小野寺眞夫の言いたい放題

所長、小野寺眞夫の思った事を綴っています。

言いたい放題-何か変。

2006-10-31 14:44:58 | Weblog
親が子供を虐待して殺したり逆に子供が親を殺す。また、いじめによる自殺の増加や高校での必須科目の未履行(そこには学校側のごまかしが存在する)。子供を巡る環境が何か変だ。私は昭和23年3月の生まれで、戦後派なのだが、少なくとも小学校から高校まで先生は敬っていたし、まして親を殺すなんて考えもつかなかったことだ。何でこんなになってしまったのだろうか?
私が、常々思っていることなのだが、「間違った平等思想」が日本をこんなにしてしまったのではないかと。昭和20年8月15日の敗戦以降、アメリカから民主主義なるものが入ってきて、人間は皆平等で等しく個人的権利を有しているということなのだが、敗戦に打ちひしがれていた日本国民にとって、戦前を忌み嫌ったのかスポンジが水を吸うがごとく浸透していった。その結果、日本古来の良き精神文化まで破壊してしまった。作家の山本一力氏は、私と同じ昭和23年2月の生まれでいわゆる早生まれだ。山本氏の言を借りると「平等などとは、沙汰の限りだ」ということだ。すなわち、昭和22年4月生の同級生とは1年も違うので当然体力差はあった。相撲、かけっこ、かなわない。どうしてもかなわない相手がいる。それを認めてこそ相手に対する尊敬が生じる。この経験をしないまま成長をしたら尊敬するという回路を持たないものができあがる。大人と子供は同じでないし、男女は同権であっても同質ではない。まさに世の中は不平等で成り立っているのだ。
「不平等こそが摂理」という当たり前のことを、大人を含め子供に教え直す必要がある 。

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言いたい放題-ならず者国家の本性

2006-10-11 16:46:26 | Weblog
今月9日に、とうとうと言うかついにと言うか、全世界の反対を押し切り、北朝鮮が核実験を強行した。北朝鮮にとっては、1986年にプルトニュウム抽出成功以来、原子爆弾を持つと言うことに関して、20年越しの悲願達成と言うところだ。
金日成、金正日親子が夢に見続けてきた核武装国家。その実現のため米中韓首脳をだまし続けてきたのだ。援助を求めたり、説得に耳を傾けるふりをしたのも、ひたすら核開発に成功するまでの時間稼ぎだった、これが今回の本質だ。
それにしても、先回の米朝協議で、核開発を行わない見返りとして、アメリカは、日本と協力して軽水炉の建設協力と重油の供給をしてきたし、韓国は「太陽政策」と称し北朝鮮に多額の援助をしてきた。そして、六カ国協議まで開き、北朝鮮の機嫌をとりつつ、膨大な時間と労力をかけてきたが、これはいったい何だったのか?
馬鹿にするのもいい加減にして欲しいといいたい。
朝日新聞の社説によると、今回核実験をしたのは、アメリカが米朝二国間協議を拒否したからだ、アメリカの責任だと書いていたが、とんでもない、北朝鮮の本質を見抜いていたアメリカは二度騙されるほど馬鹿でなかっただけの話だ。
今後は、核を持たれて一番困る中国の出方がポイントとなる。この問題の早期解決は、中国軍が北朝鮮を解放するのが一番手っ取り早いのだが....

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