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50 %の合格はない

模擬試験では合格可能性50%という数字が出てきます。

これは過去の受験者を追跡調査した結果として、同偏差値で50%の生徒が合格したラインを設定するものです。この偏差値を取れば半分が合格し、半分が不合格になる、という数字になります。

確率で言えば五分五分。

しかし、これも実は相当曖昧な話だということは言えるでしょう。

例えば模擬試験の時期はどうなのか。

9月と12月では当然、違うだろうし、しかも、さらに本番はその先だから、この成績は本番の力を示しているか、と言えばそうではない。

同じ成績をとったとしても、その後伸びた、伸びないは違いがあるわけです。

だから、この偏差値を微妙なところで判断するのは、大変危険です。

例えば安全校を考えるのであれば、50%とか60%あたりで考えてはいけない。

少なくとも後半の模擬試験で80%以上が出ていなければ安全とはいえない。(それでも20%は残念な場合があるのですが、これ以上の数字はないので、まあ、ここで妥協する、ということでしかないのです。)

合格可能性50%というのは、「受けても良い」という目安で考えた方が良いと思います。

50%の合格はありません。

結果は合格か、不合格か。

1ポイント、2ポイント上であったとしてもその可能性がそう変わるわけではない。

50%あるので、良し受けようと家族が決めれば、あとは100%合格に向けてがんばるしかないのです。

数字はその程度の判断材料にしかならない。

まして、子どものすることですから、多少なりともふわっとした感覚で見ておかれる方が良いでしょう。

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