言いたい放題ー新しい船出

久しぶりにこのブログを書きますが、その間に鳩山政権が誕生した。自民党支配の所謂55年体制が完全に消滅し、日本政界の新しい船出といえよう。
内閣支持率も７５％、そして党内の論客を得意分野の閣僚ポストに付け、何かを期待できるような上々の滑り出しだ。
多分、鳩山首相はこの1次内閣に賭けていて、国民の熱い期待が、失望、落胆に変わるのを恐れている。従って、今回の人事はサプライズ無しの実務型の手堅い人事で固めた。そのせいか、各閣僚はマニフェストの確実な実施を真っ先に訴えている。その状況は、前のめりで走っている感じがして不安だ。もう少し周りの状況を確認しながら走ればと思うのだが．．．
そもそも私は、民主党のマニフェストなんか信用していない。財源は「無駄」省くと言うだけで長期間の方針が分からない。そもそも、「誰が」という人の問題を考えていない。例えば「子供手当」はどの市役所がどうやってやるか？農家の所得保障について、基準となる市場価格は、農家の所得は、耕作原価は、一体誰が調査するのか？膨大な実務が発生することは目に見えている。今以上に役人の数が必要となるではないか？
そうなると、民主党の政策は「官僚打破」と言いながら役人を増やす政策で、矛盾を露呈させていると言ってもよい。それぞれの政策、増税無しでやれるかお手並み拝見だ。
ただ、唯一の期待は、菅の「国家戦略局」で、日本の未来を正しい方向に導いて欲しい。