講習に必修カリキュラムが入っています。というのも2年間で終わらせるから、そういう工夫が多少必要だったのですが、しかし、その倍の4年カリキュラムで、季節講習に必修が入るケースが出てきたそうです。

まあ、それぞれ塾の考え方ですが、やはりハードになりすぎないようにしていかないと、子どもたちの負担が増えるばかり。

本来、子どもが十分に学べる学齢になってからでも遅くはないので「急がない」工夫も大事です。



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第534回 「過去問をやってください」と学校の先生が言うわけ

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5年生、スローダウンのすすめ

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激戦のあと?



ある子が、算数のテストで大失敗しました。

で、何とかしたいと指導を頼まれたのですが、実際に問題用紙を見て、「ああ、このタイプかあ」と思いました。

最初に計算問題が3題ある、その問題用紙がもうほぼ字で埋め尽くされている。

つまり本人は必死に計算をやり、いろいろ手を尽くしたわけですが、途中からわけがわからなくなってきた。

で、それで明らかに時間不足に陥り、慌ててやったので点数がまとまらない、という感じです。

で、本人にその計算問題のやり方を示しました。式を書けば、実はほぼひっ算がいらない問題だったのですが、どこかで引っかかっているのに、それがいっぱい書いてあるからどこが間違っているかもわからない。

「こうやって式を書いていけば、計算の工夫もできるから、暗算を使えるところもあるし、後で見直して、ああ、ここを間違えている、と見つけることもできるんじゃない?」

と説明しました。

まあ、こういう話はよく授業でもするのですが、なかなか定着しません。なぜなら、テストで子どもたちは急いでいるからです。どうしても「式を書くと時間がかかる」ということを刷り込まれている傾向がある。

が、激戦の跡になってしまえば、解読すら不可能な状態になるわけで、そりゃあ、間違えるなという方が難しい。

テストは差をつけるためにたくさん問題を出しますが、しかし、7割ぐらい手を付けてそれが満点であれば十分に偏差値60ぐらいには到達したりするのです。だから、まずテストのやり方を練習しないといけない。

どうやって問題を解くのか、式や計算はどう書くのか、問題の見直しはどこでするのか、そういうことを一つ一つ徹底していけば、案外点数は取れるようになるものなのですが…。




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中学受験撤退

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塾でやること、家でやること



塾で勉強していれば大丈夫、というのは、やはり無理な話です。

家で勉強しないから、塾に出す、あるいは個別に出す、という選択をしてしまいがちなのですが、やはり家で自分の課題に取り組まないといけないことは多々ある。

例えば知識の暗記もそうだし、過去問の練習もそうだし、模擬試験のやり直しもそうでしょう。

自分の課題にどう向き合い、それを解決していくかは、自分でやらなければいけないことなのです。

だからあまり塾に行ってはいけないところがある。今は週5日の塾とかあるわけですが、それだと本当に時間が足りなくなりそう。

これから夏休みが近づいてきますが、塾でやること、家でやること、しっかり整理して、優先順位を決めて割り振っていきましょう。

時間は有限ですし、子どもたちにできる内容は限られるので、優先順位をしっかり決めていかないとうまくはいきません。



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早くやるからできるようになるわけではない

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夏の計画を立てる



夏休みの計画を考えてみると、いろいろやりたいことは出てきます。

まず総復習はしたい。特に理科や社会はもう忘れてしまっているところも多いだろうから、早めに手をつけたい。知識の暗記もやらないと、理科や社会の過去問が始まらない。算数と国語の過去問もやらなければいけないし、国語の記述の練習もあるし・・・。

そう、全体としてはやらなければいけないことは目白押しなのです。

夏休みといえども、時間はかなり限られます。夏期講習は近年非常に拘束時間が長くなりましたが、その分、家で勉強する時間が減ったにもかかわらず、宿題や復習に時間をとられて、自分のやりたい勉強がままならない。

塾のテキストの問題もどこかの過去問なのだろうが、それならば、自分の受けたい学校の過去問をやれた方が良いじゃないか、という考えも当然あります。

なので、まずは何を目標にして、そのために何をやるのか、ということを絞り込んでいく必要があります。

その意味では、秋にがんばることと、夏休みにがんばることを最初から分けて考えるべきです。確かに理科社会の知識は必要だけれど、その前にやはり算数がしっかりしていないといけないわけだから、算数の復習は夏の課題にしないといけない。一方社会の知識の暗記は、それをやることで摸擬試験の成績も上がってくるだろうから、秋にがんばることにする、など課題を切り分けることです。

ただ講習に行っていれば良いのだろう、と考えてはいけません。講習は「全員が同じことをやる」のですから、その子の課題が解決するとは限らない。やはり個の勉強をどう組み立てるかを考えておかないと、課題は山積して解決しないということになるので、早めに夏休みの計画を考えてください。




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過去問の練習は塾に期待しない

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受験加熱期は競争のデメリットが大きくなる



毎回クラス分けで塾は競争させています。これは、勉強のモチベーションを上げたいからですが、しかし、加熱期はこのデメリットの方が大きくなる。

つまり、「できないと思わせられてしまう」可能性が高いのです。

本来、あの子もがんばっているんだから、自分もがんばらないと、という意識がプラスに働くべきことなのですが、しかし、「どうせ、できないから」みたいな感じになりやすくなってくる。

子どもの個人的な成長に合わせてやれば十分にできることを、ただ早くやらされているがためにうまくいかず、それで自信がなくなるのは何とかしないといけないのです。

受験は競争するのが当たり前、みたいなことを最近感じるのですが、中学入試は本番一発勝負。その日の試験ができればそれで合格するので、そこに向けて力をつけていけばよいだけの話。

あまり過度に塾での競争を意識させないことが大事です。



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過去問は研究するためにやるのであって力試しには使わない

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