安倍犯罪容疑グループのメンバーの一人菅義偉の「内閣府に関しては調査しない」が示す文書追加調査の答

2017-06-13 11:38:44 | Weblog

 文科省が加計学園獣医学部新設決定に安倍晋三が政治的な便宜供与を図ったのではないかと疑わせる内容の文科省作成と言われる朝日新聞公表の文書、その他を調査、文科相の松野博一が2017年5月19日の記者会見で「該当する文書は確認できなかった」と調査結果を公表したが、6月9日午前の記者会見で再調査すると発表したときに調査は結果が見え透いた茶番だとブログに書いた。

 このブログも同じ趣旨の内容となるが、官房長官の菅義偉の調査に関わる姿勢を一枚加えてみることにする。

 菅義偉が6月12日午前の記者会見で内閣府側については追加調査の必要はないとの認識を示したと「NHK NEWS WEB」記事が伝えていた。   

 顔は深刻そうな様子を装い、腹の中ではきっと空っトボケた表情になっていたに違いない。

 記者が職員の個人のパソコンも調べるのかと質問。

 菅義偉「文部科学大臣の下で徹底した調査が行われており、委ねたい。『速やかに』と言っている。

 (国家戦略特区を担当する内閣府での調査については)山本大臣が答弁しているとおりだ」

 国家戦略特区担当相の山本幸三が6月9日の記者会見で「(内閣府の)担当者に聞いて、全くそういうこと(文書に記された発言内容)はない、ということを確認している」(asahi.com)と発言している。

 山本幸三が内閣府職員に聞いて事実関係がないことが確認されたから、内閣府は何も調査しないということになる。

 言ってみれば山本幸三は安倍犯罪容疑グループのメンバーの一人である。その一人である山本幸三が文書に名前が載っている同じメンバーの末端に位置する内閣府の職員に実際に尋ねたのだろうか。尋ねたとしても、文書に書いてあるとおりだと答えるだろうか。

 口裏を合わせるいう行為は実際に申し合わせなくても、一度口にしたら取り返しのつかない飛んでもないことが起こる、だから決して口にしてはいけないことだと強い警戒心を働かせなければならない事態に関しては関係者一同がそういったことが起きないように忖度し合ってお互いが沈黙を守ることになり、結果的に口裏を合わせるのと同じ結果が生じる場合がある。

 要するに安倍犯罪容疑グループのメンバーの一人である山本幸三がそのグループに所属する末端の内閣府の職員に事実関係を尋ねることは先ずないし、尋ねたとしても、喋るはずはないし、却って喋るのかどうかを試しているのかもしれないと受け取られるのがオチだろう。

 担当者に聞いたは架空(事実に基づかず、想像で作ること)である可能性が非常に高い。逆に“文書は存在しない”、“文書に書いてあることは事実ではない”と否定しなければならないとお互いが忖度し合って、口裏を合わせるのと同じ状況を生み出していると考えた方が自然である。

 安倍犯罪容疑グループのメンバーの一人である山本幸三が言っていることを言っているとおりの事実そのものだと同じ安倍犯罪容疑グループのメンバーの一人である菅義偉が見做す。

 警察がある殺人事件を複数犯の犯行だと見る。一人の男を容疑者として特定し、その容疑者の普段の友人である男に事情を聴取すると、その男は「奴は殺人などやっていなかったと言っていた」と言い、容疑者に「お前一人ではできない殺人だ、手伝ってくれた仲間がいたはずだ」と言って、その友人の名前を出して尋ねると、「俺の親しい友人は奴だけだが、俺も奴も殺しなんかできる人間ではない」と答えた場合、警察は二人の証言をどちらも頭から信じるだろうか。

 警察は男二人と何の利害関係もないから、信じないだろう。だが、山本幸三も菅義偉も文科省の松野博一も義家弘介も萩生田光一も安倍犯罪容疑グループのメンバーとして利害関係を同じくしている。誰が容疑事実を否定しても、残るメンバーは口を揃えてその否定を肯定することになる利害関係に縛られている。

 お互いが安倍犯罪容疑グループのメンバーとしてこのような利害関係にある以上、菅義偉が内閣府については調査しない、調査は文科省だけだとしたことは、いわば野党やマスコミが思っているような容疑事実は内閣府に関しては存在しない、冤罪だとしたことは、同じ利害関係にあるのだから、文科省の追加調査につていも容疑事実はなし、冤罪を答とすることに合わせた前以っての一体性の表明と見ることができる。

 文科省の追加調査が容疑事実なし、冤罪を答とすることことは文科相松野博一の追加調査を発表した5月19日の記者会見の発言の中に既に現れていた。

 記者「大臣は、これまで再調査をしないという意向に伴って、明らかな違法性が指摘されていない、また手続きの中に不適切な運営があった、公益性を損じる判断があったという具体的な指摘がないというふうにおっしゃっていました。今回、追加の調査を行うにあたっては、基本的に変わりはないでしょうか」

 松野博一「違法性が指摘されているという事実はございませんし、今回の国家戦略特区に於けるプロセスに問題があったとも考えておりません。文科省の行政が歪められたということもないと考えておりますし、今までの様々な委員会の議論の中に於いてもですね、具体的にこの国家戦略特区に関わるプロセスの中でここが問題があったとかですね、ここの判断が行政が歪められたんではないかと具体的な指摘は頂いていないというふうに認識をしております」(文科省

 記者会見では再調査の理由をそれを求める国民の声に置いていたが、その声とは再調査によって文書に書いてある事実関係の真偽の確認そのもので占められているはずだが、調査前に既に獣医学部新設決定に関して「違法性は指摘されていない」、「問題はなかった」、「文科省の行政が歪められたということもない」と、事実関係を犯罪の容疑事実なしで固めてしまっている。

 文科相松野博一のこのような姿勢と内閣府の職員が文書に書いてあるような発言の事実を無いとしていることを理由とした菅義偉の「内閣府については調査しない」としている姿勢は既に触れたように安倍犯罪容疑グループを構成するメンバー同士が利害関係を同じくしなければならないゆえの一体性の現れであって、菅義偉が6月12日の記者会見で表明したこの一体性によって文科省の文書追加調査は安倍晋三の犯罪容疑なし、冤罪だとする答となるだろうと改めて確信させる痕跡にしかならない。


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