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偏差値が高くて悪い学校


学校を見る場合、どうしてもやはり最初に目につくのは偏差値でしょう。

80%合格偏差値はいろいろな塾で発表されてはいるものの、まずはそれを見て志望校を考えることが多いかもしれません。しかし、学校選びはそれだけでは当然決まりません。

私はよく「偏差値が高くて悪い学校」という話をします。

悪い学校とは何か?

子どもとスクールカラーが合わない学校のことです。

偏差値が高くても、その学校のスクールカラーが合わなければ子どもにとって楽しい6年間ではなくなります。その分、自分の力を伸ばす機会も失われる。自分はみんなと違うから、みたいな疎外感を持って6年間を過ごすことくらい、つらいことはありません。

ですから、偏差値よりもスクールカラーがお子さんに合うかどうかを考えてみることが大事なのです。

例えば管理型の学校。

成績や宿題をハードに管理されると、それだけで勉強が嫌いになる子が少なくありません。本当は充分にやれるのに、反抗する気持ちが強くなってやらなくなる、という場合も当然あるのです。

ですから、お子さんがその学校の雰囲気になじめるかどうかをまずしっかり確かめるべきでしょう。

大事なのは親の感覚です。我が子に合うかどうか、というのはお父さん、お母さんが一番良くわかります。

「この学校に行ったら、きっと楽しいだろうなあ。」とお父さん、お母さんが思えば、それは本当に良い学校に巡り合った、ということになるでしょう。

偏差値は上げればいいので、まず子どもに合う学校はどこだろうか?ということをしっかり学校選びの中心に置いて考えてみてください。

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広い学校
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中学受験 算数オンライン塾

3月31日の問題
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まずたくさん書けるようにする

記述問題を前にしてまったく鉛筆が止まったり、ようやく1行書ける程度、という子がいます。

あまり書き慣れていない、し、これまで記述問題というと、つい面倒で飛ばしてきた、ということもあるかもしれません。しかし近年記述問題はどんどん増えているし、大学入試にも取り入れられるので学校もいろいろな教科で記述力を見たい、と思っているところはある。

だから、記述が出ない、と思っていた学校でも少しずつ出題が増えているわけで、だから練習をしなければいけません。

ただ、最初から上手に文章を書けるわけではない。だからといって書けなければ文章を直す機会もない。

なので、まずはたくさん書くことからスタートすると良いでしょう。

書きやすいのは原稿用紙だと思うので、方眼のノートを使ってもいいかもしれませんが、とにかく字数にとらわれずにどんどん書く。

最初は問題が20字以内と書かれていても、30字でも40字でもいい。

とにかく文章がたくさん出てくることが大事です。たくさん出てくれば削ればいい。あるいは取捨選択すればいいわけですが、出ないとなかなか苦労します。

基本はしゃべるように書けばいいのだけれど、苦労するのは無口な子。

元からしゃべらないから、言葉が出ない。言葉がでないから当然、文章にもならない。

こういうときは、まずは写すことから始めます。

そこだと思う本文を写す。

あるいは答えを写すでもいいかもしれない。

そうやって文字にする機会を増やすと、文章が頭の中を通るから、自然、読むよりもさらに理解が深まって自分の文章になっていくのです。

清書は記述力向上において、きわめて有効な方法ですから、ぜひ取り組んでください。

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第233回 親が教えて当たり前
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今日の慶應義塾進学情報

普通部の算数
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慶應進学オンライン
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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合格する層


合格していく子どもたちは大きく分けて3つに分類できると思うのです。

1つはまず間違いなく、合格する層。

2つめは合格しても不合格でもおかしくない層。すなわち五分五分。合格偏差値といわれる数字を越えたり越えなかったりする子どもたちです。

3つめはなかなか合格しないだろうな、と思われていたのに合格した層。

で割合としては3:6;1か4:5:1というような感じではないかな、と思うのです。まず間違いない、と思う子でも残念な場合はあるけれど、しかし、塾の先生が見ていてまず間違いなく入るという子どもたちはそう多くはない。合格していく層の3分の1ぐらいでしょう。

そして、全体の半分ぐらいは落ちてもおかしくない層。半分が僅差で決まっているのです。だから、少なくとも五分五分までには持って行く必要があります。(なかなか合格しそうにない、と思われる子どもたちの合格はやはり割合として大変少ないのです。)


例えば80%合格偏差値が60としたときに、58ぐらいまでには何とか到達しておきたい。

これが5ポイント下るとやはりちょっと厳しいという印象になるでしょう。これは統計的なものだから、じゃあ55で合格しないのか、といえばもちろんそんなことはないが、やはり割合としては少ない。

越えたからといって安心ができるわけではないが、まずは目標をこの辺に置いていきましょう。

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速さに関する問題
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中学受験 算数オンライン塾

3月29日の問題
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整理をしない子

例えば塾へ持って行く鞄の中やランドセルにいろいろな残骸が残っていたり・・・。

学校からもらってきたプリントが、どこかに行ってしまっていたり・・・。

まあ、特に男の子には整理をしない子が多いと思うのです。

別に整理をしなくても特段困らない。

なぜ?

それはお母さんがついているからです。

「お母さん、あれは?」

と聞けば、ちゃんと出てくる。ですから、困るはずはない。

しかし、勉強はそうはいかない。テスト中に、きっと「お母さん、あれは?」と聞きたいところだけれど、それは何とか自分で解決しないといけないわけです。

だから、こういう子には勉強だけ何とかしろ、と言っても無理なところがある。

普段から自分でいろいろなことをさせていかないと、問題が解決できません。

まずは自分の部屋の整理や洗濯物をどこにしまうか、から始めてみではどうでしょうか?

やってあげれば、子どもがやらなくて済む分、解決能力が身につかない、のです。

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知らないことばはたくさんある
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地図を見る
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慶應進学オンライン
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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プリントはくれるが、宿題はない?

各塾ともクラス分けが進んでいるので、クラス分けに対応したテキストや問題をもらうわけですが、しかし、それだけでは不満だ、と言われることが多かった?ので、全部のクラスの教材を渡す塾があります。

まあ、クレームに対応する、というのはわかるが、こういうのはやはりはた迷惑な部分がある。

だって、絶対に終わらない。やってもできるわけがない。

だから、それを宿題にする、ということもないのです。これは塾の方でもわかっている。

じゃあ、くれなきゃいいじゃないか、と思うでしょ?でもそうすうるとまた電話がかかってくるわけです。だから塾はそういう対応は面倒だから配っちゃう、のです。

しかし、それを知らないと、親は「あれもやらないとけない、これもやらないといけない」と思ってしまう。

でも常識的に考えて、こんなに終わるはずがない、ということはわかるわけで、しかも次の授業でその答え合わせすらやらない、とわかるといったい何なの?と愚痴のひとつもこぼしたくなるでしょう。

だから塾でやった問題だけを考えればいいのです。

手もついていないし、授業でもやらなかった、という問題はお蔵入りさせてください。

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電気に関する問題
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中学受験 算数オンライン塾

3月27日の問題
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まずはぼちぼちと

新たに中学受験の準備を始めた子どもたちに取っては、最初の春期講習。

毎日塾に行く、ということは、学校生活とは同じであるものの、 別に給食があるわけでもなく、ただ授業が続いていく。

授業時間はいつもよりは長くなるので、当然のことながら宿題とか復習とか普段よりも多いし、しかも毎日だから帰ったらすぐやらないと間に合わない。

でもせっかくの春休みだし・・・。でも、先生から怒られるのもいやだし。

いろいろストレスのたまることがあるかもしれません。

長期の休みになれば、講習はこれから入試が終わるまでずっとあるわけで、したがっていろいろ計画をしないと、家族旅行とかなかなか難しくなってきます。

だから、ぼちぼちいきましょう。

あまりに最初からハイペースでがんばりすぎないようにしましょう。

中学受験は子どもたちの年齢から、あんまり短期間にがんばるようにはできてはいないので、少しずつ、少しずつ進んでいけばいい、とそう考えてください。

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複数回テスト、見送りへ
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レポートの嵐
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基礎を固めて、あとは過去問

 塾のテキストやカリキュラムというのは、入試に対応するということがひとつの命題です。ですから、新しい傾向の問題が出たり、新たな分野として切り分けたりする必要が出てくるので、数年に1回カリキュラムを変更します。毎年、少しずつ変えるところもありますが、しかし減らすことがあまりない。

 したがってどんどん増えるという傾向にあるのです。

 だから5年前、10年前と比べてみると、ずいぶん増えていることになります。

 で、問題はそれを全部できる子がどのくらいいるのか?とそれがどの学校にも必要なのか?という点。

 もちろんそうではないわけで、したがって第一志望を決めることである程度、やるべきことがしぼられてきます。

 勉強を効率的に進めるには、第一志望を決めることが一番です。ところが多くは、成績がある程度出てから決めることが多いのです。しかし、やはり目的があるから、勉強もがんばるというのが普通ですから、子どもの力を引き出すという意味でも第一志望を早めに決めることは大事なことです。

 第一志望が決まると、学校によって難しい問題は必要なくなります。

 土台、中学受験の範囲は小5から中2まで約4年分に広がっていますから、いかに効率的にやるかを考えていかないと、自信を失ってしまうでしょう。

 ですから、カリキュラム内容を勉強しているときは、あまり難しい問題までやるよりはしっかり、基礎を固めていくべきでしょう。基本問題ができないうちは、そこに力を集中すべきです。時間があれば難しい問題にも手を出してかまいませんが、それでも量は限った方が良いのです。

 そして、カリキュラムが終わったら過去問を中心に勉強していく。問題演習は受験する学校でやれば、入試傾向は把握できるし、出るものを勉強するから効率は間違いなく上がります。

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組み分けテストの弊害
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中学受験 算数オンライン塾

3月25日の問題
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「ウチだとできるんだけど・・・」

模擬試験の問題を家でやっていると、できる問題がすごく増える子がいます。

なぜそうなのかといえば、ゆっくり問題を読んでいるからです。試験中は当然、終わらないといけない、と思うから、猛然と解き進む子が多い。ぱっとみて、あ、こうね、と早とちりする。あるいは、読み違える。試験中は急ぐのが当たり前ですから、ミスが増えるわけです。

ただ、それはやはり改善しないといけない。

どうやればいいかといえば、ゆっくり解く練習をすることです。その代り一発で答えを出す。

急いでやって、何回も繰り返すぐらいならゆっくりやって一発で答えを出した方が余程効率が良いのです。だから慌てて解かない。じっくり解く。時間をあまり気にしないことも大事でしょう。

あと何分とか、考えていると当然気持ちがあせるから、ミスが出るわけで、これはもう練習を積んでそういうやり方を身につけるしかないのです。

今週は家で勉強する時間が多いでしょうから、ぜひゆっくり解く練習をしてみてください。

一発で答えを出す、というスキルが身についてくると、本当に間違えなくなり、成績がすごく良くなります。

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のんびりした学校
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なぜ生物の問題を出すのか?
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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塾も急ぐが、学校も急ぐ

塾はここのところ、どこもカリキュラムを前倒しして、昔で言えば飛び級みたいな状態になっています。

だから、まあついていけない子が出ても仕方がない、ところがあるわけですが、そうも行ってられないからみんな必死にカリキュラムをこなしています。

そういう状況から、ほっとしたのもつかの間。

学校に入ったら相変わらず、またカリキュラムの前倒しに遭うかもしれません。

一気に高校数学まで進んでしまうところもあれば、2年間で中学の過程を終えてしまうところもある。入試が終わってほっと一息、ちょっと緩んでいるとあっという間にわからなくなる、という状況になるのです。

学校としてはここでほっとさせてはいけないと考えています。特に管理型の受験校はそうなるでしょう。

最終的に高校2年で一通りの勉強を仕上げて、最後の一年は演習に明け暮れるような形に持って行きたい。となると縮めるのは中学しかないので、中学の過程を一気に進めてしまうのです。

まあ、塾でそのスピードは体験しているから大丈夫と言えば大丈夫、なはずなのですが、しかし、油断はしない方が良いでしょう。結構飛ばす学校は飛ばしますから。

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第232回 どうやって気づかせるか
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中学受験 算数オンライン塾

3月23日の問題
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学校別対策の考え方(社会編)

最近の社会の入試問題はだいぶ長くなりました。地図や写真、あるいは昔の資料などから出題するので、いきおい読む文章は長くなりました。しかし、問題をよく見てみるとやはり大きく分けて3つに分類することができるでしょう。

(1) 知識単答型
(2) 資料読解型
(3) (1)と(2)の融合型

(1)はずばり、知識を問う。問題の形式がどうであれ、最後に知っているか、知っていないかで勝負が決まる問題です。地理にしても歴史にしても、知っているか、知らないかで問題の答えが出る学校。やはりこの類型が一番多いとは思います。

(2)は知識も必要なのだが、しかしそれだけでは解けない。考える必要がある、あるいは資料から読み解く必要がある問題を出題する学校。

(3)は(1)と(2)の両方を出す学校。しかし、この類型はやはり知識の比重が大きいと言えるだろうと思います。

男子受験校では(2)が比較的多くみられるが、しかし、形式に惑わされてはいけません。良く問題を見てみると、「なんだ、これは知らないとできないじゃないか」という問題が案外多いものなのです。大学受験をさせる学校では、比較的細かな知識を問う場合が多い。「日本地理は、中学受験のころの知識で大学を受けた」という強者もいるくらいですから、ある程度細かいことを出す学校もあります。

だから、いったいどのレベルまでの知識が必要になるかを考えないといけないわけですが、これは学校の入試問題を見てみればわかります。多くの学校の場合は塾が用意する暗記テキストで充分なはずです。それ以上に細かいことは、中学校の歴史の教科書を読んだり、あるいは問題を通して覚えていくしかないわけです。しかし、基礎が充分でないのに、そちらに手を出しても意味がない。まずは基礎力をしっかり養うことでしょう。

ただ(2)の対策はなかなか難しい。やはり過去問から学ぶしかありません。

したがって、早い段階で基礎的な勉強を終えて、あとは演習しながら、考え方を学ぶ必要があります。

過去問もあまり古い問題をやるよりは、他の学校の似たような問題を探してやるようにしていけばいいのです。

社会の場合、どうしても基礎の知識を覚えるのに時間がかかりますから、この練習が始まるのは早くて2学期からでしょう。

でもそれで充分です。その代わり、それまでに基礎の力をしっかり蓄えてください。

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数の性質に関する問題
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まずはやってみる
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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