森友学園瑞穂国記念小学校のカネと時間が掛かる産業廃棄物処理の方法を取った疑惑を改めて考えてみる

2017-03-02 11:39:04 | Weblog

 森友学園の瑞穂国記念小学校の元々は国有地であった建設敷地の5190平方メートルを対象に埋まっているゴミを1万9500トンと推計、近畿財務局の要請を受けて大阪航空局がその撤去・処理費用を8億1900万円と見積もり、その金額を不動産鑑定評価額9億3200万円から引いた約1億3400万で森友学園に売却された。

 最初の疑惑は1万9500トンものゴミが実際に存在していたのかであった。その疑惑の裏付けは国土交通省は地中10メートルまでの廃材等の埋設物を学園側が実際に撤去したかどうかを確認していないし、麻生太郎は2月23日の衆議院予算委員会で、「既に売却済みだから、実際に撤去されたかどうか契約上も確認を行う必要はないと考えている」と言い、工事関係者以外、誰も確認していないことが根拠となっていた。

 先ず撤去はどういう方法で行われたのだろうか。

 2017年3月1日の参議院予算委員会で民進党の藤末健三に対して国交省の石井一が、「私は廃棄物の専門家ではないのですが、一般廃棄物はいわゆ生活ゴミの類いなんですから、この土地は元々沼や池だった土地なんですね。それを埋め立てて宅地ができたんですが、恐らくそういった埋め立てたときに木材や廃プラスチックが入ったのであろう」とゴミの種類を述べている。

  要するに生活ゴミ等の一般廃棄物ではなく、木材や廃プラスチック等の産業廃棄物が混入していた。だから、撤去・処理費用が高額になるのは当然だということなのだろう。

 だが、依然として1万9500トンもの産業廃棄物が土中に混在していた証明にはならない。何しろ、撤去・処分を誰も確認していないのだから。

 当然、撤去・処理費用の8億1900万円という金額の妥当性の証明ともならない。

 この1万9500トンという数字はゴミの分量とされているが、掘削すれば、当然土が交じる。土プラスでは相当な量となるが、それとも土の分量まで含めた数字なのだろうか。

 上記参院予算委で石井一が撤去の方法を上の発言の少し後に間接的に述べている。

 先ず藤末健三が大阪航空局はゴミ撤去の経験・知見があって費用の試算をしたのか、そういった事案はあるのかと国有地を森友学園に売却した財務省の佐川理財局長を追及したが、佐川局長は満足な答弁ができなかったものだから、そこへ石井一が割って入った。

 文飾は当方。
 
 石井一「ゴミを処分する費用、産廃として処分する費用なんかはやっぱり外部にヒヤリングして用いたりしていますよ。ただゴミを掘り返しをして、それを運搬して処分するということですから、掘り返して運搬する、まさに公共工事そのものでございますから、土砂の運搬、後同じです。

 で、処分はこれは産廃として処分して廃棄するということでございますから、ゴミの処分、これまでの事例はあるかどうか分かりませんけども、中身としては公共工事の色んな、そのパーツパーツの組み合わせで、今回の見積もりはできるということでございます」

 外部へのヒヤリングやこれまで行ってきた公共工事のパーツパーツの組み合わせによって積算したのだから問題はないとしている。

 「ゴミを掘り返しをして、それを運搬して処分する」ということは、ショベルカーで土を地中の木材や廃プラスチックと一緒に掘削してダンプに積んで産廃処分場に運搬したということになる。

 要するに小学校の建設敷地内で土と産業廃棄物を分別して、分別後の土は埋め戻しに使い、分別された木材や廃プラスチック等の産業廃棄物のみを産廃処分場に運搬して処分するといったコスト軽減の方法を取らなかった。

 もし石井一が言っている「ゴミを掘り返しをして」が土とゴミの分別を言っているのだとしたら、あとの方で矛盾が出てくる。 

 工事業者が民進党の玉木雄一郎の聞き取りに対して掘り出した約2000立方メートルの汚染土のうち半分程度しか敷地外に搬出せず、残りは運動場予定地に埋め戻したと証言、玉木雄一郎は2月24日の衆院予算委員会で追及している。

 これに対して森友学園は仮置きしただけのことで、撤去・運搬するとホームページで明らかにし、2月27日からゴミと土の分別作業を開始した。

 分別・処理工事を1週間程度の予定としていたが、その工事がたちまち停滞することになった。

 理由はショベルカーが目詰まりを起こしたことと人手不足が原因で、期間内に終わらない可能性があると2017年2月28日付「毎日新聞」が伝えている。

 記事は、〈今後の作業について市が業者から聞き取ったところ、業者は「作業人数を増やすか、選別せずにごみが含まれた土砂全てを産業廃棄物として処理するか、学園と協議する」と説明した。また、業者は市に対し、ごみの処理方法が決まれば報告すると伝え、搬出する際に選別されているかどうかの確認に市職員の立ち会いを要請した。 〉と解説している。

 業者が「選別せずにごみが含まれた土砂全てを産業廃棄物として処理するか、学園と協議する」と言っている工事方法は撤去・処理費用を8億1900万円と見積もった、ショベルカーで土を地中の木材や廃プラスチックと一緒に掘削してダンプに積んで産廃処分場に運搬して処分する当初の工事方法であって、それを分別作業に切り替えたこと自体が明らかにチグハグで、矛盾そのものとなる。

 記事添付の工事現場の写真を見ても、ショベルカーの重機しか見えないから、どうして分別しているのだろうと疑問に思ったが、「ショベルカーの目詰まり」という文言を見て、篩(ふるい)状に穴を開けたショベルカーのバケットに土を入れて、バケットに振動を与えて土を下に篩い落とし、バケットに残った廃棄物をダンプに積んで産廃処理場に運ぶ処分方法である。

 どういった重機か、画像を添付しておいた。

 このような工事方法の方がコストを削減できるが、1万9500トンがゴミと土の混合物の分量だとしても、その重機を10台や20台揃えても、1万9500トンを処理するのは相当に時間が掛かるし、目詰まりでも起こしたら、なおさらに時間がかかることになるから、最初からその方法を用いていたとは思えない。

 工事期間を1週間程度と予定していながら、目詰まりを起こして工事の進捗を妨げることになったということも、最初からこの方法を用いていなかった証拠だろう。

 なぜなら、最初からこの工事方法を用いていたなら、目詰まりは何度も経験しているはずだからだ。

 もし石井一が言っている「ゴミを掘り返しをして」が土とゴミの分別を言っていて、ゴミだけを産廃処理場に運搬している意味だとしたら、約2000立方メートルの汚染土のうち半分程度しか敷地外に搬出していないとしている上に1週間もしな内に目詰まりを起こすくらいなら、最初からの掘削時に目詰まりを起こして工事の進捗に停滞を来たすことは度々あっただろう。

 しかも1週間程度の工事にも関わらず、「選別せずにごみが含まれた土砂全てを産業廃棄物として処理するか、学園と協議する」と早々にお手上げ状態を曝け出している。

 1万9500トンのゴミ処理の間に目詰まりは今回が初めですは誰も信用しないだろう。人手不足は理由にはならない。人手不足を計算に入れて工事期間を1週間程度と見積もったはずだからだ。

 もし篩バケットを備えた重機での選別方法を最初から用いていたとしたら、何日か前の森友学園絡みの当ブログに紹介したが、土と産業廃棄物の分別を一括処理する自走式のフィンガースクリーンを使っていたはずだ。敷地は作業ヤードを十分に確保できるだけの用地はあるはずだし、分別後の土は埋め戻しに使い、残った産業廃棄物だけを運搬・処理するだけのコストのみで、コストを押さえることができるばかりか、時間短縮にもなる。

 そうしていたなら、ゴミ混じりの土をグランドに仮置きする必要も生じない。

 自走式のフィンガースクリーンがどういった機械なのか、YouTubから動画を探し出して、添付しておいた。



 ところが、工事期間短縮とコスト削減に繋がる自走式のフィンガースクリーンを用いずに石井一が国会で答弁していた、8億1900万円と見積もった工事方法を最後の最後になって取らずに、一旦重機で掘削し、ダンプに積んで別の場所に仮置きするという余分の工程まで間に挟んでコストも時間も掛かる分別方法を用いることになった。

 それが少量の土で済む計算からなのか、あるいは多くの人間が注視ししているから、分別という方法を取って、ゴミの存在とウソもゴマカシもなくしっかりと工事をしていることの証明とする目的があってのことなのだろうか。

 いずれにしてもこのようなチグハグさ、矛盾に国の役人たちや地方の役人たちが関わり、安倍晋三と安倍昭恵が関係者として名を連ねている。一筋縄でいかないカラクリを否でも肌にヒシヒシと感じる。

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